燃え尽きたような落陽を懐かしい目で見ている
時の流れはひどく穏やかに僕の首に指をかけ
少しずつ呼吸を減らして眠りゆく
今から三日間消えてしまっても良いですか?
どうか探さないで下さい 僕はどこ ....
物語の始まりは誰かの涙
ハッピーエンドに憧れて歩きだした

シナリオ通りのゆるやかな展開
演じることに慣れてしまいそう

信じ続けることは残酷だけど
それを止めたら願いは叶わない

 ....
夜中に自転車走らせて
吹雪く雪中、白い闇
雪が覗かれた黒い路面は
地獄へと繋がる穴なのです

顔や、手や、耳や、鼻などは
既に凍りついて動かぬ
脚ばかりが無機質に動く
白 ....
1、
緑色と茶色の紙で出来た折り紙を拾った
なるほどこれは自然の色だ、生い茂る草原だ
どこにでも有り触れている色であって
この折り紙を持っている事はどうしようもなく下らない

僕 ....
太陽は何も考えていない無機物なのと同じで
僕も遠い国で誰が死のうが何の変化もなく
何の影響もなく何も知らずに明日という日を過ごせる
楽しいかもしれないし悲しいかもしれないし
それはわか ....
ぼくとかめきち

出会いは私が小学生の時だった
父ちゃんに連れられて
夜店で買ってもらったゼニガメ
ゲームにも出てきたような名前で
レベルやHPとかあるのかなって
当時は子供心をくすぐら ....
苦しみから
楽しみ
楽しみから
慈しみ

笑顔から
始まる。
優しさから
感謝で終わる。

意地悪は大嫌い
楽しく素直に
真剣に
喜んで
敬って

常にサプライズ
い ....
白い波間に 漂ひながら
をいをい泣くのは どこの子か

紅い波間に 繋がれながら
こいこい招くは たれがため

揺らぐ 夜空の片隅に
この世の黒を残さぬよう
明き月はまだ消えぬまま ....
          奇数行 奥主 榮
          偶数行 鵜飼千代子


草むらにもぐりこみ
 地平線がゆるむころ
息をひそめた虫たちは
 オパールの海が{ルビ有明方=ありあけが ....
あなたは 私の舟に乗り合わせた

黒髪を潮風に任せ
ペンタックスのディジタル一眼レフを 波間に向ける

あなたは 私を羨ましいと云う

潮風に身を任せ
北の海も 南の海も 旅ができ ....
駄目なお母さんでごめんね
いつも我侭言ってごめんね
でもね あなたがいるから
お母さんは生きていられるの
とっても とっても 辛くて
遠くへ行ってしまいたいと思った時も
あなたの笑顔が止め ....
古い学童保育の前で
私が気付いた影は
小さな二つだった

ちょっと気の強そうな背の高い子と
その影を踏んで歩く、少し小さめの子
見覚えのある景色に微笑みながら
私は、 ....
緩やかに
夜の装い
着飾ると

すれ違う
街並みたちが
急ぎだす

止まれの色の
人並みを
交わして前に

僕の気持ちは
時計の周り
行き交うばかり

進めの色で
踏 ....
はじめて
バレンタインのチョコレートを
用意したのは小6のとき

遙か遙かむかしのはなし

でも 鮮明に覚えてる 
初恋

あのころは
ペコちゃんマークの
ハートのチョコレートく ....
夕空がずっとあのままになってる
写真みたいだね
僕は脹らんで大きくなってる
従来の僕が驚いているよ
僕は僕になるんだね
僕自身だから
また小さくなれるかな?
二つは嫌だね
夢の中で見た ....
あぁ
なんだ
キミだったのかと
ふりかえり
時計は
こっちこっち
と手招きをして
左手から
右手まで
フジ壷みたいにびっしりと
わだかまりです
花が咲いてる
俺は今夜は
どこ ....
人間ってさ

めんどくさいね

怒ったと思ったら凄い自分本意な理由でさ

泣いたと思ったらただの被害妄想

優しいと思ったら見返り用の手回しで

叱ったと思ったらただの八つ当たりだ ....
振り返れば忘れ物

前を向いても忘れ物

そこかしこに何かを落としてきてる気がしてしまう

あぁ 子供の頃は

母の手を握って歩けばよかったのに

あぁ 子供の頃は

歩きつか ....
タクシーに乗った
何でもない 話すことは
釣りをすることはそこでできるのだ
今日も眠ろう

銀色の魚体をすぐに思い描いて
ああ 僕はそして
暇人なのだろうかと ただ話しながら
いつまで ....
海に腰は下ろしていて、そうして、眠ることに考えた。
高い服を買って、満足すると眠った。
眠れない夜を過ごすことなどしばらくなさそうだ。
また新しい欲望を、買ってしまった。
何も持たないことへと ....
{引用=
蓄音器から聞こえてくる歌劇に
あなたとの情事を重ねて
センチメンタルに浸る
贅沢に愛を貪りながら
少し破廉恥かしら、と頬を赤らめて

けれど、
いつまでも花の少女ではいられな ....
死者の目に

いちにちのうち

なんどかなってしまう

傍観している

肉をもたない霊となって

肉をもたないだけではない

傍観するいがい

なんの術もなくしてしまって
 ....
 
 
まだ煙草が吸えた列車
両端をつまんで
ぎゅっと窓を開けた
車窓の外から
まだ生きている風が入ってくるから
わたしも生きている気がした
それだけが実感だったのに
今はもうない ....
何かを失うたびに思うのは

自分の愚かさと

失ったものの大事さで





さよならダーリン


君が歩けば道が出来るよ










 ....
時間の止まった雪みたいに
ほんの少しの言葉だけで 心の中はいっぱいで
それ以外何も 欲しくなんかなかったのだと知った


その白い手に触れてみたいと
手を伸ばした先に何もなく
確かな絆は ....
あたたかい紅茶にはちょっとだけ
はちみつを入れておいたよ、砂糖のかわりに
水玉パジャマのきみはまだ半分夢の世界
昨夜はずいぶんうなされていたね
 
朝食の香りに鼻をくすぐられて
ふんわり毛 ....
雪だ、雪が降っている
真夜中に降り続く しんしん降りてくる

雪降る夜はワクワクする
台風の朝のように心が躍る

そして今日とは違う明日の景色を待つ
窓に張り付く淡白い結晶を眺 ....
白く獰猛な太陽は
月面の果てしない砂(レゴリス)に生命を吸いとられるように沈み
僕の銀色の船は水のない海(マーレ)を
宇宙の闇夜に揺られながらゆっくりと航行する。


僕は今、雨の ....
今日も 科学者たちは   

さよならで すこし 死んだ空に

ロケットをうちこんで とどめをさしている

だから 僕らは笑顔で 暮らしている  


     。。。。。。。。
 ....
わたしの彼は駆け出しミュージシャン
現代の若者と言えばロックバンドで
例にもれず彼はボーカルを務めてる

週末になれば仲間を集め
小さなライブハウスで叫んでるけど
スタンドは冷めきって ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
『落陽』東雲 李葉6*10/2/5 17:21
ストーリーテラー1486 1...1*10/2/5 16:39
覚りの出勤散布すべき薬...010/2/5 15:46
短い虚無の話1*10/2/5 15:42
抜粋された独白010/2/5 15:38
もしもし亀よ、かめきちさん窓枠0*10/2/5 15:32
心の底からペポパンプ7*10/2/5 12:14
邪魔一酸化炭素1*10/2/5 11:56
交錯詩「朝」奥主 榮  鵜飼千代子[group]鵜飼千代子9*10/2/5 8:22
ある舟員の話アマメ庵810/2/5 6:32
綾瀬のりこ610/2/5 6:20
幸福論山中 烏流10*10/2/5 6:15
待ち合わせ宣隆210/2/5 4:13
あげないもん森の猫4*10/2/5 4:11
欲望みたい欲望じゃないみたい真島正人1*10/2/5 2:15
凍りついた序章1*10/2/5 1:41
腑に落ちない詩伽茶210/2/5 1:32
子供の頃は短角牛310/2/5 1:27
景色の中の泡として番田 110/2/5 1:01
冬に海010/2/5 1:00
返らぬ少女のかずかずを、愛しき君におくる高梁サトル3*10/2/5 0:16
死者の目吉岡ペペロ610/2/5 0:05
実感小川 葉110/2/4 23:47
吊るされた男2*10/2/4 23:35
-0湖月010/2/4 23:33
土曜の朝のソネットma_non...210/2/4 22:52
真夜中の雪仁惰国堕絵師4*10/2/4 22:05
月面航海記(雨の海)楽恵16*10/2/4 21:09
未来昏(ヤッカ)2*10/2/4 21:08
マイク窓枠4*10/2/4 21:08

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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