メサに入り込んだまま
針葉樹林は交戦を始めた
戦争が始まったんだ
臆病もんは隠れてろ!
大事なのはてめーだけだろ?
歩兵のウーズ・ウーズ・ドグが叫んだ
手榴弾の爆発はいったい何 ....
試行錯誤の裏の裏
銀色の鎧はマニュアル運転
カリスマもでるは変形顔面
理由の価値は1億よりは軽い
信頼を叩き潰すのは
蟻の行列
心の奥より沸き上がるのは ....
一歩ってなかなか踏み出せない
だからこそ重大
わたしの人格すら変えるかも
いつかは踏み出したい
大人への一歩
いつまでも子供じゃいられない
ホームセンターの背後には
深い森が広がっている
夜
広大なパーキングの隅にある
灯油販売所に蛍光灯が点る
私は
200km向こうの実家を思い出す
何も無いのなら
僕自身 ここにいるのだと
そして流されていく そして
何かですらも なくなって そうして
ここにいるのだと 僕自身
何かですら なかった
猛犬が走る
犬 息だ
純白なる霧、
行く 猛犬よ
その 吐血だ
妻が ショートステイで病院に行って三日目
風呂上がりにひとり ビールをのみながら
幼なじみの山に沈もうとしている夕陽を
パンジーやビオラやパキラやテーブルヤシたちと一緒に眺めている
窓 ....
{引用=わたしは小さな虫だから
近づいてくる冬が怖いとおもうのは
あたりまえだなんておもわないでほしい
もうだいぶ寒い
(すーっと すーっと ねむく なる)
からだから力が抜けて
....
暗い森が
はるか高みにある光に向かって
触手を伸ばしていた
不可解だ
生命とはなんだろう
雲は渦を巻き
その向こうで太陽は
自らを燃やし尽くしながら
圧 ....
しぐれ、みぞれ、あられ
れれれのれ
おでんの夜には座敷わらしが
ひとりかふたり
遊びにきてる
幸子さんから辛子をもらって
はふはふ鍋をつついてる
食べ終わったらおうちにお帰り ....
紺のスーツを着慣れたら
悲しみの涙を見る事が
平気になったらしい。
立ち上る煙を見上げて
白い欠片を手にしたら
睫毛の長い両目から
涙が零れ落ちた。
この声が風に乗ったなら、
この想いが海を渡ったなら、
無駄に独りで過ぎる今日も、
きっと救いで溢れましょう
この躯が雲に写せたら、
その雲がままで運ばれるなら、
....
半透明な一日の中の朝が溢した
色のついたある一点を探しにいく
近況、そんな穏やかな毎日です
晴れた日の傘のように
言葉たちは眠っています
だから私はペンを置いて
モールス信号の ....
尻が拭けない
拭きづらい
ビヤ樽腹と
古タイヤのように
硬くなった筋肉
後ろに回した手が届かない
前から差し込む手が届かない
最重要ポイントに届かない
恨めしい
ああ恨めしい ....
その町には 薔薇の舞う季節がある。
薔薇の花が 花びらではなく 花個体そのものが
ほたほたと降って来るのだ。
その季節には一面が薔薇の花で埋まり
昔ながらの洋服店も 学校も ガソリ ....
キャベツ畑に雨がざわめく夜更けにひたひたと
歩める老いた木こりのひび割れた手のひらを染める
煙草のヤニは深く沈殿し
猫目石のように闇の中のわずかな光を集める
暖炉にかかったスープ鍋 ....
美しい心だけ
見ていたいよ
あなたの前では
素直でいたいよ
天使と悪魔が宿る
この身は不安定
月明かりが床に溜まる
暗い部屋の片隅で
愛が欲しいと泣いた夜
こんな時もあるんです
弱 ....
わずか一小節程の残像を残して
君は飛び立ってしまった
それは砂粒のように粉々に散らばり
私の生きる所々にふと
瞬間を運んでくる
まるで他愛もない他人との会話の中に
あてずっぽうに出 ....
『生きてる?』
昔ちょこっとメル友やってた友達?から
メールが来て、文面がこんなんだった。
その子からのメールのタイトルは当時
メッセージフロムスカイメールとかだったので
相当前のことだ ....
第一夜
手の平に十匹乗るくらいの小型犬がちょうど手の平一杯分居て、駐車場に止めてある私の赤い自転車のハンドルにぶらさがっているスーパーの袋の中で溺れて死んだ。その日は大雨で、暑かった。残暑のむさ ....
二百円分の
ガソリン入れて
バイクは過去走る
『 白 黒 』
昨日歩いた陽気な商店街は一ヶ月も前から閉店している、今日。
公園と庭園(公園と庭園を)繋 ....
、歩いた後に並木道に移り、私はすんなり葉
に包まれた両腕を掻き分けると血管がある。
足元で視線は蹲ると、浸透して赤く土を染め
た頃に複雑な模様を垣間見る。なだらかな人
差し指を引き攣る ....
夢は幻想です現実を見ましょう
西京アマーンパークではリアリティがすべてです
当園にはメインキャラクターとして大型ドブネズミのつがいがいます
彼らの住処である排水溝も設置してありますので
美 ....
すっかり寒くなってきましたね
こんな季節はホットココアが美味しいです
どんなに気をつけていても
きっと、
これからも、
かなしい思いは
すると思います。
それに
いつかは ....
宙から糸を引くように
いくつもの魂が
みちびかれてゆき
草むらのコオロギもまた
静かに時を止めた
ゆっくりと過ぎてゆく僕の時間も
に包まれて
黄金の金糸に引かれてゆく
冷え ....
気分がやけに良くて
胸のつかえが取れた心地だ
手足は冷たくともとても穏やかで
失った人のことももう全てどうでもいい
届かない彼のことは忘れよう
手を伸ばしてもかわされて冷たい雨
遠い目をし ....
あなたに優しくできない私が
あなたの子供なんです
後姿老いましたね おかあさん
何度も思い直す行く道で
せめて逆らわない
怒らない おさえて おさえて と
窓の景色が流れるのを
....
家に静けさが降っているとき
五人の家族の顔は
お互いそっぽを向いている気がする
わたしはひとりで居間にいて
天気が悪いからって
掃除機をかけようかどうか迷っている
母は体調が悪 ....
また 低気圧がやってきた
気分が乗らない
何もする気がなく
だらだらと眠る
ジャージャーと
水の音
またあいつ 手を洗っている
もう30分以上も
イラつく
なんで
....
舞う花びらはどこへいく
いつかはこの地に落ちるのに
しっかと根付いた木から離れ
ひとひら ひとひら
散ってゆく
たとえふうわり飛べたとて
風のきまぐれにまどわされ
たとえひらひら飛 ....
3552 3553 3554 3555 3556 3557 3558 3559 3560 3561 3562 3563 3564 3565 3566 3567 3568 3569 3570 3571 3572 3573 3574 3575 3576 3577 3578 3579 3580 3581 3582 3583 3584 3585 3586 3587 3588 3589 3590 3591 3592
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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