がんばって がんばって
がんばってるのに
なにやってんだって言われる結果になって
その結果に傷ついてるのは自分なのに
ごめんなさいって言っている
がんばればいいって みんな言うけど
....
北風よ
あわれな枯れ葉を
見捨てておきながら
それでもあると
言い続けるのか
透徹した四次元の警句が
冬陽よ
かなしげなねこぜに
かげを作らせておきながら
それでもないと
....
自殺者が私にこう告白した。
「いつの間にか「シ」という音が俺の全身に転移していった。初めはこの「シ」は「詩」なんだとか「史」なんだとか思おうとしたが、そのような思念の枝分かれ・芽吹きを斬り落として ....
静寂が森の中にしみわたる
そびえ立つ針葉樹が
月の顔色を隠してしまう
オレは一人
さまようでもなく
叫ぶでもなく
ただ、自らの意識を
低く、低く、低く、
目線から逃れるように
....
結果だったり
不安だったり
もしかしたら
疑う自分にだったり
過去だったり
お告げだったり
ぐしゃぐしゃになる
そして泣き出したり
それでも朝が来れば
光を見なき ....
水を飲むように
音楽を採る
人は 僕はもっと音を聞くようにならなければいけない
ピアノの
ギターの
あらゆる楽器の
そのものの音と感触
とてもおおきく広く多角的に偏在するよう ....
そこから溢れだす甘い蜜が
何よりも大好きだ
だからといって
コップにとって飲んだり
ストローで吸ったりしたら
美味しいどころか
少々不気味になるわけで
やっぱり直接この口で
変 ....
気がつくと、俺は漂流していた
大洋のど真ん中に、俺ひとりだった
広い海は恐ろしいほど青く、そして黒かった
小さな板切れに横たわっていた
頼りなく波間に揺られながら
自分が置かれている状況 ....
小さい頃は手の届かないところに欲しいものがあった
お菓子、ジュース、マンガ、写真、お金、ファイル、金魚、双眼鏡、音楽、パソコン、ナイフ、万年筆、電車、雲、夕焼け、日めくりカレンダー、木にひっかかって ....
墨いろの街道
放たれた欲望は
雨上がりの夜にさえ
涙ながして飛んでゆく
飛んでゆく
好きだけじゃ
足りないみたいだ
このせつなさを
春の切実と名づけ ....
風、吹け
強く、吹け
狭い、箱
壊せ壊せ
暑さで
世界が
歪んでる
揺れる揺れる
温度を上げてくこの箱が
今のこの地球写してる
増加していく人類で
減少していく隙間
....
結束は堅い
損得などない
familyは互いに
守る。
肉食的動物
獰猛である。
安心感
気を互いに使う
楽しい
本音が出る。
悲しい時は
共に泣く
何かですらもなくなった風が
何でもなくなった笑顔をほころぶ
釣り船は沈んでしまうような
魚たちを海中に残している
泳ぎ続けたような魚たちが
考え続ける日に流れていく
流れこんだ竿の先を ....
道を森へと歩けば
湖畔に立っているのだと知る
白色を彩った水面を眺めれば
土をゆく石ころでなぞっていく
枝の草葉を歩くほど
母に会おうとする
どこかで思いを抱いた鏡が輝く
手足の指で ....
古い知人に会った
五年ぶりに会った
会うなり僕の肩を揉んだ
思えば古い知人に肩を揉まれたのは
はじめてのことだった
古い知人は
古い知人のふりをしてる
知ってるだけだから
....
物を口に運び
私はそれらを噛み砕く
歯と歯の間で
感触のあるそれらが
薄く伸び、千切れゆく
食すという快感に私は浸る
生物としての務め
行動のための補給
....
ごめんといったきり
黙るあなたの前で
私のすることは
許すことじゃないんだよ
私には あやまらないでいい
あなたと 私 ずっと
一緒に笑ってきたじゃない
昨日の私の失敗を
肩た ....
指は使い込まれ
はしたなさが薄れていく
こっくりとだまった目
ほほ
組んで指して入れて
未完成を目覚めさせていく
指で音をきき
指で湿りを嗅ぐ
脳にじらした虫歯を出前したい ....
気になる事が
ひとつ ふたつ。
時間はそれを
知らないから いつも
同じ歩幅で歩いてゆく。
人間は時々
悩みに足を止める。
生命の針を止めずに。
時間はいつも
無駄を嫌う ....
低音で窓ガラスが割れました。
破片で作った首飾り
少しばっかり鋭利でごめんね。
キラキラ光るから大丈夫でしょ?
キラキラキラメキ
トキメキメキメキ
さらわれはしないから
また ....
身体が温かくなる
身体が柔らかくなる
私は自覚する、
私の挨拶を
葉の裏をスカイ
色をした特急列車は走り
指からの分泌物で
私は窓ガラスに
ひとつだけの
さよなら、を描く
そし ....
苦笑まじりで
激しくうなずく街路樹
あきらめ顔で
でたらめに踊るビニール袋
恥じらいながら
身をくねらせるのぼり旗
慌てふためいて
路上で死んだふりをする放置自転車
....
人というのは辛いときであっても
いつも同じテンションで他人と接しなければならない
いつも変わらず笑っていないと
人は寄って来てはくれない
だから無理して過ごしてはいるけれど ....
沈みゆく
この夕日は
どこかの国の
朝日になる
未だ行かないで とせがまれながら
やっと昇った と喜ばれながら
無限にめぐる 太陽に
どうしよ ....
青白く光る 脊椎に
透き通る 鎖骨に
規則正しく並ぶ 肋骨に
指をつぅと這わす
吐息をほぅと吐きながら
その
冷たくて怪しく光る写真を眺めながら
私 ....
誰もいない 夜の草原を
あなたと二人で 歩いていた
それも 手をつないで
だけれど むこうから
あの子が 歩いてきたから
繋いでた手を振りほどいてしまった
....
まっすぐな 道も
あったのかもしれない
どこまでも続く、単調さがいつか
ありがたいものだと、
気づかされる
そんなもの本当にあるの?
真実は、蛇のように曲がりくねった
螺旋のそれ ....
{引用=
見上げたらいつでも多角形の空がある
やらかくなっている陽に俯き
切り揃えた前髪の、ちょうどその先端に
昨日の憂鬱を集めている
いつでも後悔は白い波のようで
自分を傷付ける ....
はばたけ大地を大空を
ぼくらは地球のヒーローさ
朝のひかりをさんさん受けて
友達さがしにはばたこう
なんて素晴らしい毎日だろう
明日はきっと友達になれる
そんな予感に突き動かされ
自爆テ ....
ベティの双子の兄貴もまたベティ
だから真のベティを決める大会を開く
勝った方が真のベティ
負けた方は偽りのベティ
引き分けた時は規定によりテレゴング
FMレイディオの聴ける環境がほしい
ふ ....
3503 3504 3505 3506 3507 3508 3509 3510 3511 3512 3513 3514 3515 3516 3517 3518 3519 3520 3521 3522 3523 3524 3525 3526 3527 3528 3529 3530 3531 3532 3533 3534 3535 3536 3537 3538 3539 3540 3541 3542 3543
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