あなたが
黄色く話していると
楽しくさせますね
でも
黄色ばかりだと
かなしくさせますね
カナリヤ、ハンカチ、スマイル、
あなたが
胸にもっている黄色
黄色の水たまり
....
手紙を出す用事があって
エレベーターを待ってる
扉が開く
エレベーターの中が
こんにゃくでいっぱいだったので
乗らずにに見送る
あんなに沢山のこんにゃくを積んで
あのエレベー ....
躁々晴れようが 鬱々伏せようが
めそめそ泣こうが にやにや笑おうが
佇んでようが 微えんでようが
鬼住んでようが 邪が住んでようが
いつかわたしも しぬるんだ
そうかわたしも し ....
怖い
貴方という存在は
私の中で
こんなにも
多くを占めていて
貴方が
いなくなってしまうかもしれない
いま
が
とても
怖い
....
ぼくらは虹の両端を掴み、世界と縄跳びした。
雨を閉じ込めたビー玉をきみにあげるよ。
雲のうえに寝転び、お日様と会話したんだ。
雲が流れ流れて、空がふと目を閉じた。
雨が地面に触れた 。 セカイ ....
萎れた木から一匹の羽虫が飛んだ 羽虫は雨に濡れて地に堕ちた
泥水の中でも奴は生きる しぶとく生きる 足が蠢いている
背中の夥しい数の斑点は死の象徴 色濃く鈍い色彩を放ち
羽が濡れ 長い時間をか ....
愛される喜び
愛する喜び
笑顔が絶えず
誉め言葉が絶えない。
信頼されて
頼まれて
信じて
頼られる
心に光を
心に安らぎを
心に安心を
心に希望を持つ。
言葉の使 ....
新聞を広げると
我が子を不慮の事故でなくし
涙ながらに悲痛な思いを語る親が
そして同じ紙面に
我が子に虐待を繰り返し
死なせた上で「しつけだった」と語る親が
....
白いあなたはたちのぼりました
火葬場の空に
時間はどこででも流れるものだと
感じた棺の残骸
自分の嗚咽に一番 自分が驚きました
私はあなたを憎んでいたし
あなたと対決する日がこわか ....
わたし詩が好きよ
だって好きなこと書けるじゃない
雨、雨が降ってきた
上がったわ、な―んて虹、虹をかけたワ
夜なのに午後って言ってみたり
わ ....
臭い息を吐きながらバスに詰め込まれて
長い坂道を登りまた降りてゆく
雨に濡れた路面と涙を含んだまつげが
ブレーキのたびに摩擦で軋む
日々は流れる水のようでいて
なにも清浄にすることがない ....
お月さまみたいだ
昼間もうっすらと感じています
夜は突き刺さるように感じています
これ以上書いたら
また嫌われるようなことして
困らせるからやめるね
ここまでなら大 ....
散るために咲く花の 年々
洞庭湖の晩 暗く 俯き
薄氷の光を踏む
木立の沈黙 彩か鳥の姿まだ帰らず
君の歌声 一遇 銅琴の音 華やかなりし頃
遠く
宮廷楽人 詩酒の会
....
適切な一秒を
わたしにください
わずかに
ずれることもなく
適切な一秒をこの身にください
この目に
何かを映すなら
光か影のどちらかを
耳に何かを残すな ....
かってわたしは煙の精を葬った
そして色の精も片づけた
今や酒精も遠ざけようと思う
なかなかのやつで骨が折れる
金もかかる
楽しくやっつけよう
濃厚なやつ淡いもの
色精とよく似て手ごわい
....
ふと そっと
戻る気がして
よみがえる温度が
足にいつでも釘を打つ
約束とは記憶
言葉でできた格子
だがそこに
自分を残し
置き忘れては
出掛けていけない
連れ立つのは ....
時計の針がチクチク鳴っていて
私の脈が皮膚を打つのがそれよりも少しだけ早いのが心配だった
{引用=ある晩黒い大きな家の影に
キレイな光ったものが落ちていた
むこうの街かどで青いガスの眼が一 ....
冷たい銀色の刃を
白い腕にあて
力を入れてスーッと引く
白い皮膚に赤い筋がつく
なぜだかわからないが
心が落ち着く
けれどすぐに不安にかられ
再び刃をあてて一気に引く
何度これを繰 ....
いつもの道に背を向け
瑠璃色の闇、校舎に明かり
ぎゅっと瞳を閉じれば
何度も涙があふれ
絵に変わっていく思い出
いつのまにか追い越されてた身長
ちょっと昔のこと
すぐに消えては浮かぶ ....
転んで擦りむいた
歩くたびに
ズキンズキンと
痛みが伝わる
小さな傷が
私は生きている
私は生きている
と叫んでいる
なぜか痛みが心地良い
どこかいとおしいその傷は
独り転 ....
{引用=
光沢をみせる
明かりが窓からもれ出ています
街辻に面した旧い教会は、十字をかかげ
黒い街灯は、とがったその四角い頭をおもたそうに
旧さの中に時を埋めてしまう
子どもがくれた葉 ....
君は夕暮れ朱色の雲の影を追い掛けて
何処か知らない遠くの国へ迷い込んだんだ
此処には君がいなくなって少し寂しいけど
何処か知らない遠くの国の子供が踊っている
いつか君の背中には
大きな獣 ....
耳元で囁く I love you
貴方が少し照れたように微笑むから
私はとても幸せで
泣きたくなる
微かな機会音が貴方の命を繋ぐ
誕生日まであとふた月
指折り数えているけれど
病 ....
消極的に一晩中
消去していたが
どうにもこの方法では
心の皮膚が元に戻らない
いっそ
千切ってしまおうか
柘榴、また実がなるかな?
とか思ったが
それも夢のまた夢だろう
僕は
あわ ....
君は突然
僕の心の隙間に入り込んだ…
ちょっぴり強気な君がさ
僕に膝枕
真下からのアングルに心が揺らぐ
どうやら君が気になるみたい
ちょっぴり強気な君がさ
ねだった腕枕
君の寝 ....
何もないのなら、
何かにしていたい、
何かを見てきたことにー
髪の毛が束ねられた、束ねられた髪としての舞う
見ていたいものの、束ねられた思いを失う
失われた思いの、言葉
言葉の認められなか ....
何も詩など
知らないのなら一番だ
得る物も家で作らなくていい
家で寝ていれば寝ているのが
自分の中でないだろう生きていけばいい
声を潜めていれば
全ては奏でられていくだろう
{引用=
もうこの海から月は見えずに
溶けきってるわたしのりんかくは掴めずに
今日の、その感覚が
痛いって 知ったの、知ったの
痛いって。
(たべたい)
中指 ....
良い係会をしていた
わたしにはいつもビールが足りなかった
九条葱の鍋を頼むには予約が必要だった
足りなかったのはいつもビールだった
架空に計上された注文票が
どこか遠 ....
抱きしめて存在を確かめる
あなたを温かいと感じたとき
私はきっと冷たくて
私を温かいと感じるとき
あなたはきっとこごえて
ふたりは
春と秋を重ねて
交互にめぐる季節
あなたに暖められな ....
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