きれいなお化粧を落として
むらさき色の涙が
純白のはなびらを呪うように
ぽつぽつと流れていく
「檸檬をかじったり
桃を剥いたりするような
みずみずしさはだめなの
くちびるにハチミ ....
はざまから土
降りおりる銀
曲がるたびに
冬を巻く道


緑の雨と肋骨の森
作りかけのまま棄てられた街
埋め立て地の午後
低い低い音のつらなり


熱を持たない ....
ねえ、どこまでだって
飛んで行けそうだから
あなたに乗って
あなたを漕いで
どこまでだって いけそう
ずぶぬれに溶けだして
海となって、動こう
くじらの群れがよこぎっていく ....
怖いんでしょ?
他の人は気付いているのかな
あなたは恐れを抱いている時には
微かに瞼が震えるんだ
その震えは
そっと抱きしめると止まる事を
髪を優しく撫でると止まる事を
そして何より
 ....
努力をすればかなうと思わなかったけれど
あなたには私がついてるって
言ったあなたがあまりにも
疎ましかったから努力しました

がんばることで もう
あなたについていてもらわなくていいように ....
Y字路にこだまする轍

夜と本気で向き合っていた

暗闇のなかの標

どこかはどこに在るのだろうか


ふたり達が消えてゆく

ひとり達が生まれてゆく

夜に糸が弾いている
 ....
派閥を
離脱したんだけど

ついてきた人数
少ないんだよね

退くな俺

二周目の
青雲じゃないか
誰にだって
触れちゃいけないことがあるだろう
俺にだってあるさ
俺は面疔なんだ
そう、触れちゃいけないんだ
触れたら死んでしまう
今も鼻がかゆくてしょうがない
触りたい でも触ったら死ん ....
人影のない波打ち際にうちあげられたのは
鯨によく似ていたが
まだ若いT字カミソリだった
脛毛を追いかけて迷いこんだようだった
かなり衰弱した様子で
難儀そうに大きな呼吸を繰り返していた
近 ....
(マーク・ボラン風に)

WOO AH
WOO AH YEAH

メタボリックボーイ
メタボリックボーイ ミー

ニューヨークからやって来た
脂肪を纏ってやって来た
聖なる戦士ファ ....
闇とともに冷え込む山林の
葉はかじかんで赤く染まる
熱を絞りだすように色づいて
焼け焦げたように枯れていく
臍の緒のように乾いた赤ん坊の手の平が
茎の上を這う苔の上に散らばっている
 ....
あなたに
会うことは
やめました
それは
なぜかって?
あなたの
新しい
恋人に
水を差すようなことは
したくないからです

電話を
掛けるのも
止めました
あなたの
新 ....
君が
とても
好きだ
愛している
君の素顔が
とても素敵

心優しい
思いやりのある
君を
僕は守りたい
ずっと
この手で
抱きしめたい
体力の限界なの ちょっと炭酸飲料飲ましてよ。
愛想が尽きてしまったのなら 愛しい人よ って歌わないでね。

ゲームもあんなに はまっていたのにね。
あたし もうやる気ないみたい。

恋愛の ....
もう
二度と
電話に出ない
もう
あなたには
逢わない事にしました

逢えば
辛くなるからです
逢えば
悲しくなるからです

あなたには
気があった
彼女がいる

あな ....
もっと話を聞かせてくれませんか

そうしたら、
あたしは、言葉のあいまに置かれた
なだらかな読点【、】に背をもたせ、
気まぐれに口をつぐむあなたの 数知れぬ句点【。】の
小さなその ....
眠れない夜の過ごし方はいつしか忘れてしまったけれど
うれしい話ややさしい話やかなしい話をしては眠らなかった
いつかの夜みたいにまたあいつと語り合いたい

とりとめのない話は暗やみに目をこら ....
積み上げたものを崩すのは容易く
 失ってしまえば戻らないものばかり
  作り物みたいな寝相が少し 怖くて 
   呼吸を口で確かめた あなたは今、確かに生きてる

月明かりだけがこの世界の光 ....
彼女は内破していた

お勤めを終えて人殺しの射精をあびるまでに

溶けてしまった感情にスケジュール帳を骨代わりに

なんだってできた

彼女はきっとなんでもなかった

コンドームを ....
食い入るように
みつめた
新宿のあの店の
ように

ように


くだらない
あの

おく

人を搔き分け
泳いだ
手の

とどく
範囲




も ....
白髪の老人、
升目を泳ぐ蛙、魚
気色が悪い浪人豊満な子ども
灰が空から降ってくる青い透明な海に

リンパ腺に涙腺に汗腺
さっきまで暖かいのが寒くなり
冷えた目玉をもう一度溶かして眠る
 ....
あの文字に似ているから
今夜こそ捕まえようと思うんだ
月という船の不安定さをどこまで僕ら
楽しんでいられる?


なじみの香辛料が
食欲をくすぐる街角
窓の光が映る道
孤独という冒険 ....
忘れ物をしているから、夜の校舎にでも行くのです。

誰も居ない校舎になんて、何の用もないかもしれないけど。

窓ガラスでも割ろうか。

そしたら、誰か着てくれるかもね。

月も寝むった ....
アスファルトのうえに

足が浮いているのは

木枯らしに吹かれるままの

影のないわたしだからだろうか


思考はしゃべると渇いてゆく

目もしばしばと痛かったりする

わた ....
真昼間
マフラーのたなびく
風のにおい
とおり過ぎる一日は
いまだ生温い

魚ノ目が痛んで
歩くのも
生きるのも
億劫なこのごろは
ドアを開けることさえ馬鹿らしい
というのに
 ....
携帯電話を所在なげに弄りながら
待っていることがあります
至極どうでもいい話題に
途轍もなく軽々しい返答を
返してもらいたいだけなのです

想いが重いなどという
性質の悪い冗句を口にして ....
愛しいと夜にこだまする

部屋のなかで

ふたりだけ肉を狂わせる

孤独のふりを

凍りのふりを

いじめられたい場所に気づいて

興じてひらいた聖書には

避妊の抜け殻が ....
北風が肌をかすめて冷たさを置いていく
そんな季節になりました
お元気ですか

わたしは少し厚手のコートをはおるようになりました
相変わらずのブラウス姿にカーディガンを重ね
冷える手先にはカ ....
ここには点灯した
叫びと蛍が浮遊しているから
指をちぎる
さわりませんように
あなたにこの文字を見られないように

舌を噛んだまま
呼ぶ
から
そうですよね、
身を破り散りたいほど ....
きみがくれた情熱

誰のために使うというの

季節はずれの純情

冬の風に吹かれているよ

何度も誓ってみた

ひとりきりのふりしてた

してみたけれども

いつかまた別れ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
チェリービーンズアヅサ2*09/11/21 23:22
無街木立 悟409/11/21 23:08
lily,my girl,so sweet,so sweet丘野 こ鳩209/11/21 22:22
眠れない夜を飛び越えて奈々509/11/21 22:22
私を探しに朧月309/11/21 21:53
暗闇のなかの標吉岡ペペロ609/11/21 20:43
二階堂フルスロットル吉岡孝次209/11/21 19:09
面疔新守山ダダマ009/11/21 17:05
終末のT字サトタロ009/11/21 16:23
メタボリック★ブギー[group]花形新次0*09/11/21 13:00
こうして少しずつ滅びるのだろう(秋)木屋 亞万3*09/11/21 12:55
失恋①そよ風さん2*09/11/21 10:15
愛している2*09/11/21 10:11
鏡台の前黒乃 桜109/11/21 10:10
私の旅立ちそよ風さん2*09/11/21 10:07
銀杏月乃助11*09/11/21 5:46
いつかの夜みたいにまた語り合いたいかんな2*09/11/21 5:37
『骨』東雲 李葉2*09/11/21 4:57
タッチしてtutty109/11/21 1:45
おく佐藤伊織109/11/21 1:10
見知らぬ耳鳴り帯貝似白309/11/21 0:48
夜の魚さき709/11/21 0:10
お家に帰ろう。狠志109/11/20 23:53
影のないわたし吉岡ペペロ709/11/20 23:29
日々の陰影蠍星4*09/11/20 23:19
言の葉の軽重松本 卓也109/11/20 23:06
コリント人への手紙吉岡ペペロ209/11/20 22:12
風たちの手紙かんな7*09/11/20 21:55
インサイド唐草フウ5*09/11/20 21:10
日和見かな吉岡ペペロ509/11/20 19:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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