「迷わないために…」
そもそも…
迷うのは〜
行ける道がいくつもあるからでしょう。
どの道を選ぶのか〜
分岐点があるから…
迷う〜
最初から一本の道ならば迷うことは ....
鐘が鳴る
誰がために
君のために
鐘が鳴る
未来の見えない晴れた空
今日という日の偽りにさえ
それで君が構わないなら
鐘が鳴る
星が流れる
消えな ....
夜がやってくるとつらいのさ
ピアノ教室で 5月ごろ
君には天使の羽が 生えていたっけ
僕の耳の中の 蛆虫が
君の音符を 食べちゃった
君の音符を 食べちゃった
雨がびっしり 雨がびっしり ....
出来損ないのタイガー。
オレンジジュースちょうだい。
マイセンなんてオッサン臭い。
温室で育て上げられているジェームス。
性教育は、ちゃんと学んでいるかい?
ボーダー・コリーは毛並み ....
この場所を見る最後の時がある
あの人を見る最後の時がある
だから、精一杯見ていたい
自分自身とは 一点なのだろう
恥ずかしめられた裁きのようなものとしての
個体としての寂しさへと
感じさせられた 無念さなのだ
誰だろうかと
寂しさとしての絵にしていた
誰かがいた
人間ですらなくなった声にするのだろう
雪が降っている
涼やかな無音が訪れる
雪が降っている
あしたは鈍色の銀世界
寒くはないか
浮いていても
心にともしび
燈していてね
雪が降ってい ....
ずっと歩き続けたら疲れるよ
立ち止まって休憩しても大丈夫
でも、休み続けても疲れるよ
そしたらまた歩き出せば大丈夫
引き返す理由なんてないからね
そう思った僕は当たり前のよ ....
冥王星から始まって
シリウス、シリウスBへ
カノープスが続く
アケルナルはエリダヌスで
はくちょうにはデネブ
落ちてこないのは ことのベガ
冬のオリオンにリゲル
北極星を見つ ....
春は売りもの
なぜそれを春といったのだろう
ひさぐものを
春は買いもの
なぜそれを春といったのだろう
購いようがないものを
春は何者
答えてご覧きみ
贈りもの
落としもの ....
世界に風が吹いて
あなたが生まれた1日が
どこか知らないところへ運ばれてゆく
水没したカレンダー
燃やされた泣き声
どこを見渡しても
見たことのないような景色ばかりだった
....
かかと
かかとはかか、と、なのか
か、かと、なのか
かかと、水戸黄門笑いして
かかぁと、奥さんだかおっかさんだかと
いつも二人連れ
かぁかぁと、カラスが鳴く道
単花果と多花果と十 ....
風走る
まるで今を失うかのような
心配をして 風走る
真ん中に
穴のあいたような私のからだの
真ん中をびゅうと風走る
大地をゆさぶるようなこの風に
踏ん張りながら 一気に過去が蘇 ....
少し甘くて少し酸い
あなたを好きになった
あなたは少しだけ優しくて
時にまた、ほろ苦いけど
本当はとても甘いってことを知った
その甘さはどうしようもなく
{引用=
例え、偽りでもそれでい ....
日頃の不摂生で
年の瀬に熱を出し
病院で点滴をした三日目
今日、初めて気づいた
点滴を吊るした棒の台車に
歩きやすいよう
掴まる取っ手がついてたことに
昨日、僕は点 ....
もう
おしまいにしよっか なんて
言わなくてもいいことは
空へ 空へ
さみしさは
出来の悪いコピー機みたいに
あやふやなものが
伝達されない
寒いね
寒さだけが本物だ
....
傾き歪んだ棚に並べられた手帳を眺めながら
{ルビ目眩=めくるめ}く年月を想えば
こんなにも{ルビ歪=いびつ}な階段をよくも登ったもんだと
自画自賛をしたくもなった
書斎の{ルビ黴=かび}た ....
見知らぬ地名をナビに入れてみる
一時間四十五分
見知らぬ地名が時間に変わる
こうやってこころを動かしておく
これで今日はもうこころが動かない
黄ばんだ冬の青空を見つめてい ....
活けられた
あしも茎も
垂線のむこう
まなざしに分かたれ
きめ細かで
しべも口もまだ
ざらついていた
肌に
注がれ
開かれてゆくところ
注がれては
省みることを忘れた
めも鼻も ....
やはり一般の駐車場などで突然にタンゴを踊りだす行為は悪なのか。野島公園にほど近いバーミヤンの開けた駐車場はおよそ十台の車を停めることが可能である。私は毎回二台分のスペースいっぱいに駐車して逃げるよう ....
扁桃腺が腫れて、高熱が出て
水もろくに飲みこめなかったので
仕事を休んで総合病院に行った
耳鼻咽喉科の待合室で
中年の美しい女が頭を抑え
看護婦さんに背をさすられながら
洗 ....
「おやすみタイマー」の時間が切れて
はぁ〜・・・っと暖房は息を吐き出し
お役御免、の佇まいで
部屋を静寂が、支配する。
その割り切り具合に何故か
好感を持つ、夜のひと時。
....
ヴィンテージではないんでしょうが
ちょっと汚れたデニムのパンツが
似合うおばさんなんです
コンビニにも制服があって
下半身だけが私服なわけですが
お弁当温めますかのあとカウン ....
もう君に嫌われたくない
また前みたいに
お前のことしか見てないって
言われたい
でもダメだ
もうどうすることもできない
あのときの自分が
フラッシュバックして
頭がガンガンする
....
あのとき
会いたい
って言ってくれたこと
覚えてる
忘れられるわけない
あんなに
好きだったんだもん
ともだちでもいい
好きになってくれなくていいから
会いたい
顔を見て話した ....
思いきり泣ける場所がほしい
嫌われちゃったかも
それでもいいか
全部自分が悪いんだし
握りしめられて手のひらで溶ける
それはとても幸せな時間
春が雪を溶かすとしても
それまで雪でいる必要なんてない
たとえ一瞬でもいい
あなたの手のひらに触れて溶けていきたい
だから幸 ....
あなたが欲しいわけではないの
ただ見ていてほしいだけ
なんて
私の我儘には
もう付き合ってくれないでしょうね
夕立が
やっと
やんだ
しばらくすると
虹が出てきた
とても
きれい
しばらく
そのまま
光を照らしていた
虹って
とても
きれい
素敵な
雨上がりの
午後で ....
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