私の目の前には道が続いてる
それは平行線と呼ばれる奴で
私は何の気なしに歩き続けてる
淀む事もなく、飽きる事もなく
それは現状を何とか保つだけで
誰の平行線にも交われな ....
飛行船になって君の頭の中の上
浮かびたいなんて大それてるな
潜水艦になって君の心の中の奥
潜りたいなんてバカみたいだね
どちらも穴を開けられて
君の元へと落ちればいいのに
起きたら声が出なかった
声と鼻以外からだに異状はなかった
目に見えないなにかにやられてしまったよ
目に見えないなにかに
影響されてしまうだなんて人生みたいだね
人生も風邪のように治っ ....
モスの手前の、
あのちょうどカーブのトコの
花屋の隣の隣の
岩井酒店
昔っからあるあの店。
やっぱ古いから
オッちゃんがレジ横で
ひっかけてんの今でも
で、
そのオッ ....
ちょっと 運転手さん
運転手さんって
あのね
なに? この どこまでも変わらない景色は、なに?
どこの国なの?
どこを走ってるの?
たしかにね サンタさんに ....
おひさまは
毎日うまれて
毎日しんでしまう
しんでしまったおひさまは
地球の裏側を
じつは照らしていることを
わたしたちは
ちゃんと知っている
しんでしまったひとさまも ....
今年一番の冷え込みですが
あなたがくれたマフラーと
ほんのちょっとの優しさで
胸のあたりが温かいのです
それは何かの予言のようで
空の七割は雲に覆われていて
甘く温かいホットミルクに
頑なな心まで溶けて
買い置きしておいたバナナは
黒い斑点だらけになり
みずみずしさを失い
しおれていた ....
人知れず錆びていく駅の鉄の柱達
開線当初の嬉々とした輝きは
今や夕暮れに溶け込んであまりにも静か
僕らを囲むすべてが知られることのない歴史を持ち寄って
今日を構築してる
遡ればほとんどの ....
あた しが 見ている先
真っ白な ヒカリ 瞬間
恋する 味はきっと
りん ご あめ
歌を うたうために
マイク を 買ったの
壊れ た マイクでいつも
ru ru r ....
ほんとは構ってほしいのに
心の中の絶対防衛ラインは
だれにも破られない自信がある
そんなくだらない虚栄心で
ハリボテを作っては
弾けないギターを弾いて
静かな気持ちになろうとする
....
とんがり帽子の雲が
隊列を組んで流れていく
間もなく夕暮れらしく
どの雲も右半分がオレンジに染まっている
地平までは一本の道が続いているだけで
街どころか木一本生えていない
雲が動いて ....
こんな日もあるのだろう
まるで予定項のような
あるいは脱穀されたあとの麦のような
果てしなく無力な一日
刻み込まれたものを嫌うようにして食卓の
海老の殻をむいているとひとりでに
涙が溢 ....
銀雪に落ちる雫
鏡に映す此の身
月を滲ませ貴方に背く
望みは久遠に途絶え
朱に染まる身を留める者も無し
嗚呼、其の旋律が彼の人のものならば
「花に咲かせ彩り染め上げ」 ....
いうなれば愛は無限の
ススキのなびく秋の平原で
近く遠くチラつくフィルムのフリッカーを
懐かしく水面に浮かべて掬う
木漏れ日はマンションの壁を暖める
窓枠は世界という景色を作品に仕立て上 ....
ただひたむきに絡み付いて
あなたから目をはなすことができない
気がつけばそれが恋であり
未来はいつも平原に気弱な月を浮かべている
愛され方と愛し方
運命に翻弄されて偶然に出会う二人
も ....
ひとつの言葉は、百のことを伝え
百の言葉は、ひとつのことも伝えない
そんな わたしの言葉
ハローハロー
こちら地球から
あなたに伝えたい
ハローハロー
言葉がある方が不自由だなんて
実際は間違っている
ハローハロー
私たちは
とても便利な道具をうまく使い ....
こおりづけの夜が明けたら
あてどない君のくちびるにキスしよう
果てしなく遠ざかってゆくあの空と
まやかしのあなたの正しさを
どこまでも信じてゆこうとした
僕の未熟さをどうか、つまびらかに解き ....
母は強い人だ
私は母から生まれたのに
なぜ強くないんだろう
なぜ母がすきになれないんだろう
母は私がすきなのかな
母は私を愛してるのだろう
いつか帰った部屋に母がいたことはなかった
....
あいがあふれてる
すばらしいすばらしいこの世界で
ぼくはずっと、
反抗期でありつづけたい、と思う
瀬戸内海とは違う海
海は女性である。
船から見る雲が美しくてコルクの蓋の小瓶に
唄とまりもとレースと子馬と宝石
海水を注ぎ瀬戸内海に。
配達。
女性が いいはなちました。 ....
ここから先は
明かりを消してください
この洞窟の中に
外の光は危険なんです
進む方向に困ったら
薄い青い模様が
より目に浮かぶ方に
歩いてください
そうすれば
そこにたどり着きます ....
防砂林ごしに轟音がしていた
飛行機の離発着のような音だった
愛人と犯罪を完遂したあと
手をつないで夜の海岸に出た
防砂林をぬけると
轟音の正体はやはり海だった
死ぬ ....
最終電車。降車する人の群れ。渋谷駅へ向かうホームの光は消されている。
最終確認をする駅員の姿。
電車から降りる。込み合った車内ではうまく呼吸が出来ない。人の波から外れて、立ち止まり、呼吸をする ....
ああもう
冬は憂鬱な季節だというのに、発狂しそうな私がここにいるのね
あなたが好きだとか、そんなことを言えるほどにあなたのことを知らない
あなたを好きだと言ってしまえば、私の好きはウ ....
◆side B @ 少年。
背伸びをして、やっと見えた窓の向こう。
あまりにも素敵だったから、真似をしてみたんだ。
見つかったらママに怒られるかもしれない後ろめたさと ....
上辺だけでの会話
踏み込むには弱すぎて
疑問文で伝えるメール
返ってくるのは当たり前で
名前を呼んでくれたとか
喜んでる顔が見れたとか
そんなのどうでもいいんだ ....
生まれ落ちた瞬間から
選択の道を歩まされ
自由の名の下
出来すぎた答えを選び取る
そこに自らの意思が存在すると
誇らしげな顔をして
疑いもせず
手にしたものは
求めたもので ....
木漏れ日がふたりの影を白くさせていた
背の低い常緑樹のしたで
ぼくは自身の人生の蹉跌を話していた
きみを否定するような言い方で話していた
ぼくはじぶんの私利私欲に胸を焼かれ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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