軽くジャンプする
ヨッ ヨッ ヨッ と
繰り返し繰り返しステップを踏むたびに
魂が軽くなるようで
顔に当たる日差しが
ザクザクと繊細な雪解けを
踏み潰す

陰に日向に
行き来する繰り ....
誰もいない
静かな夜道を
ひとり歩いている

当てもなく
ただ
歩いている

昼間は
大勢の
客で
にぎわう
商店街も

車が
行き交う
オフィス街も
夜になると
 ....
店の
入り口の前に
一匹の犬が
座っている

自分の前を
通りすぎる人たちを
じっと見つめている

まるで
誰かを
待っているように
「いらっしゃい」
「こんにちは」
人に ....
雪で
作った
小さな家
かまくら

かまくらの
中に入った

こたつで
冷えた体や
手を
暖めながら

子供たちが
仲良く
しゃべったり
笑ったり
とても
にぎやか ....
 
夜明けのサンマルコに風が吹く
恋人達の残り香を拾い
集めながら朝を、呼び込んで
 
頬を掠める
微かな潮の交響
幾つか期待を散りばめて
 
 ときめく、
 アドリアの海
 
 ....
私はある日 海草でした
十本の指は ゆらゆらと動き
それぞれに意志をもちながらうごめいている

波を受けながらカラダはおして ひいて
足はだらしなくとられ ぐねぐねと わなわなとふるえる
 ....
                  100118


野薪と変換されて驚いた

薪は天から降ってこないので
燃料店から購う
デフレの今日でも
薪は高い
安かったことなん ....
家族の朝は
音をころしてひそやかに訪れている

踏みしめる階段をあがる足
そうろりとさぐる一段いちだんを
寝息に重ねておりる足

みながみなの
寝るという作業を脅かさぬように
無事に ....
空では星が衣擦れの音をさせ、冴えた月は氷山の槍先をぼくらに向けた
乳白色の暗黒の雲が静かに落ちて、甘い匂いだけが空気を震わす
キレイナ雪の降り注ぐ、2文字の時間に、きみとぼくはあの扉を抜け
ダン ....
オリオン・ベルトが冴えていた

女が男の胸に顔をうずめている

男が女の髪の香をかいでいる

女は男の純朴な好意に茫然としていた

男は女の突然の激情に茫然としていた

夜空に見つ ....
雪片うるふと目を閉じて
ママには内緒で あそんだよ
 
  窓辺で白い息はくと
  ガラスにお絵かきができるぜ
  すぐ消えちゃうけど
  そしたら俺と踊ろうよ
 
 た たり ら
 ....
じゅくじゅくとした
痛みを 分け与えながら
血まみれの軌跡を眺めている

(いつだって、第三者きどりで、傍観を決め込む、よっぱらい)

言葉は鋭く
胸をえぐっては 腐るまで所有する
ど ....
置いていかないで

夜の公園で
雨に濡れて
傘で突かれる
低俗なエロティシズム

連れて帰ってよ

朝日を浴びたら
生きてゆけない
からからに干からびて
風に飛ばされてしまう
 ....
誰も いない
日々の 誰にもいなかった 労働者が
寂しい心に 場所を探していたのかもしれない
公園に 部屋の
彼が行ける場所を 必死で探していたのだ

労働者をできる限りの道に探した 五番 ....
夏の熟れた日 雨あがり

秋の風きく 鼻先に

音なく冬が ふりつもる

とろり睫毛に からみつき

視界かすめて 芽吹く草々

目蓋のうらの 星を負い

失われた ....
「好きになったばかりだもの。そんなに食べられない。」
そういってあなたは夕焼けを摘みとり口にほうる
鴉の濡れ羽色の髪が絡まり
毛細血管の包囲網を意味のないものにしている

歩いている ....
花びらを
重ねたような
3つの赤

《溶けるの?》
《溶けるの

にじんだ縁の浸透圧で
 ....
言語学者は
なゐのある国に住んでいた

繰り言を操り
魚たちを漁り
縹色の鰾を解剖し
暗闇の中に二つあるものを
その音を
いつも探し求めていた

文字や表記よりも
音声記号そのも ....
地母神の歌を歌うのは
月の真昼のギンドロヤナギ
スノードームの嵐のなかで
雲母の窓が開くとき

粉砂糖浴びた菩提樹の
リンデンバウムクーヘン並木
月の深さと詩の絶対値
十一次元の座標軸 ....
水面を自在に動き回っていた
水すましはどこへ行ったのだろう
少年の高慢や恥辱など
とっくに澄んでしまっている

池に沈むしがらみは
百舌や川蝉のように
とび越えねばならぬものだった

 ....
耳の奥でふつふつと沸く熱
湧き出て世界を解凍する
ぼくの指先が羅列して
凍えた先の春をよぶ(それを まっているの)

花咲く銀河に辿りつくのはいつ
その日まで 消化し続けなくてはいけない
 ....
{引用=

海の
低く濡れた海の
あなたの声より低く濡れた海の
さよならなんて言い出したあなたの声より低く濡れた海の
掠れた海の波の
途方もないたくさんの囁きたちが
あした、砂浜に降っ ....
          伊豆急 城が崎海岸駅の裏手に
          白いペンションがある

          庭に大きく茂る木
          それが やまももの木だ
        ....
きみのひらがなにぼくの声を重ねて
地層みたいなしま模様になって
それはありふれたメロディーで
すき間にもぐりこむ小さな虫ですら
小気味良いアクセントにしかならなくて


さっき港を出発し ....
まるで何事もなかったように
日常の分だけとおり過ぎていく
愛情は誰も手にすることができない
静かな凪の海
私をおきざりにしたまま
潮も今は遠く引いている 
深海の青のような音楽
三日月が ....
慟哭はたちまちの内に凍りつき
ひとつの惑星になってしまった
あまりに穏やかなその姿を
僕は畏れた



硝子ほど鋭利ではないけど
涙ほど優しくもなくて
だけど人を殺すことはできる
 ....
お腹が減って何かを食べるのは人間だけです。 求められる にこやかに夜を
ゆう はね とう あぶのなしきに継まよ 継まよ
溢れあう 殺しあう 残された物も
残されたものも
いつか僕が死んでしまうとして
どれくらい君の記憶に残るのか
なんてこと考えながら
会ったりするのはイヤなんだ

昨日の僕はとても嘘つきで
というかいつも嘘をついてばかりで
なんだかとても ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冬茜within5*10/1/19 14:37
静かな夜道そよ風さん5*10/1/19 14:32
1*10/1/19 14:27
かまくら1*10/1/19 14:23
少年時代窓枠3*10/1/19 12:39
海草の想い朧月3+10/1/19 10:44
戯れ戯れの戯れの巻きあおば4*10/1/19 10:31
音が運ぶ朝朧月310/1/19 8:48
夜中のダンスフロア[group]岡崎師010/1/19 8:18
オリオン・ベルト吉岡ペペロ110/1/19 7:32
雪片うるふma_non...110/1/19 3:15
チューハイゆるこ110/1/19 1:38
プレイボーイスカイゴウ110/1/19 1:37
番田 010/1/19 1:16
いつつめの季節ソノタ010/1/19 0:46
宵闇スーパーインポーズ010/1/19 0:41
尊敬依々れんこ110/1/19 0:19
辞書にない言葉辞典海里3*10/1/18 23:59
準詩の神殿210/1/18 23:59
古い池合歓木110/1/18 23:45
沸点(銀河へ)ねお0*10/1/18 23:03
波打ち際、ゆめは覚えてないあぐり6*10/1/18 22:34
ペンション アントルメ鵜飼千代子6*10/1/18 22:11
地層あ。8*10/1/18 22:01
夜想曲楽恵7*10/1/18 20:30
宇宙九重ゆすら3*10/1/18 19:13
こんにちは。十二支蝶010/1/18 18:19
六天ハヤ010/1/18 18:18
水辺010/1/18 18:13
いつか水中原動機210/1/18 17:19

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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