あのね、


こころには、


なにがはいっているの?
どうか死なないでください。


かなしいからと、死なないでください。

つらいからと、死なないでください。


あなたが死んだら、だれかが

そのかなしみをうけつがねばなりません。 ....
授業中におなかがすいて

胃がぐーとなる。

それを聴いたとなりのこが

おなかすいたんだね

って笑った。


あーあ、わたしのこころも

淋しくなったらなればいいのに
 ....
さて、と言の葉を広げようとしてみた所で
話せる物語を持ってはいない
日差しがあり星明りがある
土に滲みた雨に喉を潤す
風や鳥や虫が指先に便りを置いて行く
思うに思考とは瞬間に明滅する日々の断 ....
 春の畑に全裸死体だ
 まだピチピチの白い肌だ

 曲者は乙女から恥じらいも奪って
 大きく開いた腋からも
 股からも
 西洋タンポポが萌え出ている

 乳房に透けた静脈は凍りつき
 ....
列の向こうで烈しく輝く太陽は決して俺の足下を照らすことが無い
唇にこびりついたフルーツの香り、俺はいつも何かひとつ子供じみた失態を犯してしまっていて
記憶のノートをめくり返すと ....
雨が射抜いたまだら模様の私が
顔のないまま通り過ぎていった
3月の雨は まだ冷たい

たくさん着込んでいるのに
袖口から 襟首から
風も雨もはいってくるから
ふたつの目を開放して 送り出 ....
光りの肌着を
灯りのパジャマと着替えるとき
くらしのかおりは消え失せて
腐りかけたくだもの ....
遠くの方を旅する人へ
今日の風は冷たいですが
今日の日はあたたかいです
あなたの方の 一日も私があたためましょう

遠くの方を旅する人へ
今日起こる争いはあなたを巻き込みますが
今日の日 ....
いつだってどこか抜けている
春がもう鼻先にでもきてくれないと
その存在をいついつまでも忘れたままだ
それだから僕の冬は長いんだ
嫌いではない
だけどいつだって飽きている
なのに思い出せない ....
橋を渡る行列が

途切れることなく続いていて

とても不思議なのです

わたしもその行列のどこかに

紛れているのです

右隣には暗い顔をした紳士が歩いています

左隣には固ま ....
迅く走る影は

あれは魚だと少年は信じている

軒下に吊されるまでに

鱗なんて全部

魔女の爪の中で砂金に換わるのに

あの子は雲を泳ごうとしたんだって



少年がまわ ....
双児の肉片を
野良猫が咥え
片鱗に花を咲かせて
モリアオガエルを
抱き寄せる

ふと夜空に顔を上げて
星の瞬きを見つめても
あなたは落ちてこない

赤が赤があることに
素直に頷け ....
お客様をもっと回れ、6時まで帰ってくるな、という会社の指示通り、ユキオは6時きっかりに帰社した
倉庫をぬけて2階のフロアへの階段をあがりながら、きょうはやけにタバコくせえな、その階段の雰囲気でその日 ....
さようなら

ずるり と 剥けた

わたくしの肌で

少女の血は

かじられた林檎

果汁のやうに

べとべとと

しみわたるまで垂れて

失ったものの大きさに

 ....
どこか窮屈に似た感情がある

底辺から心臓に向かって
確実に侵食していく不思議な感覚

私は確かに好きだったけど貴方を

だから
私は確かに
夜空を魅せる数多の星

見上げた先には未来がある

流れ星が描く放物線

心に描きたい

自然がくれる限りないもの

その全てを届けたい

虚空に放たれた言葉

誰かの ....
脳裏に焼き付いた赤色が
少年時代の嫌な思い出みたいで
振り払えなくて
いらいら


生きてることを証明しようと
自分のまわりに
種をまきちらす


切り落とした腕から
おれ ....
よーい、ドンで走り出す
無機物の連鎖を断ち切り
心臓の鼓動だけが確かに教えてくれる

心臓から指先まで回る回る
限界のモット向こう
アドレナリンがかれるまで


あの扉の向こうまで
 ....
懐かしく感じることができる瞬間

とても「帰る」がふさわしくない帰宅

雨の匂いに鼻をくすぐられ
遠くからやってきたビル風に目をくすぐられ

何枚ものフィルターの向こうの夕焼け
決まっ ....
忘れ物の鞄を
ひっくり返した
ころり、と
僕の心臓が床に転がる
 
 
高架橋のところまで
電車を見にいく

生まれる前から
そうすることが
決まっていたように

電車が来るのを
待っている

死んでしまったら
できな ....
何の変哲もない毎日を過ごしている小道で
かつていた季節の気配へとまどろんでいた

コンクリートの裏手を行くコンビニ近くのアスファルト
クルーザーが欲しいと思いながら抜け出た
杉の角を曲がって ....
何もいらないのなら
捨ててしまえばいいと父は怒鳴り
母は何もとがめず聞き流した夜の高層住宅を
バラック小屋の生活が淡々と流れていた

暮らしをぼんやりと鳴らす
文字たちの凧に
風が無限に ....
よろこびと
よろこびとが合わされば
より大きなよろこびが
生まれます

そして
よろこびと
よろこびとが合わされば
深く大きなかなしみも
生まれます

いちたすいちの
 ....
春日早々
蒼穹にひるがえり
はためく何か白いもの

ああ
あれは一反もめん
由緒正しき日本の妖怪

いったんもめんがいったんもめんとけんかしちょる?
ひらひらきれいじゃけんがいったん ....
ジェーンを愛でて

ルーシーと溶け入る

ヘンリーは相変わらず固まったきり

コクランはいつまでも走り回っている

古き良き時代は幻影の中に

個々の災いの中に

 ....
ひと夜の

ひと月の

いちねんの・・


同じ星が巡っているだけなの


深い 井戸の 底みたいに

深く 底の ない 瞳におちて


ひと夜の 永遠を 閉じ込める
木立には
そう、夕闇がたっている
じっとして
僕じゃないものが
僕よりも、もっと素晴らしい中身が。

小さく膝を抱えるのは、
積もりつもった、
過去視の、少年
くくるるどどう
小声で鳴いている
行儀良 ....
天には無数の星 またたく

地は暖かく 柔らかく 足の下に息づき

踏みしだく傍から 草の香り 立ちこめ

天 はるかに高く 清冽な星々は

夜の闇に ひっそりと たたずまう

星 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ねぇねぇ、かあさまくろきた410/3/4 19:00
みしらぬひとへ510/3/4 18:57
ぐー310/3/4 18:49
宴の記憶スリーピィ・...010/3/4 18:37
春の悲劇藪木二郎110/3/4 18:26
列の向こうで烈しく輝く太陽は決して俺の足下を照らすことが無いホロウ・シカ...1*10/3/4 17:31
3月の雨朧月610/3/4 16:59
光りの肌着(十)信天翁310/3/4 15:27
旅人朧月310/3/4 14:35
春の冬ススメ110/3/4 13:14
始まりと終わりに架かる橋相馬四弦1*10/3/4 12:24
魔女と少年2*10/3/4 12:23
イメージ・散乱within6*10/3/4 11:07
蛇つかいのはじまり吉岡ペペロ510/3/4 10:47
少女だった日ゆめみーる ...410/3/4 8:51
私は確かに嫉妬していた彼女にMかわ010/3/4 8:50
虚空☆くるみ☆110/3/4 8:14
Have A Nice Dream寒雪110/3/4 7:43
ラッシュテルテル坊主1*10/3/4 3:29
拒絶1*10/3/4 3:21
教室のふうけいさぎ110/3/4 2:45
高架橋小川 葉610/3/4 1:32
ピッチャーだった頃番田 010/3/4 1:15
110/3/4 1:14
たし算千波 一也2*10/3/4 0:36
一反木綿の恋海里310/3/4 0:36
七夕蒲生万寿1*10/3/4 0:11
星の巡りの・・ゆびのおと210/3/3 22:46
胡桃クローバー3*10/3/3 22:35
DAWNゆびのおと110/3/3 22:00

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