上辺をなぞるように表面的な毒が粉を吹いている
身辺を洗い流すように煌びやかな腺液が熱を持っている
いつでも暗い部屋で一人でいる
それが好きだと胸を張っては言えない
異曲の虫なのかど ....
絶対に言わない
自分が奇人だ とは言わない
そんな自分は嫌だ
自分に酔っている自分を見透かされるのは嫌だ
俺は変人でも奇人でもない
俺はダメな奴です
どうしようもなく だら ....
観光地はいつも午前の匂いがする
車の音もまだわかい
ゆびさきもつめたい
あたまもどこか夢をひきずっている
そらがまだあたらしい
朝早くに腹ごしらえをして
観光にくり ....
宝石を口に含んで遊ぶ
あの娘が笑うたび
きれいな犬歯は怪しく光る
宇宙船の軌道のように正確な
ピンクの唇が生意気に
愛の歌なんぞうたっている
蝶々が飛んでいった
あの娘は鼻先で笑った
....
最高のおっぱいは団結を生み
輪郭をなぞると何故かマンダラが描かれる
そのメカニズムはいまだ解明されていない
地球最後のいきものに一言
君は最後まで生き残る
人はそ ....
今 この瞬間に
世界が終わったとしたら
何にもなかったかのように
ぱっと消えたとしたら
どれだけの人が
苦しみから放たれるのだろう
誰もが
悩みながら 生きている ....
{引用=
二月のはじめに降り続く雪の
その多すぎる水分に浸りながら眠っている
白い指の腹を瞼にあてては
薄明かりに浮かぶ声を亡くしたさかなたちを
夢から逃がしてやろうと
....
にがつのあさが春にむかう
大連でもはるぴんでも青島でも
死の世界はかんねんてきな世界か
はるたちあがるあすは立春
節分がふゆとはるにき節を分ける
これをしもまた
....
川のようなところを
冬の蝶が飛んでいる
蝶は知らない
いつか人に生まれることを
バスに轢かれた少年が
捕まえた蝶を
自分のことのように可愛がっている
可哀相だから ....
負け犬の辛さは滲み
裏切りの棘刺さる
沈んだ部屋の隅
暗く残酷な影が落ち
笑う
運命別名呪い?いい加減にしやがれと言う正論ミニにタコ
映画と漫画のオーヴァードーズで期待感だけはたっ ....
『俺といて、幸せ?』
『えーと、そうだねぇ』
・あなたと出会った頃の私→39.5kg
・今の私→42.5kg
42.5kg−39.5kg=3.0kg
『3. ....
『あのね、ぼく、おおきくなったらね、まりちゃんとケッコンしてあげるんだ』
小さい時にあなたが言ってくれたこの言葉を
....
ロ ーズマリーを摘んだら、直ぐに行くよ
イ バラだらけの君の箱庭を壊してしまったから
君 が悪いこと
を したわけじゃないよ、でも、僕はあの箱庭を
愛 でることができなかったんだ
....
わたしが
死んでいった日々を
つぎつぎとかぞえる
いくつもの
忘れてきたものは
燃えるごみの日になんの断りもなく捨てられてしまった
脱皮しても
脱皮しても
同じ
(わたく ....
もっと簡単にあなたを愛したい
複雑な手続きなど経ることなく
もっと簡単に
もっと簡略に
僕は僕の皮膚を越えて
外に出て行くことはできない
僕から出て行くのは言葉
それは様 ....
パステルの世界広がり
この一時 空がてれる
やわらかなブルーと
うすももの雲が
ほほ寄せあって
ほらね
ほんのりグレーの雲
きょとんとくぐって
天使がふんわり
降りてくる
....
morning.Zn無
君が2日前に置いていったメモにかかれた、言葉?
*宇宙からのメッセージ
だってさ
夜風が命のないもの達を
動かして、遊んでる
カタカタカ ....
ゴリラは騎馬戦をやりながら
俺も四十歳になったのかと
昔の初恋を思い出しながら
川の中に設置された
飛び石橋を渡って居た
ゴリラは{ルビ嘗=かつ}て沈黙の神と
恐れられたものだ
岩崎 ....
お母さんが
近所のスーパーマーケットで
福まめを買ってきた。
この家に鬼なんかいやしないのにね。
お母さんが恵方巻きを買ってきた。
....
ようやく身長が
5万キロメートル、だからつまり
50メガメートルくらいになったので
宇宙のはしっこから
地球にめがけて
精液をぶっぱなして
地球を受精させた ....
午前一時七分
ごらん
粉雪が降っているよ
まるで天使の羽が舞っているように
今は
僕らだけの窓辺
君と一緒に過ごしたクリスマス
最初の告白
....
風が春だった
ロカ岬にたったような風の匂いがした
曇り空にはひかりと影の階段があった
幻視にちがいなかった
ショパンの別れの曲が聴こえてきた
幻聴にちがいなかった
....
ミミズはミミズクと音素を共有しながら
このように馴れ合っている場所では
すべてが熱死に向かっていると悟って
突如北北西に進路をとる
そのような映画があったのか小説だったか
詳しいことはわ ....
今日から春だと暦は告げ
ショーウインドーもそんな感じ
だけど朝からメールが届いて
大切な場所がなくなったと知らせてる
心にポッカリ穴が空いたと
ありきたりな言葉を口にして
それでも続く ....
指紋を眺めると、そこに宇宙があった。切
株を覗くと、そこに宇宙があった。時計を
見上げれば、秒針の音が絶えず響いていた。
日常の風に紛れていつも周囲に渦巻いてい
る、それぞれの宇宙。肩を ....
危険という名の、{ルビ梯子=はしご}の上に
片方のつま先立ちで、両手を広げる
闇の舞台の道化師は、今夜もおどけたふりで
手にしたワイングラスを、こちらに差し出す。
ハァーーーーーーーーー!
スギャオ
カモン
フー
ウーイェーイ
レッツゴー
ヒェー
レットイットゴー
アユーレディー!
ヒアウィーゴー
アユーハイトゥナイト
ホーーーーー ....
氷が踏み破られる
次々に踏み破られる
口からこぼれた言葉を押さえきれずに
氷を踏み破る
夜、街灯の光に雪が散り散りに舞っている
彼女は捕虫網を片手に地平を眺めている
音もな ....
一段と冷え込む朝だ
埃色の毛布に包まりながら咳き込んだ
小さな体の快活さに一層むせる
いたずらに温もりをまさぐるそれは
疑問符の尻尾を落ち着きなく振り動かし
そわそわと春の訪れを待ってい ....
生まれる前日の私は
今日の日のことを知っていた
今日に憂いて泣くことを
先に私は知っていた
愛を求めて痛むことも
求めぬ愛に泣くことも
先に私は知っていたのだ
父よ母よ
あなた ....
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