{引用=

さみしいとばかり垂れ流しているくちびるが
あなたの名前をさがしているんです

ぼくはずっと
世界のおわりをみるために三角ずわりを崩さず、
双眼鏡片手に珈琲を飲んでいたけど
 ....
ずっとあなたの
しあわせを願っていたいけど
いざ願うべきときになると
あたまの中がぐちゃぐちゃになる
本当は
わたしがしあわせにしたい
あなたを

ねぇ
ほかの人となんか
しあわせ ....
 
 
もずく酢しかない部屋できみは
なくならないもずく酢を
ただひたすら食べ続けている

そんなきみの背中を掻いてあげたいのに
きみには掻くべき背中がない
それよりも前に
ぼくは夕 ....
建物の影が長く鴉の影を取り込むと
夜はちゅうちゅうと鴉の成分を吸い取りながらまあるくまあるく膨らんでいく
ラーメン屋の湯気の中で
二人で未来を語っていた時から
おまえは何時(いつ)も ずれた視線をしていた。

駿河台の坂を上って行く途中
ヒラヒラと雪が降り始め
俺には寒かったが
おまえは ....
陰気な少年がいます。
ぶらうすとかーでぃがんを重ね着している、陰気。
少年は植物が好きです。
小さな庭を持っています。
なるたけ日あたりのいい場所に造りました。
陰気な少年と正反対な明る ....
小さいころ、お母さんとデパートにお出かけした時

ハイヒールをはいたお姉さんが、

コッコッと音をたてて歩いていくのが

すごく羨ましくって

わざとサンダルをカチカチいわせて歩いた
 ....
学校帰りに友達と

近くのスーパーでケーキを買った

「たおれないように持ってかえんなきゃね」

そういいながら、ケーキを袋に詰めていると

後ろから君の声がした

急いで振り返っ ....
あるとき、家のあるじがかわった
新しいあるじが快適な生活をたのしんでいるとき
古いあるじの亡霊が
新参者をおいだそうと、いたずらをはじめた
南天の枝で窓ガラスをたたく
天井裏でねずみをけしか ....
今日は日が悪い
人は赤口と言う
地獄の釜が開くそうな
皆凶とでる!

腰を痛め
心を痛め
上司に怒鳴られる。
神様は全て知っている。

苦しい時は
成長している時
でも忘れ去り ....
人がいなくなって初めてその人の価値を知ります
人がいなくなって初めてその人の優しさを知ります

そう思えば
今何気なく過ごしているこの時間も
かけがえのないものとなってゆくのです
ピンクと灰色とブルーが混じり合って

あたりがもうすみれ色になっていた

春にちかい風が吹いた

LEDほどのつめたさが鼻を撫でた

きょうの天気がなんであったのか

わからなくな ....
ダンダンダンダン
ダンダンダンダン

かっちょいー

外国の曲を聴くとよく思う
私はよくそう思う

何言ってるか分かんない
単語のひとつも聞き取れない

だけどなんだかかっこ ....
白磁の球体のただひとつの穴に

青磁の円錐の先端を突っ込んで

女性に見立てた

右手の親指と小指で円錐をはさみ

残りの指の腹で球体を愛撫した


触れるか触れないかの所で
 ....
朝一番に窓を開けると真っ白に吹雪いていた
時が流れるにつれて徐々に雨へと変化して
暮れる頃にはそれさえもあがっていた


駅の改札を抜けて家路につく
空には呑気に星がちらついていて
コー ....
ため息 タメ息
溜め息 tameiki

   =

安心できるもの


いろんなためいきがあるけれど
溜め息をつくと安心する
なぜか知らないけどホッとする

「どうしたの ....
私のおなかの上で赤鬼みたいな怖い顔をして
額の汗を拭おうともせず
力強さこそが総てと容赦ない恥骨の痛みに涙を流す




さきほどまでの赤鬼が嘘のような寝顔
横になって見つめれば不思 ....
風の行方を見にいこうよ
名前も告げずに電話口
あいつの気まぐれ 僕の楽しみ

気乗りしないふりをする
あいつからチョコレートをせしめるために
風に飛ばすものを鞄につめたら 丘のうえ
風の ....
ここはどこなのか

じめじめとした空気が
身体にまとわりつき
呼吸さえも自由にできない

暗く
深く
冷たい場所


動かずうずくまってしまうと
この暗く深く冷たい場所に同化し ....
雪国の町は空気も凍る
重い空の下
ねぇ
あなたは凍えていませんか?

秋の日の柔らかな日だまりの中で
産まれたばかりの私を
あなた
そっと抱きしめてくれた
それが暖かで
それが安ら ....
永遠に独白しつづける少年少女の夢
ナイーブであることが夏休みを凍えさせたけれど
薄い氷にとびこんだときに
からだがコバルトいろになったよ
と言った


ぼくのほんとうの髪は
茶色くて
 ....
キミのココロの旋律が 時を超え 空間を超え 

ワタシの胸を響かせる

時に激しく狂おしく ワタシの胸をとどろかす

時に切なくやるせなく ワタシの胸にこだまする


キミの ....
ごめんなさい とあなたが言うから
ぎゅっと抱きました
生きていたくない とあなたが言うから
なにも言えなかった

息をしてるだけで ごめんなさいと
あなたが手紙に書くから
息をしていてく ....
しがみつけ
 すがりつけ
  しがみつけ


おれに傷痕を見せてくれ

 おれに傷痕をつけてくれ

おれの傷痕を覚えてくれ

 おれの傷痕をなめてくれ


東か ....
がらがらの電車の緑のシートに座った途端
私だと思っていた私が
すとん、
と奥に潜ってしまった


私は一体誰だっけ
私は一体何だっけ


体の奥の、ずっと奥
はどこかに繋がるドア ....
今日もまた音楽を聴きながら朝の身支度をする 九十年代末に流行ったUnderWorldというテクノバンドのBorn Slippy(NUxx)という曲が流れている 「Second Toughest In  .... こんにちは!ひらがなのくにから、きたよ!

(…えっ?)

ん?なあに?

( ひ ら が な の く に … ? )

そうだよ!あたし、ひらがなのくにのひと、だよ!

(ニホン ....
ひとりでもつづけよう
体温になついている匂い
いま/きみ/とりどりのきみどりのなか
閉じているきみの内側が
きみだけのものにならないでほしい


黙っ/たままのミルク ....
今年もまた、この街にやってきた。


一年ぶりに見るこの街は、昨年と何も変わっていなかった。
人々は、冬に向けての支度を始め、ショウウインドウには冬物の服が飾られている。


またこの季 ....
{引用=
幼い頃から爬虫類や両生類や昆虫が大好きで
森の中でそんなものたちと出会ったら
木苺にでもなって食べられたいと思ってた

青々と茂った中にちらほらと咲く白い花
水底の砂利まで見える ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
やっぱりさみしさだとしてもあぐり4*10/2/8 22:17
03:27cass210/2/8 21:52
もずく酢たもつ710/2/8 21:24
[group]佐藤伊織110/2/8 21:02
名残雪……とある蛙13*10/2/8 21:00
陰気な少年がいました(いました)(どうしましょうか)?点子010/2/8 20:42
ハイヒールくろきた610/2/8 20:27
君>ケーキ210/2/8 20:17
_寅午010/2/8 20:00
出る杭は打たれるペポパンプ5*10/2/8 19:38
価値ありす510/2/8 19:27
やはり命か吉岡ペペロ2410/2/8 19:16
分かんない魅力ありす310/2/8 19:16
スフィア フェティッシュハイドパーク5*10/2/8 19:08
水たまりには世界が写っているあ。25*10/2/8 19:05
ためいきありす110/2/8 18:57
さくら坂のひと恋月 ぴの33*10/2/8 18:34
風の行方を見にいこうよ永島大輔110/2/8 17:49
奈落の底舞狐110/2/8 17:48
祈りルナ7*10/2/8 15:15
marooイシダユーリ510/2/8 14:01
シンクロ葛葉もなか1*10/2/8 13:34
息 してる朧月1010/2/8 13:30
傷痕寒雪110/2/8 12:33
家出なき1*10/2/8 11:17
水槽の中の泡沫の原子within8*10/2/8 9:47
ひらがなのくにのひと鈴木陽一レモ...0*10/2/8 9:32
ラップトップボイスヴァーサあすくれかお...10*10/2/8 6:24
音遥010/2/8 4:49
ハルミ高梁サトル7*10/2/8 3:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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