私たちは結構、頻繁に死ぬ


制服という名の戦闘服を着て

学校という名の無機質な箱の中で

学校という名のやわらかな戦場の中で

みんなお揃いの表情を貼り付けて


私たちは ....
意外と骨ばった肩に触れたとき、

全身の細胞が心臓にあつまって
核の中が真っ赤に染まった



今までだって
素敵な人は沢山いたけど、
後ろ姿がきれいなあなたは特別みたい

だっ ....
今迄痛いと思った事が

痛くなくなる寂しさに

掻き毟る様な哀しさを

僕は感じているのです
黒い服が

白い棺に近づいて

また会いましょう

約束交わす

今を終えたその顔に

ぽたりと雫は落ちました

口を歪めるその顔は

ほんのり笑っておりました
ファッション雑誌広げて

棒つきのキャンディー舐める

あたしのとこに来てよ

許せない嘘はこれ以上つきません

周りをぐるりと見渡したところで

騒がしいイベントが矢継ぎ早

 ....
誤差を狙って
群がる人達からは生の匂いがしない

相反するように
背を向けた人を指差しても
何が言いたいのか判らない

重苦しいことを
自慢げに喋る人達は
足下の影の伸びる方向にも
 ....
やさしく育った飴玉は
きみの笑顔に似てました
薄ぼんやりのはっかの味に
はらりはらりと花が舞う

いつも支えてくれたその先に
きみの言葉がありました
これでわたしは生きていける
そんな ....
あいという
あめだまをなめました
なんだかくすぐったくて
とけていくのは
じぶんのほうじゃないかって
ふあんになったので
はきだしました

すこし
こわかった



いぬは
 ....
狂喜!

嗚呼!
何もかもが空虚でしかない

吸い込んで
飲み下してやろうか

嗚呼、阿、
あああああ!

可笑しくて仕方がないよ
貴公の死に顔は

私が美しく ....
「赤い無花果は如何ですか」
「さあ!喰らいなさい、さあ!」

非現実でしかない其れを
どうやって愛せと謂うのですか


悲しいだけの贅語を紡ぐのはやめて


- - - - - ....
此の中には

白濁と黒渦しか

ございませむ



今直ぐにでも

此の首 もとを

掻き切つて

鮮血を 貴方に捧げたひのに

わたくしの目下には

哀しひ旋 ....
いつもいつも 
一から始まるように感じる朝は
夕べのやり残しの食器洗いよりも
途中になった本棚の整理よりも

まず

この窓を開け放つところから
始めなければならない気にさせる

 ....
田舎者なんです
心も
身体も
だからいつでも
思い出します
寂しいときでも
どんなときでも
まるで
お風呂の
薪の
泡の
山の向こうに沈む夕日の
雑木林の
とげとげの
それ ....
もんしろ蝶が舞っていた。

寒いだろうにね。

君は四つ葉のクローバーと同じくらい貴重だ。

花の蜜を吸いたくても今花なんてあんまり咲いてない。

どうやって生きていくの?

君は ....
九時三十二分

全二十組がショットガンスタートする

夜来からの豪雨もものともせず

ゴルフコンペは決行された

雨のなかのゴルフは暑くないという点ではいい

電解質の補給を考えな ....
救済の船がやってくる

金色の雲をかきわけて
街並みも石畳も全て黄色に変えて
建物も水も全て眩しく光りながら 黄色になって
僕の街にも救済の船がやってくる

月の無い夜を瞳一杯に潤ませて ....
{引用=2009年11月11,12日、地球以外の星に住む高度な生物が出す信号をキャッチする「地球外生命体探査」が、全国の天文台や観測所などで一斉に行われた。}
     .
ぼくらに見える宇宙は過 ....
メサに入り込んだまま
針葉樹林は交戦を始めた
戦争が始まったんだ

臆病もんは隠れてろ!
大事なのはてめーだけだろ?
歩兵のウーズ・ウーズ・ドグが叫んだ

手榴弾の爆発はいったい何 ....
試行錯誤の裏の裏

銀色の鎧はマニュアル運転

カリスマもでるは変形顔面

理由の価値は1億よりは軽い

信頼を叩き潰すのは

蟻の行列

心の奥より沸き上がるのは ....
一歩ってなかなか踏み出せない
だからこそ重大
わたしの人格すら変えるかも

いつかは踏み出したい
大人への一歩
いつまでも子供じゃいられない
ホームセンターの背後には

深い森が広がっている



広大なパーキングの隅にある

灯油販売所に蛍光灯が点る

私は

200km向こうの実家を思い出す
何も無いのなら
僕自身 ここにいるのだと

そして流されていく そして
何かですらも なくなって そうして 

ここにいるのだと 僕自身
何かですら なかった
猛犬が走る
犬 息だ

純白なる霧、

行く 猛犬よ
その 吐血だ
妻が ショートステイで病院に行って三日目
風呂上がりにひとり ビールをのみながら
幼なじみの山に沈もうとしている夕陽を
パンジーやビオラやパキラやテーブルヤシたちと一緒に眺めている


窓 ....
{引用=わたしは小さな虫だから
近づいてくる冬が怖いとおもうのは
あたりまえだなんておもわないでほしい

もうだいぶ寒い
(すーっと すーっと ねむく なる)
からだから力が抜けて

 ....
暗い森が

はるか高みにある光に向かって

触手を伸ばしていた

不可解だ

生命とはなんだろう

雲は渦を巻き

その向こうで太陽は

自らを燃やし尽くしながら

圧 ....
しぐれ、みぞれ、あられ
れれれのれ

おでんの夜には座敷わらしが
ひとりかふたり
遊びにきてる

幸子さんから辛子をもらって
はふはふ鍋をつついてる

食べ終わったらおうちにお帰り ....
紺のスーツを着慣れたら

悲しみの涙を見る事が

平気になったらしい。

立ち上る煙を見上げて

白い欠片を手にしたら

睫毛の長い両目から

涙が零れ落ちた。
この声が風に乗ったなら、

この想いが海を渡ったなら、

無駄に独りで過ぎる今日も、

きっと救いで溢れましょう


この躯が雲に写せたら、

その雲がままで運ばれるなら、

 ....
半透明な一日の中の朝が溢した
色のついたある一点を探しにいく

近況、そんな穏やかな毎日です


晴れた日の傘のように
言葉たちは眠っています
だから私はペンを置いて
モールス信号の ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
戦士の憂鬱空都3*09/11/12 18:22
染色体の中で5*09/11/12 18:14
喪失雨流れ。1*09/11/12 17:43
喪に服す2*09/11/12 17:41
a dummymarica...1*09/11/12 15:40
生の匂いMélodi...009/11/12 14:55
きみがいてくれること山桜209/11/12 14:19
あめだま小原あき13*09/11/12 14:06
愚者の足掻きやぶさめ209/11/12 13:59
嬰児ホロコォスト009/11/12 13:58
少女傀儡109/11/12 13:57
一から始まる朝朧月509/11/12 11:13
田舎者ふくだわらま...109/11/12 10:48
こんな季節にアサギ009/11/12 8:38
雨のなかのゴルフ吉岡ペペロ209/11/12 7:19
救済の船三森 攣309/11/12 4:36
宇宙生命体探査(SETI)Giton1+*09/11/12 2:21
カーピー フライデイ竜門勇気2*09/11/12 2:13
有効期限ギリギリの天国行きチケットこめ1109/11/12 1:20
躊躇cass209/11/12 1:02
灯油販売所ty0+09/11/12 1:01
空気でも、ないとして番田 209/11/12 0:53
霧の年月009/11/12 0:52
夕陽の妖精草野大悟2*09/11/12 0:48
冬眠タマムシ4*09/11/12 0:38
ロードムービー01ty009/11/12 0:32
おでんの夜には座敷わらしが海里209/11/11 23:57
骨壺梓ゆい109/11/11 23:56
幸福ローテーション邦秋1*09/11/11 23:20
水槽の中の日々瑠王9*09/11/11 22:55

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