どうしたよ
船あんなところにいる船
ほら波ないからよく見える

ぽこぽこ ぽこあぽこ
雪だ
無人島じゃない孤島だ
この丘 いや島の


樹木が腐ってる
どんどん干乾びてるのに湿る ....
 
 
白ヤギさんから届いた手紙を食べている
しかたがないので手紙を書いてしまう
という展開を知りながら
次々と届く手紙を食べている
白い糸を吐きながら
やがて後悔している
黒ヤギなど ....
庭にある植木をみると
綺麗に刈り取られた枝に
雪が積もっていた
縁側のマッサージ機に座っている
祖父はもういないからと
母がカーテンを閉めた

仏壇の祖父に祖母が
またなにか報告してい ....
苦しい時には
助け舟がでる
と信じて航海
にでて行く男

好きな子へと
電話を掛けた
誰れもでない
楽になれない

外には七人の
敵がいるから
油断できない
褌を締め直す
 ....
哀れみへの言葉の破片
死者への 人間としての哀れみなのだろうか
それはああ 寂しさなのだろうか
何もない僕の体がある
僕は話す言葉もない
僕は誰に語りかける言葉もない
寂しさの机は涙のひと ....
フランスには手に余るほどの著名な画家がいて、彫刻家や、音楽家、詩人も多くいたけれど、フランスの地を強く踏んだところで、彼らに出会えるわけでもなく、彼らの文学作品を、ああと、手にとったとしてもフランス語 .... 熱が下がったのだろう
うつら、うつらしていた

私は碧く底の知れない
淵に浮んで
水の深みを見ていた

耳もとを太陽の光が筋になって
淵の彼方を目指しているが
その光の筋の先は
揺 ....

車を走らせていると路面には
頭から脳漿を垂れ流した犬が
しんでいるのをよけつつ
あたらしい仕事を探そうかなどと
ニールヤングを聞く
ちょうどいい音楽だ
ちょうどいい音楽なのに
「h ....
きみを抱きたい

でもそれはデリケートな問題らしくて

うまくいってない

きみは降水確率0パーセントの晴れの日か

降水確率100パーセントの雨の日にしか出掛けないの


いま ....
2009年8月1日、新宿。
人はタマネギの皮みたく剥ける。
とかいって、男は舞台上で着ていたTシャツを脱ぎ捨てた。

2008年の猫道の中の
2009年の猫道の中の2011年の猫道。
赤土 ....
鬼がやってきたので 福豆を袋ごと投げつけた

クイックモーションから全力で投げた

「 俺が大殺界だってこと、わかって来てんのか! コラ! 」


鬼に投げつけた袋を拾うて ほぼゼロ距離 ....
彼女は
丘の上に
住んでいて
彼女の家のまわりには
花がたくさん
咲いている
冬も
夏も
秋も
春も
彼女は
そこに座っている
おはなばたけ
とても
きれいで
おはなばた ....
ずっとあなたを想っている

例え授業中でも

例え周りがどんなことを言おうとも

例え好きなことを否定されようとも

例え離れ離れになってしまっても

ずっとあなたを想ってる
あなたの言葉だけが

今の私の支え

あなたの声が

何度も

私の頭の中をよぎってる

あなたのしてくれたことが

私の誰にも言えない秘密の思い出
私は今

学校のパソコンを使ってる

放課後のこの静けさ

この緊張感

体に震えが走る


私の好きな時間
大きな河がある。
河原の茂み越しに夕日が沈む
大きな赤い夕日が沈む
川沿いの巨大な倉庫の
グレーのシルエットを引きずりながら

大きな河がある。
河原の水際にホームレスのホーム
ホ ....
びっぐばんならいんふれーしょいん
ちいさなゆらぎがありました
つまづいただれかひやあせかいて
さいしょのさいしょがはじまりました

もやもやがはれてすっきりしちゃって
むらむらがほしになり ....
吐き気がする

汚いこの世界で
自分だけが美しくいられるわけもなく

汚れていく

毎日が繰り返され
無意味なものによってこの世界に繋がれているのに

無意味なものに
 ....
かつん、とネジが落ちてきて
気づいたの
あの銀色の月は
機械仕掛けなんだって
 
黒い蝶が
りらりら羽ばたいて
夜の甘水を渡っていく
 
世界が
どんなに張りぼてだって
眼に映る ....
夜まで
桜の木の下で
お花見をしている

とても
大きな
桜の木

風も
少し
吹いている
夜空に舞う
桜吹雪
ラッコが
海の上を
すいすいと
泳ぎながら
横たわっている

貝殻を
手にしたまま
海の上に
身体を
浮かべて
眠っている

すやすや
すやすや
気持ち
よさそうにして ....
田んぼの
真ん中に
立っている
かかし

なんで
顔が
へのへのもへじなのか
わからない
人間でないのに
傘を頭に
かぶっている

畑の
作物を
荒らされないように
誰 ....
口から出そう、切なさ
時々やってきた
痛みだけは教えてくれた
まぁ、本音というか…

あの人なら言うだろう
つまんない、って
こだわりとは
…うん、あしらい難い

自分ではそのつも ....
ただ一つの世界だから
ただ一人の僕がいる?

路行く無数のゴミ
溢れかえる無能な猿
こんな汚いはきだまりで
何を求めさ迷う?

ただ二つの僕の眼
ただ二つの僕の手

それで一体何 ....
 
 
ぼくが遺書を書く
きみがそれを紙飛行機にして飛ばす

そこかしこに光は降り注ぎ
そこかしこに影をつくっている

紙飛行機が草原に不時着する
文字の無い白い翼のところを
蟻が ....
忘れてた 今日も何も出来ないって考えていて
いつもひとりだと思っていて
たぶん誰かのためにいきたいと考えていて
ひっしでうたうあんたをみて 
ひっしではなすあんたを聞いて
今日はな ....
目覚めて闇 朝
まだ夜の明けてない六畳の部屋で
叫びたくなる
何かをしらせたいのではなく
ただ叫びたくなる

背中をつき破って羽化したいんだ

人がひとでなしになるのは
あまりにも世 ....
{引用=

目にするものは、すべて
縮小された世界 ほそい指先に
絡まる色糸の道と煩雑なブロック
意識ばかりが拡散して、
すぐに ほんとうの姿が分からなくなってしまう
この街をあんなにも ....
行き会へる不幸を悼むものあれど
生まれの幸を思うものなし


 *


嗚呼
漸く伸ばしたって泥濘みの底の
銀色が三日月の切先なら
それで何に成るわけでもなし


虚の中は暖 ....
それにセピア色を真似た懐かしさが付きまとうのは
彼らの体内をひたすらに過去ばかりが巡っているからだ
未来など入り込む隙もない

彼らは、悲しいことを共有出来ない
悲しみの痛くない場所を知らな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
クジラちゃんの赤肉の血KETIPA110/2/6 21:49
かいこ小川 葉6*10/2/6 21:14
女人の館にて朧月210/2/6 20:45
楽になれないペポパンプ8*10/2/6 19:38
死んだ者の隣で番田 010/2/6 17:35
昨日の僕とフランスと010/2/6 17:35
光の筋みずまくら510/2/6 17:28
星空を見上げるフミタケ7*10/2/6 16:45
きみを抱きたい吉岡ペペロ710/2/6 16:17
素顔猫道310/2/6 15:42
節分に 鬼がやってきた北大路京介14*10/2/6 15:01
10イシダユーリ810/2/6 14:52
想ってるありす3*10/2/6 14:33
秘密510/2/6 14:28
好きな時間310/2/6 14:25
ホーム・スウィートホーム……とある蛙9*10/2/6 14:15
天の窓辺海里310/2/6 13:43
眠ろう一酸化炭素1*10/2/6 13:11
メイプルシード佐野権太15*10/2/6 13:11
桜吹雪そよ風さん5*10/2/6 13:04
ラッコ1*10/2/6 13:01
かかし4*10/2/6 12:58
ぺインあおきつね010/2/6 12:39
ただ一つ逆鱗社長1*10/2/6 12:14
ラブレターたもつ510/2/6 10:03
フルーツバタフライ。十二支蝶010/2/6 8:05
今日も空は青いじゃないかwithin7*10/2/6 7:55
「地図の街」月乃助18*10/2/6 6:39
白道めぐり古月2*10/2/6 5:22
彼らやや1*10/2/6 4:36

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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