聞くも涙 語るも涙 
与一とお園の悲恋物語

京の西陣 春まだ浅し
春の宵闇 手を重ね
呼べど届かぬ 見初めし恋は
風に消えゆく 散る運命

命をかけた 涙の誓い
一夜の夢か 恋の花 ....
ふと気がつくと
明日になっている

あっという間に
夜が明ける

振り向くと
今日だった昨日はもう
消えかかっている

身体のずっと奥にある何かだけが
従順に時間の絶対性を受け入 ....
とことこと
歩いていた
振り返ると
泥濘の跡を
声に変換し
嬉しいなと
満足した顔
凍る水脈
音をほどく
崩れた喉に
真昼の鈴
風化の指を
軋み鳴る
虹彩の奥
気泡は揺れ
 ....
目が覚めたときの感覚
空虚が僕の胸を塞いでいる
腹の底にある悪い虫
乗っ取られて
理性を失う
力任せに振り回す
拳が当たった
その瞬間から
僕は血の気を失う
実際は信頼を失う
僕は ....
なんにもない
はんなりなにも
なんにももうない
このわたしのなか
なにかがうごめく
うごめきだして

なんでせう 

底から何か、
脊髄を這い上がり
脳髄の壁取っ払い
すいすい ....
あおい魚は秋の夜に
エデンの川でナイトスイマー
魔女と黒猫、天使、絵具、創造は
無限のアイデア
ハプニングと恋
人形と思いでは
アルバムのなか
あおい魚は
あの日、にげたっけっ
独りの足跡が響く
生と死どちらも苦しい
生き抜いて、生き抜いて
たどり着いて
落ち着いて、静かに息を繰り返す
鍵を静かにまわして部屋に
小さな机にはペンと日記
つめたい布団で、つめたく眠 ....
目を瞑れば何も無い、
記憶と現在が交差する現実には、
何にも無いかわり、何もかもがある。

生きるも死ぬもないから、
煙草を吸うのでしょう? 薬を飲むのでしょう?
生きるからではないでしょ ....
台所の窓のそと
蜘蛛の巣がかかっていた。
蝉の死骸がぶらさがっている
何日か観察してたら
蝉が半分くらいになって、
ポトリと下に落ちていた。
つぎの日、それもなくなっていた
たぶん猫に食 ....
決まりきった一日が繰り返されるように
決まりきった生が繰り返される
そうして生の脚韻を踏みながら
人は少しずつ あるべき真理へと近づいてゆく

(2024年12月)
○「医者過信」
医者も
すべてがわかって
治療しているわけでは
ないのだろう
従兄が
「先生先日の漢方薬とても効きました」と言ったら
先生が「そんなに効きましたか」と
不思議そうにして ....
言えなかったままの気持ちが
寂しくならないように
溜め息でリボンを掛けた

悔やんだり喚いたり
全然綺麗じゃないのに
どうして思い出は
心の中で生まれるの

酷かった言葉も
醜かっ ....
○「値上げラッシュ!」
貧乏人は死ね!とばかりに
値上げが続いている
この異常な値上がりは
どこに原因があるのだろうか?

○「それ詩なの?」
それ詩なの?
いや落書きです
それ詩な ....
交番の蓋を開けると
砂漠が広がっていた
砂漠には机が置いてあった
引き出しはすべて
取り外されていて
古い思い出は無く
新しい思い出も
もうしまえなかった
雨上がりの
虹がか ....
少しぬるくなった通りを
僕は 歩く
そこから旅に出かけるというわけでもなく

昔 歩いた ロンドンの 空
僕は春になったら自転車に乗る
意味は無かった


舗装された風景に光る
 ....
ラララ….ルルル…..

青いジャージ着て、なんになる? ラララ...
スポーツで怒りを発散する。 ルルル...
スポーツで怒りを発散して、なんになる? ラララ....
問題を対処的に解消す ....
そのとき聴こえた
忘れられそうもない歌声が
いまも僕のこころを波立たせて
夢を追う悲しみをこの身にまとわせるのだ
ときに狂おしいほどの
無力の罪にこのこころを焼かれそうになり
 ....
君に出逢う為に生まれてきた
この命君に捧げるよ
一生涯君の為に君だけの為に尽くしたい
きっと生まれ変わっても

温もりと君とのメモリー憶えてる
たとえ顔と名前が違っていても

そうでし ....
見えない人は
見えない代わりに
優しい声だけが聴こえるように
眠れない俺は
眠れない代わりに
悪夢を見ないで済むようになっている

午前二時
DIE WITH A SMILEを
ずっ ....
からすの目が
ばかにしていた

ぼくは。怯え歩いていた

やつは、俺の全てを見すかし


カアカアとないていた


あたまに、ふんがついていた
泣き
街が目覚める頃
電車に詰め込まれ
肩が触れ合う
一瞬の繋がり
それぞれが抱える
一日の憂鬱や希望
窓の外には
刻々と変わるビル群
プラットホームに
爆破したみたいに
飛び出す
そ ....
そうか、そうか
行くのか

空へ行くのかな

林檎をかじり
ゆめに乗るのか

春を連れて
月にまたがり

ゆっくり、ゆっくりと
たまに、よこになり

安心のくるまにのり
 ....
あなたにとってのひと刹那が
わたしにとっての100光年かもしれません
わたしの声がとどいていますか
あなたの風景の一小節として

夜はきらいです
たくさんのことを思いだすから
恥ずかしく ....
ころんだよ
ならんだよ
咲いたよ
春の花が

遠く ちかく
空き缶が
カラン
コロン

そこに二羽にわとり
カラス、鳩、
道の脇に公園、ママと赤ちゃん
さくら咲く
4月、ハ ....
心の記憶
愛のうまれる場所さがしさまようわたし

あなたと分かち合いたい
おなじシンパシーを感じ おなじ空気を吸う
だけどいつもガラスケースの中 
お互いすれ違うばかり

手をのばせば ....
国家は人のあつまりでできている
国のために何かするんじゃなくて
自分たちで国を動かさないといけないんだね

人の輪で地球を動かさそうよ
たてまえ・・・なんてもういらないよ
本音も言わなくて ....
ですから

そうしていただけなければ

明日?

いやそうじゃなくて

それでいいでしから別に

もういいです
今日も今日とて怠惰な日常を描く が、白一色に不安を覚えたためより刺激的な不安で塗り替える
手首に切れ目を入れ、心には縫い目を入れる
体を巡る血の濃い赤は、人間らしい人間であることを証明してはくれな ....
たいくつくつ

素直になってお話しすることは難しい
詩書き人は歩き続けながらも推敲して

まだ見ぬ詩はいつもあやふやで
眠っている心には届けられない

試してみて 気づいてみると
 ....
氷の上に家が建つ
張りつめた空気の中で薄く冷たい表皮に覆われた海の上
まっくらやみで何も見えぬのに
何故こんなにやり切れぬ想いで家を建てねばならぬのか
何時氷が溶け始めるか分からぬ辺境で割れる ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
京の西陣悲恋唄[group]板谷みきょう3*25/2/14 0:27
夜明け前花形新次425/2/13 21:10
とことこと中沢人鳥425/2/13 19:45
悪い虫5*25/2/13 19:14
詩想、浸る思考 ひだかたけし325/2/13 18:18
あおい魚あおいみつる225/2/13 17:52
125/2/13 17:40
眠りの前由比良 倖325/2/13 17:21
逆さまおまる3*25/2/13 12:30
岡部淳太郎225/2/13 10:22
独り言2.13bzenyam...1*25/2/13 9:17
永遠ミナト 螢325/2/13 8:00
独り言2.13zenyam...1*25/2/13 6:54
水底たもつ10*25/2/13 5:19
冬の思い出番田 325/2/13 1:14
ラララとルルル鏡文志3*25/2/12 21:34
ふと悲しみの星は流れる秋葉竹325/2/12 21:08
愛の軌跡栗栖真理亜225/2/12 20:41
午前二時の世界の終わり花形新次325/2/12 20:30
からす(笑)あおいみつる325/2/12 18:48
自分と一日8*25/2/12 18:32
安心のくるまあおいみつる325/2/12 17:00
プレアデスあまね10*25/2/12 16:39
詩、し~あおいみつる225/2/12 16:38
Romantica ~amore folle~栗栖真理亜125/2/12 15:14
ALL THE WORLD2*25/2/12 15:02
おまけのてんさい陽向(2躯-...325/2/12 11:55
夕景の絵メランコリッ...125/2/12 2:04
たいくつくつ/ゴルコンダ/お題はこうだたけみ様足立らどみ525/2/11 21:16
こおりのいえ栗栖真理亜225/2/11 19:42

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