アナタの瞳は潰され

その傷口からは血の涙が零れる

四肢を支える腱すら失って

何もかもを亡くしたアナタは捕らえられてしまった



その目はもう何も映さない ....
 
 
 
【心臓】
 
 
 
 キミの心臓    柔らかくて 暖かくて 愛しい。



 その左胸に耳を澄ませたなら
 聴こえてくる鼓動
 キミの命

 取り出して呑 ....
ソプラノのプラズマ
含地球太陽系の太陽が
太陽風の歌を歌っているように

比喩でなく銀河もまた
可聴域外のアリアを奏でています
銀河風とスターバースト

超新星爆発ごとの
スタッカー ....
隠れキャラは見付かるまでずっと隠れていた

錆び付いた針金で檻をつくったよ

けれど錆びていたからすぐに壊れてしまって

それは檻と呼ぶには理解出来ないものになっていた

鋼のハートを ....
青銅製の戦士像
錆付いた彼の硬い頬に
涙がひとすじ
流れてる


多感な彼女は
どこにいてもそれが分かる


神様のように優しい雲たちが
どんなに慈悲深く
覆い隠そうとしても
 ....
なにも見えなかった時を経て
今は少し見えるようになったのかな
あけたドアから入った空気は
痛いぐらいに透き通っていた

なりたかったものになれなくなって
できなかったことができるようになっ ....
遥かな夜空の彼方から 
世を去った友の涙が一つ 
ぼくの頬に、落ちてきた 

イヤフォンを入れた耳には 
(can you hear me?) 
という唄声が繰り返され 

昨日、遠い ....
神戸での会合を終えて
新幹線に乗り込んだわたしに世界は
スピードと夜を与えていた


岡山までの短い時間だけれど
南方の従軍基地にむかう兵隊さんの
わたしはひとつのたとえ話だ
船底にち ....
オレはいまひとりかい

レゲエさえせつなく聴こえるよ

ブルー?ドロップス

おい

レゲエって黄色じゃなかったっけ

思いきり

スマイルしてみる

愛がほら

スキ ....
仮にきみが
一生をかけて消してまわったとして
世界中で便所の落書きは増え続け
子供たちは世界をほんの一瞬憎むだろう

そしてきみはいつか迎合する
つまり
悪意にみちた世界
世界は悪意に ....
 例えば地に足が着地したとして
 曇り空と背の高い建物の間に
 そっと手を差し入れることもできるし
 湿っぽいから霧を出してもいいし
 花のように丸くなることもできる
 後悔はな ....
ひとの明かりが照らす夜から
星の光を洗い出して
空を見る

冷たい空気に頬を浸して
昔覚えた星の名を
思い出そう と

{引用=ベテルギウス リデル
カストル ポルックス
シリウス ....
たとえば君が
太陽や月でなくとも
シリウスようなきらめきで
夜空に祝福を与えてくれる

たとえば君が
笑顔を失ったとしても
僕がお道化になって
気付かれないように
君の元へ駈けつけよ ....
変化のない日常はとてもとても退屈で、とてもとても詰まらない。

しかし、僕はそんな日常を繰り返す。
文句も言わず、愚痴も零さず。

だって、これが僕の人生だから。


ただ、生きて ....
じっと目を見て
19歳の青年は言います

おはようございます

挨拶を交わして
仕事につく


あなたは時折わたしを
じっと見ます

だから見ない

吸い込まれてしまう ....
昔、誰かに言われたことがある
自分の為に行動をしろ 人に迷惑をかけない大人になれ 人がどうかなんて関係ない、と

そのときの自分には
それがなんか悲しくて
でも正しいような気がしてて
ただ ....
半分は嘘を言ってるようで
時折マジを入れてきて
冷たいようで
時折優しさ見せてきて
無関心なようで
くだらない話まで覚えててくれて

そんなあなたの手の上の私
支配するのが好きな私が
 ....
沁みる言葉が在るよ
優しい言葉の
その裏側
秘められた暗号が在るよ

独りで積み上げた城には
誰も住んで居ないんだ
軋む廊下の音に

どうして誰も気付かないのかな
誰も居ないから
 ....
 彼は何度も自分の死を夢想した。
 自殺願望によるものかマゾ的な嗜好かナルシズムによるものか、何なのか。
 臨床によっても解明不可能な病だった。
 本当に死ぬわけではないので、彼は何度も妄想の中 ....
いつまでも
どこまでも
離れてゆく
その手と
この手

遠い
そのふたつのへだたりに
風が流れる
 水に
 浸されたゆびに
 からむ水草
 きらめく陽射し
ふたつのへだたりに ....
とろりとろりと
日が暮れて
お社の石灯篭の暗い影
僕の背丈より
いつの間にか長い

鬱蒼と生い茂る鎮守の森
空にはねぐらに帰ってきた鴉の
黒く騒がしい群れ
忍び寄る夕闇せかされて
 ....
場所はどこ
この僕の その匂いが
体のレモン色みたいに歩いていた

僕はたどり着こうとする道に
知らないけれど オレンジになって
きっと僕は 満月に見た
週末を歩いていたんだろう
疲れ ....
胸の奥つ城にまで
低音がズンズンこの上ないものだから

小さな小箱と大きな小箱
少しのオーケストラ・コンサートと
ヴィクトローラやレコード

森の中で
モーツァルトの
ケッヘルナンバ ....
立てた小指の
赤い指輪は
細く練った
水飴の糸かもしれない
柔らかく伸びて歌って
キリキリと
絞めてくるから
ピアノ線なのかもしれない
いっそ
この指を切って
いっそ切り落として
 ....
不可逆な時間を恨む、物置の隅にある
四角い箱に心臓を入れた
ことを忘れた、欠如した感覚の数える
時間の経過が雨をポロポロと、降らす
岬を越えていく、嘴の長い白い鳥の
羽が一枚一枚 ....
幼いときのはばたきを喪いそうで、先に進めない

喉まででかかった言葉が、指先まででかかった言葉が、消えずにたまっていく
腹に、戻って蓄積される
はばたきを喪った言葉たち
幼いときのはばたきを ....
年末の気忙しさに閉経後の人生を考えてみたりする
それはあまりにも取りとめなくて
生理用品の買い置きはどうしようかとか
明日から生理用ショーツ穿かなくて済むのねとか
不幸中の幸いにして生理痛とは ....
駄菓子屋の側に置かれた自動販売機は
存在を知ったときからもうおんぼろで
お金を入れてボタンを押しても
蹴っても叩いても何も出てこなかった


お店を切り盛りしていた女主人は
存在を知った ....
この道、を聴きながら今
お昼間にやりたかったこと

木をぐるりと囲んで
だきしめながら
太陽をあびたい
ぽかぽかと

きょうをさかいに
たくさん 人のゆくえが変わった
いつも通る道 ....
明け方は残像、未来の癖に思い出みたいな余韻をはらみながら、「見えない壁」のパントマイムみたいに窓の所でこっちを見てる
FMのチャンネルからはハイドン、俺は一気に歳を食ったような気分に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
君のための唄。aokage2*09/12/10 2:06
心臓綾瀬たかし109/12/10 1:55
天のディーヴァ海里109/12/10 0:47
スポットライトこめ1109/12/10 0:39
虹を駆ける少女楽恵5*09/12/10 0:06
歩いていこう朧月309/12/9 23:17
呼び声服部 剛309/12/9 23:02
世界はわたしに吉岡ペペロ509/12/9 22:20
ブルー?ドロップス109/12/9 21:57
ゴーudegeu...309/12/9 21:54
たおやか着地嘉村奈緒15*09/12/9 21:31
星の名照留 セレン6*09/12/9 17:55
クロスロードwithin12*09/12/9 15:42
終わらない夢敬語009/12/9 12:35
カケヒキくゆら109/12/9 11:16
凍結吐露tatsuy...109/12/9 10:38
ただ分かること夕切り109/12/9 8:29
虚の城AKiHiC...109/12/9 3:32
死神済谷川蛍109/12/9 2:52
在るために浅見 豊309/12/9 2:35
とおりゃんせ楽恵11*09/12/9 1:26
アロマへの、就寝番田 109/12/9 0:55
君のオーボエを覚えている海里009/12/8 23:59
歯形佐藤真夏1*09/12/8 22:34
降らす、岬を越えて相田 九龍209/12/8 21:50
ロスト・チャイルドおこし009/12/8 21:21
戯れのひと恋月 ぴの18*09/12/8 20:48
駄菓子屋のソネットあ。14*09/12/8 19:59
茶・花、追憶唐草フウ6*09/12/8 19:23
Cry Baby (Good night)ホロウ・シカ...1*09/12/8 18:33

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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