棕梠の大木の許、
人人人 集い
歌に、聴き入る

午前三時、
天使が大地蹴る頃

その喉の震え
その声の旋律
その声の響き
意味 只 其処に
立ち現れ 在り

響き歌い歌 ....
雨のバス停で
前に並ぶ女子高生の
白い襟足に雨の滴が
滑り落ちてきて
私はそれをなんとしても
この舌で受け止めたいと思った
行きなり首筋を舐められた女子高生は
悲鳴を上げて泣きながら座り ....
基本、自称詩には
どんな言葉も使ってはならないのですが
なかでも世界とか宇宙とかは禁句です
そんな言葉に見合うだけの拡がりは
全くありませんし、とどのつまりは
私、思いつきのまま
それらし ....
陽射し、丘の頂を赤々と染め
優しく柔らかに降り注ぎ
雲たち、陽に照らされ
丘の上に漂っている

花々、紅潮した頬を光にかざし
霊の勝利を謳う七色の虹に合一し
地上を希求する光を護衛のよう ....
彼女の瞳は

彼女の宇宙と外の宇宙を隔てる境界線

この世界の凄惨な光景を前にした彼女は

潤んだ瞳を守るため

瞼をシャッターのように降ろしてしまう

すっかり閉ざされた宇宙の中 ....
半分に割ったシュークリームのように頭の中から脳が溶け出す

皿の上にこぼれたカスタードと血と共に流れていった自我

甘みと痛みも違いはなく同じプレートの上この地球を彩る

感情は起きた出来 ....
意識的に手掛ける 毛糸で編まれた 様相は
蟻の巣に砂糖を置く 我ら おもちゃの王様が

角張った琥珀だ
、中には何か古い虫が祀られている
と宣った。

明かり窓から涼しい色がほのかな
 ....
朝の
心の空虚を
降り続ける雨、
振り解いていく
断続的に冷やして
冷やして沈めていき

街道は霞がかり
車は通らない、日曜日
無数の傘、揺れる
葉桜に近付いた季節の推移
それで ....
計画が頭のどこからか
いなくなり
1秒1秒が、ここにくる
あの頃の団長さんが
びちょびちょに肩を組みたいらしく
ああ、あのちび、まだびちょびちょ願ってんだな、となった

今の1秒が、あの ....
 花の時期を過ぎれば気にも止めないでいた
 児童公園の隅にある
 赤茶けて錆びた鉄の 大きな藤棚

 敷かれた石畳に 風雨で変色したコンクリートの
 ベンチ三脚
 ちいさな葉が滴り落ちる  ....
田舎へ帰ろう
空気と水のおいしい
田舎へ帰ろう
空き家と休耕田のいっぱいある
田舎へ帰ろう
たくさんの動物と星に出会える
田舎へ帰ろう
贅沢をしなければ生活はできる
田舎へ帰ろう
ミ ....

不思議な空間へ出かける/*×−×−×、01,0,-0,0,1,0…///…、家や、近場の、遠い。
気になる温度の水溜まりへ、吹かれていく。
放送のように、生放送のように、電波に乗り継いでいく ....
銀の絃まなうらに響き
吐息に狂う去年の蝶
苦味に触れてくちびる腫らし
ささえ切れずにいのちを散らす

わたしの生は福寿草の見た夢
風にそばだてながら
太陽のパン屑を拾う
土が乾くころ燕 ....
響き鳴るか、
歌い成るか、
瞬間、瞬間
新たに新たに
生まれたての
生々しさに

夏に雨降り海を泳ぐ泳ぐ イルカのように

響き歌うか、
鳴り響くか、
瞬間、瞬間

知覚し即 ....
あのとき語った
絶対的恐怖とは、
ただ
文明の恩恵を受けられずに
薬が無かったら
なになにで死んでゆく

という
恐怖です。


望月をかけない生を謳歌した
藤原さ ....
濡れたお客さんの靴が
キュッキュッ、と音を立てている、あちこちで
たくさん売れ残っているコロッケ
棚の照明が消える瞬間を見た

わたしは
いくつ見逃して生きてきた?

死んだ蛙の匂いが ....
ピリピリした歯ブラシを
これでもかと、脇に挟んだ、狭い容器に手で触りきらない夜の掃除機に詰め込む
僕ら、プリントの端に懺悔の様な、なんでこんななんだろ?と潜在意識が思うような
言葉にならない老け ....
赤々と艶やかな大輪の花を
呪い殺すように歌い千切って
淡い光跡を残し貴女は沈む
深く澄んだ泉の底へ
こんこんと湧き出る清水、
あらゆる幻想を溺れさせ

なにが訪れたのだろうか
なにが到 ....
むかしはびじんでそれだけでみせもだいはんじょうしてこいびともよりどりみどりだったろじうらのすなっくのままさんみたいにさみしいにぎやかさ

ちょっと、小旅行。

むかしは美人で、
 ....
 人望細胞

我々のチームは謎の脳細胞である
α9N6についての研究結果を発表します

我々はある商社社員全員に
協力頂いて調査した結果
出世した人ほどα9N6を
多く持っていることが ....
雨のあと、僕らは廃園で見た
レインコートを着た怪人
手足が長くて、大きなシャベルを持っていた
まるで今しがた何かを埋めていたように
土に汚れたレインコートを


その色を その手触りを
 ....
 先週は半袖でいられたのに急に
 風の冷たくなって
 靴下も履いていない あの子は
 三ヶ月くらいだろう

 膝でリズム取る
 まだ若い男
 の揺かごに ぷらんぷらん
 あの子のあんよ ....
とするならば
この世に一切の偶然性はなく
すべて必然性で成り立っていることになる

幸福な生も不遇な生も
安寧な死も悲惨な死も
すべては神の意思で決められ
我等はただその摂理を受け入れ
 ....
○「春ボケ」
ほんとにボケると
ボケたことに気づかなくなるから
怖い!
独り言日付
指摘されるまで
まったく気づかなかった!
未来からの独り言になっていた
読んでいた方も怖かっただろう ....
あまりに多くの妄想が
僕に眠る暇を奪う
アイロニー 空想を
現実に重ねるせいで
銀行口座の預金額が減るんだ

空を
飛んでみたくて
炎を
放ってみたくて
氷漬けに
してみたくて
 ....
涙が流れないことに
自分が一番驚いていた
泣きたい気持ちが
確かにあるのに
消化不良を起こしているようで
不快な
とても不快な気持ちが
自分の胸の中で拡がり続け
爆発させたいほどの
 ....
あなたの瞳のなかの星たち 
風に吹かれ風に瞬き輝いて
毎晩わたしは眠りの底にて
貴女たちに逢い宿りに行く

其処には
無限のたゆたい
在り
風に吹かれて
うねりたゆたいやすらぐ
時 ....
声を触っているうちに
忽然とある日ひとだった
言葉は貧弱だけれど
壊れることのない強さと温かみがあった
恋をしていたのだと思う、生きるということに
固形の身体と
呼吸はいつしか覚え ....
軽やかに
紡ぐ
内から
沸き上がる
思考の糸を
生まれたての
子供のように
普遍の宇宙を
舞いながら
世界の響きに
身を委ねて

沈み込む虚脱は
苦痛の肉体と共
忍耐を背負 ....
確かに確かに統合失調症になったのは
不運としか言いようの無いことだったよ
それでもそれでも生きていかなければならない
だから信仰が必要なんだ
心中の大空に
青い閃光よ轟け
心中の夜空に
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
この声に ほら その声にひだかたけし3*23/3/26 21:46
首筋ペロンチョ花形新次023/3/26 20:52
自称詩で使ってはいけない言葉423/3/26 18:13
世界という光景ひだかたけし5*23/3/26 17:12
border123/3/26 15:29
決壊223/3/26 15:27
屈折光あらい023/3/26 12:36
雨の日曜日にひだかたけし323/3/26 11:42
幼児思考[group]moote223/3/26 10:52
風のいろリリー5*23/3/26 10:00
Uターンキャンペーンzenyam...1*23/3/26 7:51
IMNOTHERE由比良 倖1*23/3/26 0:54
春雨詩織ただのみきや3*23/3/25 22:25
夜想37〇瞬間ひだかたけし2*23/3/25 21:43
無尽蔵秋葉竹223/3/25 21:13
数えよう印あかり3*23/3/25 19:05
未来のわたくしに向けて[group]moote4*23/3/25 18:44
幻想の庭(改訂)ひだかたけし3*23/3/25 17:10
感謝の小旅行秋葉竹2+23/3/25 16:55
人望細胞イオン2*23/3/25 13:31
雨のあと、廃園で石瀬琳々6*23/3/25 12:41
あの子リリー3*23/3/25 12:04
神は骰子を振らない。HAL1*23/3/25 11:37
独り言3.25(土)zenyam...2*23/3/25 9:49
magic....sえこ223/3/25 6:20
今日は土曜日坂本瞳子1*23/3/24 23:04
あなた、貴女たちひだかたけし3*23/3/24 20:28
たもつ4*23/3/24 19:43
とうめいに すみわたる(改訂)ひだかたけし9*23/3/24 16:33
無情渡辺亘023/3/24 15:11

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