曇天にわかに掻き乱れ崩れ落ちる様まるであざなえる縄のごとし
一度濁ればさりとてそれはまた再び来る世の乱れ
踏絵差し出すその腕切り落とす我が刃、微塵に散り果て
来たれども来たれどもこの道指し示す針 ....
ほのかに帯びる熱にうかされ、紅らんだ肌の火照り鎮め
理性の届かぬ翻弄の垣根越え剥ぎ取る、姿のない子供じみた戯れの跡
衝動、かすかにほのめかす束縛の絆
融け出す理知の顔はぬかるんだ水となって溢れ出 ....
{引用=


まるで

宴のような
色あせた果実

慕情だけが

途切れがちに
遠くから叫ぶ



なまじ
与えられた喜びと苦痛に

絡められて
何も出来ない ....
月の光がやさしく降りそそぐ夜明け前
星のカケラのように
ぼた雪ふたつ みっつ
急な斜面の屋根の上
ひとつ転がり
ふたつ弾んで
みっつ溶けて泡になる

月の光に吸い込まれ
色を音を時さ ....
 
 
生きている
記念が欲しい

一枚の写真になったり
愛しあったり
つまらないことで口論したり
仲直りしたり

記念のためなら
死んでもいい

綺麗にくびれた
腰が膨ら ....
「許してやれ」
その声に振り向いたとき
体が溶け始めた
「誰を? 何を?」
その声に問いかけたら
自分が溢れ出し
全てが流れ去った

「許してやれ」
再び響くその声は
天からのよう ....
いま僕が噛んでいるガムの味を君に伝えようとしても、到底無理なこと。

伝えよう、伝えようとしているうちに味がなくなってしまう。
吐き出すところも似てる。
消化に悪いところも。
チョコと一緒に ....
夕焼けには感動しないとだめですか?
海にも菜の花にも、アニメの最終回にも

あいにく僕の言葉は文字化けばかりで
昨日よりいっそう殺風景な部屋にいます
虹は一度も作ったことがないので
何が神 ....
孫悟空のような薬指を持った、あしなが紳士がこういう。
゛せめて君こそは天竺へ行け゛と。
しかし三蔵さえも掌の上で。
 不幸なふり
 てんがいこどく、を高いとこに飾って

 感じるふり
 雑誌のうけうり、あなたこれ知らないでしょ

 犯人のふり
 僕のせい、と言わせて、迷惑な部外者

 詩人のふり
 ....
 地球が半分になっても
 離れ離れにならないように
 もっと
 寄り添っていよう

 世界が半分になっても
 神さまを作らなくていいように
 つよい
 あなたの名前を知ろう

 ....
世界中を
母親にしない

日本語の 形態に
巻かれていた 中学生の頃
思いこみにできない
鉄板を 抱きしめていた
余裕がした 深夜放送に
飛び込んだものは
アイドルたちだろうと
 ....
母が遠くに
見える 鉄橋のところは
少しゴムの焼けた
匂いが漂う 今日も
友達だろうかと
歩く 公園を流れる
風に 海が
遠くに見えてきた
人もなく 音楽すらなかった
時を 歩い ....
砂漠に花は咲かない
僕は細い筆を拾い
砂を手のひらに広げ
怠惰な脂で溶き
いつか憧れたレンガの壁に
初めての嘘を描く
優しげな言葉ばかりを並べて
慰める振り
本当は私自身が
慰められたがっているだけ

救われる話ばかりをつくって
早く早く
この長い冬が終われば良いと
願っている

訪れる時ばかりを ....
どうしてそんなに泣くの? 
最初の記憶 陽が暮れるのが悲しくて 
お腹も空いていた 
言葉も 言葉じゃないものも 
受け入れられていた

狭かった胎内 
さあ出発の時だよ 此処においで  ....
横になったおじいちゃんは
三日間布団に入れられ眠り眠り続けていた

私はその部屋へ行く度に
目を覚まさないと分かっていながらも
ひたすらに
冷えきった頭を抱えていた
少年は、チョークを手に持っている
軽石かもしれない

壁に描くのはいつも、目。
みゃぁ、と鳴く、猫の、みゃぁ、と鳴かない部分。

少年は、いつも日が暮れる前に帰る

煉瓦の、壁には、破れかかったポスタ ....
うわー、嫌なクラス

始めはそう思っていたけれど

気持ちの持ちようでも変わってくる
鳥がいっぱい鳴いたので
今日は悲しくない日にします
そんな放送が流れてきました
ここは 鳥の街です

鳥は灰色の羽を
震わせて訴える
人間なんて身勝手だと
人間なんて嫌いだと

鳥 ....
ひとりよがりで感じられたものでさえ

奪われた感覚

一片のかけら 遠くに


時のすれ違いに想う共有

空間に淀んだ二つの面影

いつか 共にあり続けると


あおぐ空に ....
さて雨ですよ
冷たいけれども春の雨です
ミクロラプトル・グイ
中国で見つかった小さな恐竜さん

「グイ」は
漢字ではきっと「鬼」なのでしょう
羽根を持ってはいても
多分飛べなかった頃の ....
きみが
熱心に何かのぞきこんでる
気になって
一緒にしゃがんでみる
綿帽子かぶったたんぽぽが
風にまかせて種を飛ばす
みつばちが花のまわりで円舞曲を踊る
アリ達が整然と行進する

 ....
怠けハタラキアリの話を
聞いたことはありませんか。
ハタラキアリといっても
全員が働いているわけではなく
女王候補でもないのに働かないハタラキアリがいる、
必ずいつも全体の何割かいるという話 ....
一日の疲れを取り
座禅を組む
無になる。
気持ちが晴れる。

また明日も荒野を歩く
世の中が白く霞む
雄叫び上げて
たとえ火の中、水の中

流行の顔で
流行の恋愛で
流行の服で ....
絶対とは個性である。
相対とは比較である。

それはまるで1匹の狼と
群れる魚である。
それはまるで男と
女である。

それはまるで欧米と
日本である。
それはまるでキリスト教と
 ....
今はまだ
パブロンの空き瓶にしまわれたままのアサガオ
君たちの勇姿を憶えているよ
天を衝くヘカトンケイレス
撓めても矯めても
行灯仕立てなどには収まりようのなかった
蛙手の百手の巨人

 ....
詩人になるには
若いほうがいい
幼ければ幼いほど
鮮烈なデビューを飾るだろう
「現役高校生詩人!」女の子ならなおのこと

あぁ、詩人には爽やかさがない
下手に熟れている老けた童顔
誰に ....
わたしって
どこまで贅沢なのか
生きてゆく理由も、死んでゆく理由も
どちらも欲しがって
どちらも見失いそうだ

三角屋根の向こう側には、空
その向こう側に潜んでいるようなあたたかい嘘
 ....
君がオールを漕ぐ
水色の湖にガラス底のボート。
ゆらゆらと
水面に浮かぶ午後の光が
君を映す柔らかな鏡になる。

水中にはいくつも
小さな白い花
手を伸ばして拾いあげる
頬と頬を寄せ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
#6山口清徳1*10/3/8 6:26
#8010/3/8 6:20
保護真島正人2*10/3/8 4:26
ぼた雪ルナ610/3/8 4:02
記念小川 葉110/3/8 3:13
許してやれ西天 龍5*10/3/8 1:32
スペアミント瑠王5*10/3/8 1:28
インターフェイスあをがね210/3/8 1:22
西遊記瑠王1*10/3/8 1:20
ふりOhatu010/3/8 1:18
半分110/3/8 1:04
午後番田 110/3/8 0:57
窓で010/3/8 0:56
人跡あをがね710/3/8 0:28
鳥籠にロビンむくげ010/3/8 0:12
言葉じゃないものアザラシと戦...310/3/8 0:02
三日ありす110/3/7 23:56
猫の目クローバー3*10/3/7 23:35
気持ちありす1*10/3/7 23:33
灰色の鳥朧月410/3/7 23:13
感覚鞘(サヤ)010/3/7 22:06
雨は言葉を、言葉は雨に海里2*10/3/7 22:05
目線寒雪310/3/7 21:59
しにふぃ蟻、詩にへぇ・・・海里010/3/7 21:58
Corruptionペポパンプ3*10/3/7 21:53
個性と集団4+*10/3/7 21:52
百貌のアサガオ海里2*10/3/7 21:37
詩人になるにはゼロスケ210/3/7 21:19
いつもいつもかんな5*10/3/7 19:49
ガラス底のボート楽恵1410/3/7 19:40

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