きっとあの場所まで
きっとあの季節まで
ずっと走ればよかった
きっとあの時以外には

春と冬の間で季節は止まり
優しい誤作動の日々から
動かなくなってしまう

繰り返す春と冬の日々に ....
時間がたって、
ストリングスとワルツが
意味をなさなくなって
そのあとに
枯葉の季節が来たけれども
僕は感傷を全部目で追うために
部屋の中にいた
淋しげな
恋人たちの絵を
眺めて暮ら ....
純粋に真っ白な雪たちが
ベールを覆うように積る
切なさも淋しさも
穢れすら隠そうとする様に

身も心も凍りつく前に
あなたに会いたい
早くあなたに会いたい

ゆっくり雪を溶かすように ....
かなわないなんていっても
あきらめない
いまを乗り越えるんじゃないんだ
自分でも知らなかったつぎの覚醒
だめだって言ったって 僕は夢中だから
きみのすぐ横にいるならできそうで
いままで ....
その甘い息は
果実酒のギラギラだ

彼が毟りとって囲ったのが端緒
いま花壇に菌糸が潤む

涙も渇かぬ世界で白く荒い肌

舌で這いずる俺は犬のよう
餌ある限り死なないっての
私が成し遂げた屈折は
私を助けてくれませんでした
私が想いやった
私の悲劇は
私の中で閉じていました

夜の空には星がきらめき
人の瞳に涙を呼びます

私がかじっていた青い実は
私 ....
 
 
ちょい悪オヤジがホテルに泊まった
何かの手違いだった
手違いだったはずなのに
彼はホテルの一室で
快適な時間を過ごしていた

ノックする音がして
ドアを開けた
ボーイだった ....
ひとり

ひとりより ふたり

ふたりより さんにん

さんにんより よにん

よにんより いっぱい

でもやっぱり ひとり
彼とは佐賀の九州陶磁文化館の研究会で初めて会った
私が書いた明末清初の華南三彩陶磁の論文を読んだと彼は言った
高名な李朝白磁研究の専門家に自分の論文が読まれたと知って私は高揚した
その頃私は中国 ....
美しい言葉をください
心にない言葉でも
嘘っぱちでもかまわない
美しい言葉をください

そんな醜い言葉では
あなたが強張ってゆくばかり

そんな苦い言葉では
あなたが痛んでゆ ....
手 指、無くした
力 鍵、
鍵探す、去る、
僕、緑 色、
影、のような、目 針
夢の日へのボートを走る
漕ぐ君の様子の
走る白い陶器を波線が
まだら模様をなして悪ふざけの
泳ぐ笑みに立って
 
 
【ファンタジア】
 
 
 
 あなたは何を見て、何を感じて、何を想い生きているの。

 悲しみを
 苦しみを
 喜びを分かち合いながら

 あなたは多くの事を知り ....
大気にはりつめる 甘く あたたかな 匂い
泥流から 水面を割って 境界を 越えた瞬間

蒸発して 真っ白く 散ってゆく

ゆらぐ さざなみの 光は
あつく うすく 屈折した虹をまき散らす
 ....
失意で街を歩いていた

白が散る夜を歩いていた

涙で白が小さくぼやけて

リラの花の乱舞のようだった

CGでだれかが

からかってでもいるのだろうか


空をさがした
 ....
―――彼は



幾つもの黄昏を呼びました

幾つもの闇夜を越えました



――“黄昏の君”出ておいでよ




世界を呪って

世界を消したくて


 ....
鏡の音を書きとめて
一晩がすぎ 二晩がすぎる
夜の鳥の声 水をわたり
水に映る


曇の時計
貝の内の午後
誰も見ない青
棘と牙の青


二つ三つ不確か ....
ここはもう駄目? 旅の支度するんだね
住み慣れた街をまた離れてゆくんだね
見慣れた景色 愛すべき仲間達
もう二度と会うこともないかも
会うこともあるかも
さよなら

冬が行き春が来て 命 ....
安易なキボウが、風に消える 
この糞ったれな世界にて 
ぼくは今迄よりも必死に 
「ほんとうの答」を探し始めた 

古書を開いて捲るほど 
文字の無い空白の頁の 
左側には、十字架にかけ ....
ねじくれているという言葉の過剰に驚いている
ねじれているだけでいいのに
ねじ
くれて
いる
ねじくれてれて
ねじれれれ
その意味は混乱と混線と余剰

ほとんどという音の繰り返しと意味 ....
無意味に星が綺麗に見えている
タンクは今も団地の奥に建っているんだろう
帰らなくなった故郷
逢えなくなったキミ
ドレスを見せてね、なんて
よくも強がったもんだ
実際写真を目にして込み上がる ....
もし(ほんとうの時空間)を 
生きるという選択をするなら 

手にした木刀で 
目の前の暗闇を、斬る 
盲目の侍と、ならねばなるまい。    
新たな自己を、生み出すことは 
卵を産む、自らの母になる事。 

今こそ、明日へと 
踏み出すべき足元を、視る。 

何者かが引いていった 
一本の線の、その先へ。 
あなたが愛を呉れなかったとしてもわたしはあきらめない。
あなたが愛を呉れたとしてもわたしはあきらめない。
あなたが愛を巻き戻さなかったとしてもわたしは愛を巻き戻さない。
あなたのつよさは わたし ....
優しさってなんですか
優しいことが
生きていくために必要ですか

優しさがほしいのはみんな一緒ですか
それは言葉ですか
しぐさですか

優しくないからと捨てられたけど
優しいからでな ....
涙が溢れそうで空を見上げる

雲一つない青空

風が頬を優しくなでる

澄んだ空気に心が溶け出す

逃れられない運命や悲しみに

心が震える

今日と同じではない明日に

 ....
あれは自尊心だったのか

あんなことを告白して

あなたの時間から姿を消した


時間の存在さえ

永遠ではないのだ

いつまでも、宇宙が収縮を始めても

愛していたはずなの ....
あなたの特別な存在になりたい

男の人はよく言う
『きみは特別な存在だよ』
女の人はよく言う
『私はきっと彼にとって特別な存在なのかも』

よく耳にする『特別な存在』
それは愛があると ....
夢を見た

とても楽しい夢だった

リアルな夢だった

夢について話す夢

笑顔の自分

声をあげながら 笑ってる



目が覚めた

とてもつまらない夢だった

 ....
 
今は、メールで伝える時代です。

メールの文章では…
その人となりが伝わりません〜

その代わり〜
絵文字という…

新しい形が〜
その人の心の有様を伝えます。

昔は…
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
春と冬昏(ヤッカ)010/1/15 12:37
想い出真島正人1*10/1/15 12:07
弥鈴5*10/1/15 8:39
Renaissance月乃助10*10/1/15 6:28
ブラウニイしべ210/1/15 5:49
私が成し遂げた屈折は真島正人2*10/1/15 3:29
ホテル・リグレット小川 葉3*10/1/15 3:02
ひとり仁惰国堕絵師1*10/1/15 2:48
高麗青磁双耳壷の印象楽恵7*10/1/15 1:21
美しい言葉をくださいオンガシ6*10/1/15 1:21
エレベーター番田 010/1/15 1:21
湖畔110/1/15 1:20
ファンタジア綾瀬たかし010/1/15 1:11
泥の川からゆびのおと110/1/15 1:09
旅をする光吉岡ペペロ410/1/15 1:03
成り果てた獣、鵺。ユダ010/1/15 0:44
冬と門木立 悟410/1/14 23:58
旅人シラズ仁惰国堕絵師1*10/1/14 23:57
宇宙の本 服部 剛310/1/14 23:29
過剰と繰り返しふるる110/1/14 23:20
叶わぬ想いなら智哉110/1/14 23:19
座頭市 服部 剛110/1/14 23:17
誕生 110/1/14 23:11
愛についての一考察ながぐつ長靴...110/1/14 23:10
優しさ朧月510/1/14 22:30
雨ノチ晴レ帆乃香610/1/14 22:19
告白吉岡ペペロ3*10/1/14 22:02
存在帆乃香110/1/14 21:53
夢想010/1/14 21:53
想いを伝える籠球太郎010/1/14 21:25

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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