お母さんと僕との間で
両手を広げて
アッキーは歩いている
飛び出してしまいそうな
力を漲らせたまま
手を振りきって
走り出したアッキーが
砂利に足を取られて転んだとき
僕は「だいじょう ....
静かに息を整え
肩の力を抜いて
見るヒマも無かった景色に瞳(メ)を留め
足を止めていれば
もう思い出の中の一コマにすぎないと思っていた
そんな季節のように
手す ....
今すれ違った人
こんにゃくじゃなかった?
休日の散歩道は
いつもそんな母の
一言ではじまる
そう、今の人はこんにゃく
僕と母さんみたいにね
安心した母が
少女み ....
街の灯がまた今日を弔うように
一つ、また一つと灯り
夕景は影を朧に消していく
名残惜しそうに街が死んでゆく
薄暗いベンチの隅に捨てられた
誰かの指のような子供の笑い声
今日も死ぬ前 ....
思考は相変わらず単純で 欲しいものは手に入れた
今でも空に梯子をかけて あの大きな月をとりたいんだ。
いつからだろう 狙い言葉で純粋を装ったのは
いつからだろう 世界が色褪せて見えたのは ....
誰かが耳を澄ましているから
夜は静かなのでしょう
全身で聞いているから
夜は暗闇なのでしょう
街がしっかり消えてから
目を洗うふりをして
しばらく
目を泣かせた
きまじめだ ....
つたない過ちが積み重なってできた
暴露
役立たずの脳みそは割れた
ザクロ
勘違いした女の側の
コンロ
ドロドロの血液を循環させ続ける
水路
出口に繋がらない
迷路
きみは手をとって言ったんだ
あしたもまた会えるよねって
ぼくは応えた
あいたいな
君は手を振って言ったんだ
またあしたねって
その明日にぼくが居ないのも ....
詰まりきった側溝の底
僕の未来を閉ざされて
走り抜ける影に嫉妬
陽光
反射しないことに嫌悪する
無い物をねだり
在った物を忘れてしまった
腐海の海
視界は暗転とし
働 ....
アバウトにポエム
それでいいと思う
ファーストライトとファーストボイス
高級詩向言語Poem++とか
原詩関数とか
題名の原価とか
アウトオブビジネス
君は詩兆星を見たか?!って ....
石の中の静寂を眺め
俺を棒立ちさせられたかのようだ
孤立する展望台を立ちつくすバルコニー
引き潮だ うねる首都高16号線の高速道路のTの字橋げた
一匹のスズキネズミ色のセメントがかたどる
このこんにゃくを探しています
家族同様に可愛がってました
見かけた方はご連絡ください
という貼紙が電柱にあった
家にあるこんにゃくに良く似ていたので
書かれていた住所のところ ....
「大事なのは、ギアがガチッ!と切り替わる、あの瞬間」
暗い真夜中の道路、車を走らせていく、
今夜は寝ないかもしれない
光る猫の目のように黄色いヘッドライト、
センターライン追いかけ ....
オレは嘘をいったか
泣きも笑いもしない人の前で
初めての時から最後の時まで
オレは何度の嘘をいったか
伝えたか
わたしは誤報を伝えたか
ホントも嘘もわからないまま
心のままの小柄な人 ....
足の爪はミドリにぬれた 密林で
おとなの おんなの 睫毛が下がる
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output="僕僕僕僕僕僕私私私私私私、 きみきみきみきみきみきみきみきみきみ あなたあなた
あなたあなたあ ....
あなたは知らない
授業中 私の前に居るあなたをずっとみつめてることを
あなたは知らない
私があなたの行く先をずっと見守っていることを
あなたは知らない
私があなたに冷たく ....
目に見えないあなたを
ぼくはなんどもコピーした
そして
年端もゆかない精神に
ぼくはなんども貼りつけていた
あなたの苦しみや痛みを
ぼくはじぶんのものとしたかった
....
卒業する少し前だったか
閉ざした教室で
熱が頬を濡らした。
あの自分が翻ったような感覚
あの言葉の羅列が
3年間の中で
唯一私が修了したもの
また、
泣いてもいいから
私は誰 ....
またかよ。
もういい加減にしてよ
この間から人身事故ばっかり
しかもほとんどが死んでるし
死ぬ人はいいかもしれないけど
こっちだて生活があるんだから
ってつい言いたくなる。
命っ ....
「もーマジでおまえ死ねよー」
笑っていう君
じゃあ
私がほんとに死んだら、君はどうする?
世界に二人きりだったらいいのに
そしたら誰にもじゃまされないのに
追われるものを追うものの
山彦越える、相聞歌。
闇にまぎれ
主は言問う、
「戸は開けぬ、知らぬ、存ぜぬ」
読み人知らず。
送り火迎えて遥か
節句の里。
柴刈り、道拓けて
今か ....
それはきっと他愛の無い事ではあるのです
貴方の側に誰かがいれるという事はきっと素晴らしい事なのです
むしろ貴方が何時も孤独の最中にいないのであれば
それはおそらく私にとって実に喜ばしいことで ....
ビルの
赤い点滅が
いつまでも続いていて
いくつでも、
続いて
いて
それはまるで
飽くことのない
異国の海のようだった
東京タワーから
眺める夜は
リア ....
梅の花がふくらんだよ
家族みんなでみにいった
あの梅の花が
山あり谷ありと いうほどでもない傾斜なのに
つえをついたおじいちゃんやおばあちゃんを
誘導する母や父には 救助隊みたいな緊張が ....
教壇から頭ごなしに説教をするタイプでもないので
例によって教室を歩き回りながら僕は話す
半年、あるいは一年ほどの付き合いで学生について
何ほどのことが分かるかと問われれば返す言葉もない
も ....
神田小川町から靖国通を歩く四人の詩人
一人は青い顔をして健康の大事さを説きぶつぶつ食べ物の名を呟く
一人は赤い顔をして声高に愛を語る
一人は黄色い顔をして金の儲け話を話す
そして、一人は黒 ....
{引用=
月曜日
欲望の匂いがしてオンナノコちゃんは目が覚めた
窓辺に刺したガーベラは9ヶ月前からとっくに枯れてしまっている
乾燥した花びらは触れると粉になって
オンナノコちゃん ....
今日も聞こえる。
あの声が…「人なんてくだらない。騙せ。裏切れ。嘘をつけ。」
今日もうなされ、
声が出る…「うるさい。黙れ。ほっとけよ。」
僕は、声の主を探す旅に出た。
行く先々で出会い ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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