砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
うねうねと前線がやってくる
天気が崩れて落ちてくる
日没とともに

砂場で砂あそびの子どもたち、そろそろお帰り
もう十分楽しかっただろう?
潮 ....
人は一人だと知ったのは
夕暮れの空き地に隠れたときだった
もう帰るもんかと思ったけれど
戻るしかない自分を恨んだときだった

なぜ子供は親を選べないの
なぜ生まれる場所を選べないの
親は ....
最初に君に私の愛を贈ったときは
君はまだたった1歳半でした

母が未熟なものだから
君と毎日二人きりで過ごすことに
幸せと苦しみを感じ

君を保育園に預けたあのとき

私は自分が君を ....
毎夜の如く聴こゆる喘ぎ声に
嫌気など差しません
寧ろ悦ばしきこと、恍惚

自慰に及ぶ所以などは
云う価値も御座いません
嗚呼悦ばしきこと、恍惚


此の容に々か白濁を


 ....
何れはクラドと化す
それでも青少年は笑う、笑う、笑う

今こそが美しき生

いずれにせよ美しき生
笑う、笑う、笑う
この聖水に身を沈め
貴方の元へ向かふ

浸り浸り
滲み出す体液を
貴方に捧ぐ

どうか飲み干して

私は灰と化す
わたくしの脳みそにぺたぺたぺたぺた増殖していくものたちは、伸びる鼻を持っているので、わたくしの脳みその中でその長い鼻を自由に絡めているのですよ。

わたくしの脳みそがそうしてどんどん絡まるのです。 ....
飲み込んだクスリが

とってもあっつい

頭痛がする

メトロノームのリズムで

ずっきっん
ずっきっん

仕事にいかなくちゃ

いきたくないなぁ

ずるずると緩んだ体を ....
あまりにもどこも真っ白な
いちめんの雪
道のない道をあなたとふたりで歩いた
あめゆじゅとてちてけんじゃ…
あなたは呪文のようにつぶやきながら
私がすくった雪のかたまりを口に入れた
もしもミ ....
マイクは入りっぱなし。他に誰もいなかった。
発車のベルのかわりに、ホームに、乗客たちの耳元に
駅員の下手くそな口笛が響き渡る。
眠ったふり。携帯電話をいじくるか、
外でタバコを吸う者もいる。( ....
    .
雨が上がって雲になり
空が下がって池になる
森の侵入 まわるく埋め残されたかがみ
濡れた獣は不便だ 毛が固まって寒くなる
飛ばない鳥 窓から眺める雨脚のあわ
    .
縺れ ....
ヒキコモリ
だからです

大気の中に遠く響く
かすかなたいこの音

よりも
何層にも重なり
ふい と入ってくる声の響きが
鮮やかで。

耳を澄ませてしまうのです

想うと
 ....
不眠症のユウコは今夜も眠剤でトリップ中 
潔癖症のさなえは皮が剥けるほど手を洗い続けてる
マユミは食べることを抑えられなくて
愛を1万円分の食料に換えてみたが
埋まらない淋しさと後悔で ....
私達はいつだって独りで。

けれどどんな時でも、一人で在った事なんて一度もなくて。




気が付けば隣に、前に、

時には後ろに、誰かが立っていて。



 ....
宇宙からひとりごとが消えてゆく

ひとがじぶんと話をしなくなってゆく

じぶんとは外部の統括者なのだろうか

こころの統括者なのだろうか

宇宙からひとりごとが消えてゆく


そ ....
  一

筆を持つ腕の無い僕は
口で絵筆をくわえ
カンバスに向かって
朱色を引いた

引いた朱色赤は次第に濃くなり
カンバスの中央で丸くなった
カンバスの下には申し訳 ....
嫌いなものの多くは
好きだったから嫌いになったものだった
好きにならなければ嫌いになることもなかった
好きなものの多くも
初めは嫌いなものだった
初めは嫌いだと感じたものでも
どこかに好き ....
今年最後の海を
あなたと見られたらよかったのに
秋が死んでいく
波音にはさまれて一秒ごとに

振り返るばかりの悲しい日々を
忘れるのに何年もかかるだろう
人と人が出会いそして別れるという ....
目の前のシルバーシート
半分だけ腰掛けて
杖をつき
キラキラのマフラー
この行き先について案じているから
パックリしたポケット
手を伸ばせば簡単に抜き取れそうな財布を抜き取る
そんな想像 ....
二人の思い出が
ぼやけていく

握った手が
離れた速度で

君からの手紙は
まだ引き出しの中

揺れる日溜まり
あの日の歌を口ずさむ

望んでも戻らない
手紙を読み直すことは ....
子供等が
影踏み遊びに興じている
こんな遊び
いまでもするのだというかすかな驚き
無心に ときに真剣になって
人間をではなくて
影を踏む
という行為
(大人は心の中にまでも踏み込んでく ....
気が付くと音が止んでいた
いつもより時間が経つのが
早い気がする
雨はもう上がっていて
日はまだ差さないけれど
射し込む予感はあった
燃やされる堆積物に
湿った身体をそっと寄せる
釣り ....
空に憂いをうたい
こんな風にこんな風に
雨に涙を想い
そんなことでそんなことで
歩けないような息ができないような
か細いことが美しいとおもってしまふ

君と僕らはどこが違うか

海の ....
きみは気まぐれ
あれは雨だれ
彼は、(かはたれ)
どれも春の終わり

(一人でおいでね)

きみも月
そこに針
きみの秋
ぼくも鯉

グレコの空
稲光り 
水流る 
―押 ....
この国という名の
この国としての二十四時の
人の溢れかえる ホームは
俺の街ではない この場所は
ほかにある 場所は
ここではない 場所は
この俺のどこかに ある
目をさまし、またUターンする枕元まで

人が居ない時間帯、ベランダから見える薄青の寒さがいい

体の一部と自分とが、2秒くらい離れてきた

記憶荷物積みあがった出鱈目な歴史の部屋。鉛筆、使 ....
あぁ
こんな所にも汚れが

なんて微笑みながら君は僕の掌を一生懸命に拭いている

僕が他の女の子を抱いた日大抵君はこういう風になるね

僕はそんな君をボンヤリと眺めて
まだ大 ....
高層ビルの屋上で
見渡す限りビルの腹
それはまさにビル野原
野原ビルは25歳
母=日本人、父=生コン
出会いはタンクローリーで
会ったその場で基礎工事
生コン新婚成田離婚
シングルマザ ....
{引用=今日は今日を生きて
生きていることに少し感謝しました
少ししか感謝できなかったのは残念ですが
明日は明日を生きて
今日よりも少しだけ多くの感謝をします

ほんの少しだけか ....
君が雨の向こう側へといってしまう
私の指は君の枷とは成り得なかった

どこにも行けない手紙を持ったまま
消えない空を追い求めていた君の
首筋の匂いがいつまでも離れないでいるの

不思 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
視砂の岸辺小池房枝409/11/13 21:34
家族朧月809/11/13 21:27
君へ桜 歩美1*09/11/13 21:19
慾惚氣やぶさめ109/11/13 21:05
青少年行進曲009/11/13 21:04
沈水の義に置いて肺、溶かす009/11/13 21:03
のうみそがにょうみそしている。ななひと109/11/13 20:58
偏頭痛で上手にかんがえられない雨流れ。0*09/11/13 20:21
スノーホワイトyo-yo2*09/11/13 19:53
切離し作業と、重みプテラノドン009/11/13 19:29
月山・周海沼Giton1*09/11/13 19:21
こんなに しん としているのはゆびのおと209/11/13 18:22
彼女たちの生き方涙(ルイ)209/11/13 17:27
ぬくもりを手に。aokage9*09/11/13 16:07
宇宙からひとりごとが吉岡ペペロ409/11/13 15:55
赤い月  (全)……とある蛙6*09/11/13 15:12
好き嫌い新守山ダダマ209/11/13 14:36
さざなみと戦慄瀬崎 虎彦409/11/13 14:30
バスガス爆発七味とうがら...5*09/11/13 14:15
喪失ミツバチ5*09/11/13 13:16
影踏みKazu.1*09/11/13 13:01
Silencewithin7*09/11/13 12:40
彼方の君朧月309/11/13 10:08
月光都志雄309/11/13 9:00
彼方番田 009/11/13 8:38
フィクション猫のひたい撫...109/11/13 4:47
汚れ209/11/13 1:43
ビル木屋 亞万009/11/13 1:12
ささやくように歌っていますタマムシ8*09/11/13 0:45
終わる世界へ旅立つ君にジャイコ5*09/11/13 0:39

Home 戻る 最新へ 次へ
3580 3581 3582 3583 3584 3585 3586 3587 3588 3589 3590 3591 3592 3593 3594 3595 3596 3597 3598 3599 3600 3601 3602 3603 3604 3605 3606 3607 3608 3609 3610 3611 3612 3613 3614 3615 3616 3617 3618 3619 3620 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
9.63sec.