何故だろうって いつも考えていた
怖いのかな いい夢 見たいのにな
だらしなく伸びた爪が気になって
明日を断ち切るように
僕は僕を断ち切れずに
静けさが胸を支配して
作り上 ....
ちいさな
足跡が
ひとつ、
ふたつ、
みっつ、
よっつ、
いつつ、
むっつ、
ななつ、
やっつ、
ここのつ、
続くつづく
....
心に というより
胸の辺りでいわれのない
嫌な空気を感じたら
それはきっと
取り越し苦労じゃ済まされなくて
見なければいいものを
そうだね
そんな自分も嫌にな ....
展翅板の上で傾き涙する
輪郭を曖昧にして夜が散る
群像はインフラストラクチャーという
都市の臓物をめぐり来てめぐり行く
雨が降る頃には清冽な印象で
舶来のオルゴヲルが英雄を奏で
苦味の ....
誰かを好きになることで
その人を幸せにできると思っていた
そんな過ちを振りかざし
頬を赤く汚してきた
殺さなければいけないものは
純粋紛いの青春か
人のせいにしておけば
きっ ....
Time passes and passes and passes and passes and passes and passes.
Should I fix you a cup of coffe ....
成層圏 私風景
{引用=
そらのひろがりが 【 騒音のやまない
手にあまるこんな日は、 プラタナスの並木
苦しいのがわかっていながら ....
暗いとしか言いようの無いことを
考えてぐるぐる
なんで だとか
どうして だとか
特に自分で自分のいわゆる
だめ な 部分を
えんえんと つつく遊びに没頭する
そしていきなり
....
石
石の
私を
知っている
この道中を 転がるねむりにつくまで
一瞬の銀河を
青いトンボ玉の影は透けて
石と添い寝をする。こんにちは、
樹木の芽の
吹き出る
空気が澄み
口を ....
舌に 歯に
左目の下に 右胸に
一本の糸が離れずに居り
時々隠れ 時々そよぐ
蝶のかたちの毒が来て
糸の行方を告げてゆく
うたのように終わりはじまり
忘れた言 ....
うつむきかげんに
歩いた
切れ長の目の女の
くびれを考えながら
かつてここに
めくらの女と男が住んだ
アパートがあったと
町の豆腐売りが
教えてくれた
そうだ
どんなところにも
....
秋がささくれて冬になる
きっと もう
と、つぶやいているときでさえ
確実に近づいてくるものと そして
確かに遠ざかってゆくものとの あいだで
音もなく消えてゆく そのときのわたしをどうか ....
出会って
眼と眼が合ったり
話し合ってみたり
そっぽを向いたり
いがみ合ったり
思い焦れたり
躊躇ってみたり
愛し合ったり
すれ違ったり
そうして
いつかは別れる
飲み始めて ....
夜中にネットを追いかけているような僕としては
やはり何かにすがりたくなるもので
この現実世界は本物だろうか
イデアを投影した単なる影ではないか
などの疑問が沸々とし
よしイデア界の王になって ....
ひとつふたつ 手鞠唄
縁側に咲く 寒椿
すべてはあの六花の如く
儚く消える運命だと
俯き顔の君が言った
膝の上には銀色の猫
尾を高くあげ、するりと寄り添う
混沌の中にいる ....
近頃ふいに怖くなるんだ
きみの中身がいつのまにか入れ替わっていて
僕はそれに全く気付かずに
きみだと思い込んで毎日過ごしていたら
それはきみの気持ちがもし変わっていたら
と、いうことでは ....
幸せの音がする。
私ってこんなにポジティブだったっけ?
何を見ても素晴らしく愛おしい。
そして愛してるが故の哀しさと、寂しさもあって。
私の ....
こころの成り立ちがわからない
こころは支配できるものではない
こころは何処へかむかっている
消えてしまうこころなんてあるのか
永遠のまねをして太陽は
ぼくらと同じ有限 ....
ジャズの名曲
サムデイ マイ プリンス ウィル カム
タイトルとメロディだけ、歌詞は知らない
サムデイが
信じてるほうのサムデイなのか
信じてないほうのサムデイなのか
読者たち
....
いつか 消えてしまうのなら
どうして 私はうまれてきたのか
どうして 私たちはうまれてきたのか
どうにも 理解ができなくて
なんだか ずっと昔からそんなこと考えてて
なんだか 最近はそんな ....
昨晩
マンションの六畳で
四人のヘビースモーカーが
一晩中スパスパ
最近流行らない
喫煙を
誰に遠慮することもせず
やりながら
暑苦しくも
革命について
語りあ ....
雨が空からの使者ならば
私は何を伝えられよう
木々のこずえに
しなだれかかる茂った葉に
この窓に流るる雨水にも
知りたい便りがあらんことを
少し望みてじっと見つめて
このカラダ全 ....
からふるな君が
今日も「」のあたまの中を巡回中
あの日から何年経ったとおもってるの
魔法なんかじゃないよ
君はそっけない顔をして言う
そのきれいな指先で操られて
形を変えていくものを茫然として見つめ
そんなしなやかな指裁きはできないと
溜め息を吐く
魔法の呪文は ....
その両手に零れている
内臓の薫りは
私の生まれた日に死んでしまった
柔らかいこころだった
水滴が肌を湿らせるように
じんわりと温もりが呼吸する
世界になったんだ、私
色彩が視界を埋め ....
忘れたフリが上手くなったでしょ?
付かず離れずが好きなフリして
本当は近付いた後の別れが恐かったりするし
曖昧な態度はお手の物だけど
時にはハッキリ心のうちを吐き出したいよ
....
最近の子供は
夜更かしが多くて
ワシの仕事は
日の出前の早朝に
なってしまったよ
そんなんだから
新聞配達の兄ちゃんと
バッタリ出くわしてさ
お互いリアクションに
一瞬戸惑ったさ
....
何も もう思考する
ことのない 僕が
僕の中のどこまでもそうさせられていく
思考を ひとり 手にしている
言葉の物語を紡ぎ出そうとしては
失敗している そうしてまた
出そうとす ....
何じろじろ見てやがるんだい。
ねえちゃん俺の顔知ってるかい。
逃げなくてもいいじゃねぇか。
ここであったのも何かの縁だから
少し、爺の愚痴聞いてくれよ。
すこし臭いか?
ジャっ 少し離れて ....
森林が燃えている
紅葉ではない
揺らめく赤い糸の群れが
木々の頭上を埋め尽くす
繰り返すこれは紅葉ではない
避難できるはずの動物さえ
押し寄せる火の糸に搦めとられ
黒い煙を胸の中に押し込 ....
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