上辺だけでの会話
踏み込むには弱すぎて

疑問文で伝えるメール
返ってくるのは当たり前で

名前を呼んでくれたとか

喜んでる顔が見れたとか

そんなのどうでもいいんだ ....
生まれ落ちた瞬間から
選択の道を歩まされ
自由の名の下
出来すぎた答えを選び取る
そこに自らの意思が存在すると
誇らしげな顔をして
疑いもせず

手にしたものは
求めたもので ....
木漏れ日がふたりの影を白くさせていた

背の低い常緑樹のしたで

ぼくは自身の人生の蹉跌を話していた

きみを否定するような言い方で話していた


ぼくはじぶんの私利私欲に胸を焼かれ ....
のぼせたわけじゃないんだよ

つい沸かしすぎた湯が
総毛立って縮こまる私を
ひとときたりと忘れぬよう
きつく抱いて締め上げるから
ほんの少し恥ずかしかっただけ

少女の頃に見たきり ....
 車が三角になって走る

 首の太い太陽が 時間の想い出の中で

 約8つ転がっては過ぎ 人びとのオシリの穴から

『あそびは オワリ』 のうんこ文字が綺麗に出 ....
あまりに寒いので
コタツに入ってみかん食べながら
明日の自分がどうなるのか
漠然と考えていたのです


どこにも居場所がないような
そんなどうしようもない気持ちの午前1時
返ってくるは ....
{引用=
クリスマスイブの夜、
京介くん(以下K)は部屋にひとり、ベットで、うとうと。
サンタクロースを待ちながら眠い眼をこする。
サンタさんが来るまで起きていたい、そんな子供。


 ....
家に帰っても会社員の彼は
パソコンを叩きながら
テレビを見ていた

番組では
「本邦初公開
 自分を捜しまわる日本人形」と
画面の端に銘うってあった

スタジオに
日本人形の入った ....
萼には永劫の接吻を
際どかった昼間の送り仮名には微笑み二乗の反語法を
埋もれかけた墓標には遠い遠い潮騒を

聖なる人よ
二十一世紀初頭のこんな夜にもまた
星は星をちぎりながら
生まれ来る ....
彼の欲しかったのは 身体
彼女の欲しかったのは お金

彼はそれを愛情と呼んだ
彼女はそれを愛情と呼んだ

愛情が破綻した、と
誰かがつぶやく
そうだろうか

天秤が
破綻したの ....
何にもない手に
何にもない 手の 
あるべきではない 手の存在の彼方で
僕は憧れた

女にさせられていた 響き渡っているのだ
響き渡っている女の風が 音に
そんなふうにあるのは
音の流 ....
何もない手に体の街を
歩き指先のどこかへと
そこで口先だけが爪を
何にもないと舐め

噛んでいる街を
夢にさせられている
ボーリング場の
すり抜けていく並木にぶつかる
今宵にみる月は
夕暮れに傾いてゆき
三日月ゆらゆら
縄をかけて揺れていよう

マティーニをかたむけ
かりりと齧るオリーブ
あ酔っちゃった

こぼれていく輝く液体
おぼれていく私
 ....
「おじいさん こんにちは
 また会いましたね」

  おや あんたかい
  また会ったね

「こんな坂道で
 今度は何を拾ってるんですか」

  おったまげたねぇ
  分かるかい
 ....
 形式だ
 内容だ
 またそんな話になっちゃって

 僕はまた
 形式より先に内容が
 ア・プリオリに存在してるかのように
 素朴に信じちゃってる人
 なんてことにされちゃってる

 ....
綺麗に裁断された
紙の断面
断ち切られた時間
断念すら出来ずに
それは終わっている
紙を裂く
切られるのではなく
引き裂かれ
解れた一本一本の繊維が
神経のように露になる
ながいあいだずっと 知らずにいました
それに、どんな意味があるのか
気にもならなかった

Spirit of Christmas
けして一握りの人たちのために あるわけではないのですね
 ....
ひとを信じるということは

コミュニケーションにおいて

もっとも大切なことのひとつだ

じぶんを信じてくれているひとを

信じないなんてもってのほかだ


願いごとを口に出して ....


僕はあなたに
亡霊であり
生ものであり
影であり
車であり
スプーンであり
無垢の造型であることを
求める

あなたにここにいてほしい

日々
僕は
あなたになっ ....
そっと、唱えてみた

遠い昔の

あなたとわたしの呪文
冷たいミルクを温めた
私はちょっと苦手だけど
こんな日にはいつもそう
あなたが暖めてくれるから

喉にゴクン、と流し込む
あなたのことを考えながら
母の少女時代を知らない
わたしが知っている
あの少女たちも
いつしか母になっていた

その子らもまた
少女時代を知らない
わたしたちになっていて
知らないことは
いつも目の前に ....
吐き出した君への想い

燃えるゴミが増えてった

撮り溜めた君との写真

燃えないゴミが増えてった

君を愛したという気持ち

簡単にリサイクルされてった
あなたの
そっとさしだす 毛糸のなめらかさに
それはけっして花束のように重くないけど
かくれるほどのごうかさもないけど
ぽんぽん、ぽんぽんと
逆立つせわしさを
なだめられている

おや ....
{ルビ麺麭=パン}には、バター。 
御飯に、味噌汁。 

人間も、自らを引き立てる 
誰かさんが、必要で。 

以前は朗読する僕の後ろで 
キーボードを弾いていた君が 
ある日、舞台に ....
遥かに遠い昔 
すでに 
バベルの塔は、崩壊していた 

一九九九年 
世界の中心に建っていた 
N・Yのビルの幻は 
黒煙の中に、姿を消した 

二〇〇九年 
未だに人々はバーチ ....
ウミガメさんからメールが来ると
海が見えーる気がします

アオウミガメなら青い海
アカウミガメなら朝焼けの
ヒメウミガメなら秘められた
秘密の在り処のメールです

ウミガメさんのメール ....
わたしは一切のものを 
この業欲な手に 
所有することは、できない 

わたしが一切のものを 
この手から離す時 
初めて、目に映る世界の姿は 

{ルビ完=まった}き天の、贈りもの  ....
なんで泣いてんの
と 姉がきく
ずけずけと  真っ直ぐに見つめて
あのときもそうだった
私をみて 手をふった姉がいた

特殊クラスって言葉の意味が
わかりはじめた頃の
私には はずかし ....
聞こえる、
気がする。
耳を塞がない、
くらいの意地なら
辛うじて
まだある。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
平行線上の彼女秋助2*09/12/23 21:05
迷路泉咲れく009/12/23 21:04
点と線吉岡ペペロ309/12/23 19:38
長風呂ゆえづ409/12/23 19:32
Fィ—リン Hァピィ ワンダ—・・・ヨルノテガム3*09/12/23 19:01
木枯らし舞う水曜日、コタツとみかんと生きることについて涙(ルイ)109/12/23 18:31
サンタさんとサンタさんの間で[group]北大路京介7*09/12/23 18:22
壊される人形の復活劇 ある会社員より愛を込めてりょう3*09/12/23 17:40
らら、ばい都志雄3*09/12/23 17:34
夕暮れポケットuminek...2*09/12/23 17:32
番田 009/12/23 15:57
ピン009/12/23 15:56
『今宵の月は』連詩  白糸雅樹様&ペポパンプ作ペポパンプ5*09/12/23 14:01
サイコロと坂道りょう909/12/23 10:03
スターリニズムの擁護藪木二郎009/12/23 9:53
裂くフクスケ009/12/23 9:34
Spirit of Christmas月乃助7*09/12/23 8:25
ひとを信じる吉岡ペペロ609/12/23 2:11
あなたにここにいてほしい真島正人6*09/12/23 1:20
ひみつ殿上 童4*09/12/23 0:49
眠れない日には秋助2*09/12/22 23:58
マザーズ小川 葉109/12/22 23:58
透明不透明秋助1*09/12/22 23:51
S唐草フウ5*09/12/22 22:59
オノ・ヨーコの伝言 服部 剛3*09/12/22 22:33
蜃気楼の都市 4*09/12/22 22:15
海がめメール小池房枝4*09/12/22 22:03
星夜 服部 剛3*09/12/22 21:54
朧月709/12/22 21:04
失笑むくげ109/12/22 20:55

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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