所長とお客様のところですれ違うことが多くなってきた
常務のイケダは、それは社長と片山先生のまいた種だから上田くんは悪くないよ、と言ってくれた

さいきんやっぱりシバタさんが印鑑ついた発注書がない ....
先生は言いました
あなたも自分で選んできたはずでしょう


とと

かか

ここ

ボタンから指をはなせば

なな


てて

折り畳まれた頭をもったの ....
鳥が飛び立ち
魚は泳ぎ出し
猫は顔を洗い
始まりの風景に焦点が狂う

風に乗れず
流れに逆らい
長い髭を引っ張ってみる
まだ少し、眠っていようよ
おいてかないで


僕 ....
 
 
学習机の上で勉強されているのは
パラジクロロベンゼン

パラジはパラダイス
クロロは苦労人
ベンゼンはベンゼン大使
みな、一様に春を待ってる

勉強しているのは
ナオミキ ....
ざわざわしている森の中で
私の命だけが静かでいる必要はないのだ

煌いている光の中で
緑にも影がある 川の光も影を持つ

入ってみない?
なんて聞く前に足を踏み入れてもいいのだ
川には ....
左折レーンにいた
交差点にしゃがみ込む人たちを見た
赤い小さな水たまりを見た
音声を風が運んだ
がんばって…
がんばって…
助手席の彼女が見たもの
人の言葉を持たない小さな生命が
消え ....
ぼくの心は
ひびの入った鏡
決して
正しく映らない


ぼくの気持ちは
バラのトゲ
ささくれがひどくて
誰も触れることが出来ない


前頭葉で警報が鳴る
ぼくは素早く武装 ....
  − エーリスに捧ぐ −


太陽が 沈む ぼくに 
巨大な 火焔 膨大な 熱量
太陽が 沈む ぼくに

太陽の 中の ぼくの 中で 太陽が 燃えている
若さ そのオクタン価の高い年 ....
ありあわせの息をつなぎ止めては
上皮になすりつける

吸気とのバランスが保てないのは
肺が弱いからだろう

草も土も穏やかで冷たい
詐欺師のようにゼンマイで動く春は
枝から頬
鼻先に ....
僕は口元から無くさせられている
激情がこぼれる 外を見ていたこともあった
窓など呼びかけるような詩を書いた 僕は
考えさせられる 僕は
考えるべき事がなくなった
思考することも まとまればい ....
きみの好きな彼女が
街を歩いてるのを見たよ

並木は綺麗で
赤いバイクがたくさんあった
黙ったまんま思うんだ
きみの好きな彼女が
あいつと歩いてるのを見たよ

あんなやつと
付き合 ....
湧き現れる感情よ 脈打つ思考の一拍ずつを 
それぞれの角度から 正確無比に狙撃しろ

正体を撃ち抜かれた執着が 無音で砕け散る
その破片から 無念が幾筋か昇る

硝煙の向こうに 幽かな ....
あるうららかで暖かな日
ふらり散歩に出てみる
あてどなく歩いてみる

春風はどこか優しくて
さらり南から吹いてきて
私の髪をもてあそぶ

花開いたジンチョウゲの香りが
 ....
生まれた日から 疑問符と一緒でした
母の心に マイナスな思い出をうえつけた日でした
私のことが いらなかったのではないと
望んでたと きいたことはないけど
それすらも 確かめないで生きてきまし ....
ヘリコプターのような方ですねと
僕が言ったので
相手は少しへりくだって
それからむすっとして
紅茶を飲んだ

暗い路なりに
銀色の聖餅が落ちているのを見て
これはパンでもないし餅でもな ....
           子供の心を忘れない大人になるんだ
           いつもそう 思っていた

           マックで子供あつかいされるの 
           嫌だった
 ....
幸せは 手に入れた瞬間から
少しずつ こぼれていくから
             
幸せを 手に入れたなら
真空パックで 密閉して
          ....
満たされて表面張力
あふれ出してプリズム
刺激的に反射して
光る涙も虹色

小さな爆発連鎖して
君の心が崩壊していく

足りないのはH2CO3
弱まって微炭酸
ぬるくなって甘っ ....
           細い線が幾重にも重なり
           光の角度で表情が変わる       / カオ
               
           カップボードの上では
  ....
どうしたらいいかわからないとき、いったいどうすればいのか あまりにも偶然の
そういったひとつの雫のように

午後の空は案外小さいものだ

倒れている私には
自分が呼吸をしているのかさえ曖昧で
ただ
降る眩しさだけがほんとうだった
(やっぱり ....
世界とは拡散した苦しみである。世界の始まりには、苦しみの結び目がある。あらゆる存在は展開であり、圧搾である。あらゆる事物は苦しんでいる、すべてがあるべきものとなるまで。虚無は痛みで身を震わせている、あ .... あまい日差し
正午のランプ
カーテンの揺れる速度にもついていけない気持ちでいる

首筋 踝
なまぬるい指
喧騒がひどくとおくなり
カーテンの揺れる速度にもついていけない

からだ ....
台所に立つ祖母に声をかけた
今日の夕食の相談に
太陽が少し傾いて窓からこちらをのぞいている
ぼそぼそと話すと
野菜室からは季節外れのナスが三袋
びっくりして首を傾けると太陽と目が合った

 ....
「新田義貞 遂に起つ」

桜万朶の 花霞み
空は祥雲 集りて
若葉茂れる 板東の
広野疾く疾く 走りゆく
征馬駆くるは 上州の
新田郡が 御曹司

濫觴遠く 源の
八幡太郎に ....
君の内側から 僕を見たら

僕は何色かな

僕の内側から 君を見たら

君は見えなかった


当たり前だよ

僕はもう 濁ってるんだ

ああ

濁ってるんだよ
 ....
とれたての干し柿とは何か
とりたてのめざしのようだ

とれたてのお新香とは何か
とりたてのふりかけのようだ

聖なる書改訂版には干し柿も
めざしもお新香もふりかけも
あの人が光りあ ....
すると流れる気と気の触れ合い

呆気ない 影かよ

セックスってこんなんだっけ

つって何を思い出そうとしているのかがまずわからん

思い出せるものは散らかった部屋で泣く子供くらい、う ....
羽をもがれて
あなたは水に四肢をひらいた
金にも見える
銀にも見える


波が燃えて
緑に落ちる
手のひら消える
手のひら見える


息が息をふちどり
冬 ....
延々と旋回して ぼくらが密集するのを 待っている 
銀の鳥群
あれは 狩りの前の儀式


狩る側も
狩られる側も
祈っているんだ




戦場へ行こう
両親を想って  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
蛇と桜吉岡ペペロ710/3/22 13:53
イシダユーリ410/3/22 12:18
何処かに太陽の獣210/3/22 12:03
パラジクロロベンゼンたもつ510/3/22 10:53
ざわめく森の中にあって朧月410/3/22 9:26
Goodbyebirdと名付けるたちばなまこ...9*10/3/22 8:55
アイスピック寒雪110/3/22 7:53
太陽の種 / ****'02小野 一縷4*10/3/22 7:10
弥生しべ110/3/22 6:22
窓と思考番田 210/3/22 3:02
あそぼうよ竜門勇気2*10/3/22 1:01
未完 / ****'02小野 一縷3*10/3/22 0:44
はるかぜ麻生ゆり4*10/3/22 0:29
両親へ朧月210/3/21 22:19
レモンでもミルクでも瀬崎 虎彦410/3/21 22:15
こどものこころ鵜飼千代子12+*10/3/21 22:04
ゆでたまごの朝3*10/3/21 21:53
サイダーナ ヲ ト1*10/3/21 21:44
ビードロ細工の 生鵜飼千代子1*10/3/21 21:27
無題#くろきた110/3/21 20:41
サニー9*10/3/21 20:40
生きて在り続けること ミシェル・ウエルベック 拙訳banjo210/3/21 19:33
水のなかはるな210/3/21 18:29
日常のその後でかんな6*10/3/21 18:18
新体詩もどきa110/3/21 18:03
一酸化炭素2*10/3/21 17:21
とれたての干し柿とは何か……とある蛙10*10/3/21 16:19
宇宙ほどにもチャーミングなbanjo310/3/21 14:31
場所木立 悟410/3/21 13:16
弾頭 / ****'01小野 一縷9*10/3/21 10:58

Home 戻る 最新へ 次へ
3475 3476 3477 3478 3479 3480 3481 3482 3483 3484 3485 3486 3487 3488 3489 3490 3491 3492 3493 3494 3495 3496 3497 3498 3499 3500 3501 3502 3503 3504 3505 3506 3507 3508 3509 3510 3511 3512 3513 3514 3515 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.95sec.