貴方のいうことが、私にはわからない。
・・・のと同じように、
私のいうことが、貴方には伝わらない。

どんどん不満は溜まっていって、
この距離は縮まることを知らない。

ねぇ、貴方が私に ....
私の質の悪い悲しみを
ひとつかみ小鍋にぶちこんで
英雄気取りというスパイスひとふり
偽善者というスープを加え
一生懸命というだしを足して
永遠で煮ました

出来たものは
なんであれ極上 ....
苔むした
石段をのぼっていく
息遣いを見守る
樹陰を、切るのは
ひからびた花を背負うおもい出した耳

頭髪も
白く(みずからの足音を聞きながら、
 零れる光の中を冷えていく舌が
しず ....
そういふ老化的 毛づくろいの消耗するプレッシャーがあることは良いことだ。良いことかもしれない。
ああ、網状の裁定が事務的ハンコを無意味に押すのである。

家には輪ゴムがない。
輪ゴムが自己主張 ....
 人形と メールをし合う 人形と



 絵画と 踊り明かす 絵画と



 入ってる 入ってないと 気のはなし



 嘘世界 ま ....
翔びたい、と叫んでる人の背中には、綺麗な羽根が生えてました。

あまりにも綺麗過ぎて、動かせないのでしょう。

屋上から、その羽根を羽ばたかせずに、その人は墜ちました。

翔べたのでしょう ....
探し当てたいとかけらに
眠りにつくのか 知らずに眠りの
この手につかされていく
騙されているようなものを手にする

破片のような 手を
黒い、とも 言葉にさせられている
そんなものたちを ....
響きも忘却する一人の言葉、
吐いて回る路面の知らないテラスで
太陽を見る、ギターの向こうの
夢の角が犬をやってくる、
カフェの果てから連れて、
足に横を、灰色が僕からやってくると、
小さな ....
月は
クレーターの刺青から
見えない血をにじませている
朽ちた古代都市のようだ
とても静かだが
魂がざわめいているのか
存在を感じる
あるいは
夜の空に穿たれた眼球
うらがえる狂った ....
毎日は飽きもせず毎日

昼の間に体は
指先からほどけ
長い長い夜の間に
結び直される
それが延々と続く毎日

ほどかれるために
結び直される体

指先のように
昼の光には
 ....
 起き上がる前の
 暖かい布団の中で
 あなたに触れる

 限りなく
 やさしさに近い場所で
 あなたと
 生きている
 いま

 胸を焦がす情熱ではなく
 ほおを切るせつなさで ....
若い{ルビ娘=こ}は
いい
サッシが
早い

「守拙求真」
貧しくとも
自分の生き方を守り
真を求める。

男は男の役割を
果し
女は女の役割を
果すべきだ

男が妊娠? ....
きみがうなだれた
その角度に世界は動く
腕を伸ばせばそこに
光が見える

これでいいですか
きみがきみに戻って訊き
もっと高くとか遅くとか
わたしは何様なのだろう

四時間の稽古の ....
  秋の夜の
  電柱……
  たとえばそこに
  世界が着床する



  ありふれて
  ひとつに結ぶ
  街の残像
  心の残響



  季節はやがて
  ....
めちゃくちゃ文章を読むのがとてつもなくむなしい。
一文章の中にたくさんの句読点を見るのが悲しい、
その句読点がめちゃくちゃ愛おしい、
それは同情に似た感情かもしれない、
そんな感情はもういらな ....
遠浅の日々はいつの間にか息継ぎの仕方を忘れさせる。
駅まで、の最後の交差点に立つと
呼吸が止まるほどに夕焼けの匂いがした。

  *

「雲は、本当は流れていないのです ....
欲しいモノがあったわけでもなく
ただ切り取られた景色の中を歩いていた
森の夜は
蜜のように甘い月の光が滴り落ちるかと思うほどに澄んでいた
少し疲れていた
と言うよりも靜かな場所を探していた
 ....
地球の裏側の海岸から勧喜に沸く人々の声が聞こえる
真っ青な海と太陽の陽射し
美しい瞳のきらめき
少し離れた先では 小さな家々が並び
土肌の見える道を 子供たちが走り回る


朝を迎えた都 ....
部屋の隅に棚でもつくってみようと思い
ホームセンターに行って
平板と角材と釘を買ってきた
もちろん自分を棚上げするための棚だ

しかし、このずぼらな責任逃れをする男の
重いこと、自分自身の ....
 くぐもるようなにおいはそのまま
 3年ぶりの東京
 深い深い地下鉄の 駅へと深く
 
 あなたの後姿 必死で追いかけてた
 手を伸ばせば届きそうなのに
 邪魔をしたのは 買ったばかりのハ ....
電源が回す鉄板が回転する
右から左から右 左
ピストンが ガコンガ コンガ コン
と誤差の範囲で稼動している

積み上げられた工場の部品を
組み上げて工場が工場の部品を
組み上げて工場が ....
風が柔らかく吹いてくる
凍った心の中までも
この手の平を空にかざして
まぶしい太陽をさえぎる

過去の時間の愛しさに
ひたりたい気分を振り払って
きらきらの光に遊んでみる
今を生きる命 ....
生きていくのに精いっぱい
世の中にはおなかいっぱい

「それはくちにしてはいけないよ」

少々食傷ぎみ
胃もたれと吐き気

「それはくちにすべきものだよ」


おなかいっぱいの肥 ....
乾いた音の
重なりを
足裏に
感じながら
落葉を拾う
赤・緑・黄の階調に
一つ一つ
丹念にあけた
不揃いの
虫喰いの穴
どこへ行ったのか
もう分からない
虫たちの
秋の置き手 ....
季節は私に従属する

冬になれば言葉をわすれ
ぬくみをさがす動物になる
あなたが安全な場所で
ただろうそくを見守っている間に
私の四肢はもげ落ちて
まるく
にぶくなるんだろう

あ ....
指の隙間からさらさらと 掬った砂がこぼれるのを眺めては
自分の幸せもまた この両手から零れ落ちてゆくのだろうかと思う

いつしかあたしは 臆病を体中に纏わりつかせるようになって
君のやわらかい ....
秋の夜長を虫の音が彩り、

満ち足りるを知る月が中天に侍る。


私は金木犀の香りに包まれ、

その甘やかなまどろみの中で貴方の微笑みを想う。





これまで ....
最果て岬を前にして
悲劇のヒーロー気取りが一人。

この地の果てまで来たならば
《ムコウガワ》まで
行けるとでも思ったか…


{ルビ寒立馬=かんだちめ}たちは
お構いなし
三々五 ....
乳白色の制服がやぶれ去り
ひとつだけ取り残された違和感
ありふれた毎日を引き延ばしてやれば
いとも容易く包み込まれてしまう
そこまで小さく押し固めることが出来たのは
紛れもなく私自身だった
 ....
まだあたしがあの山の焼け跡を
無邪気に紅葉だと思ってた頃

空はもっと広かったし
星はもっと光っていたし

あたしはもっと可愛かった

まだあたしがあの桜には
いつかきっとさくら ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
色々間違ってる気がするよYuLia3*09/10/15 12:29
勇気のスープ朧月409/10/15 11:51
昇華こしごえ3*09/10/15 7:17
ひきもこる憂鬱がわたくしから伸び上がるななひと009/10/15 6:45
潜水 少年少女 溺れ。ヨルノテガム6*09/10/15 5:00
Jump。狠志109/10/15 2:31
手の僕、黒い番田 109/10/15 0:37
座ってから、カフェに009/10/15 0:36
【断片】月01ty209/10/15 0:29
毎日のようにキムラタツオ209/10/15 0:24
歌を捨てる日伊那 果309/10/15 0:21
フェアレディーペポパンプ5*09/10/15 0:00
役者209/10/14 23:52
夜と電柱草野春心109/10/14 23:46
句読点モチヅキゼロ109/10/14 23:36
空を呼ぶ南波 瑠以22*09/10/14 23:34
月の光は甘い蜜のように滴っていたHTNYSH...309/10/14 23:30
ニュースが届く109/10/14 23:30
パンタタ2*09/10/14 22:35
東京の月伊那 果309/10/14 22:02
工場は上下運動を続けているKETIPA5+*09/10/14 21:36
イキルヒカリ朧月209/10/14 20:52
満腹三上あず3*09/10/14 20:39
落葉フクスケ009/10/14 20:37
今夜はもう眠ろうアオゾラ誤爆709/10/14 20:30
一握ウデラコウ1*09/10/14 20:11
丹桂の咲く夜。aokage2*09/10/14 18:37
都志雄009/10/14 17:33
都合いいアレ中原 那由多509/10/14 16:51
まだあたしが、あるいはあなたが。ゆきちゃん。209/10/14 16:17

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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