{引用=
のそり。枝垂れすぎた桜が、穴開きブロック塀の上を跨ぐようにして、地面に口づけをしている。ような格好で、あたしの方にお辞儀をしている。薄桃色の、明るい、花色。雨上がりの陽に触れてそれは、どこ ....
ラジオとうごめき
前の部屋の匂い
寝る前は寂しがり
窓を開けたくても開けられずにいる

お酒が好きだった
タバコは吸わなかった
気前がよかったが
すぐ顔に出るので
こちらも言葉に気を ....
買い物は食材も服も
ネットショッピング

ドア to ドア

週末にやおら
詩の朗読に出ると
翌日から引きこもる

ピンとはねた髪
寝ぼけた目
ツヤのない肌

あなたに写メな ....
 
 
しあわせな
人が書く詩は
どことなくわかる

役に立たないことを
知ってるから

しあわせな
人が書く詩は
少しだけせつない
たりないものが
少しだけ
残ってしまう ....
さらに小さくふるえる水面
うちとけることのない二つの世界が
原子核よりわずかに軽い約束を
かわしたのは冷たい雨の日

もの思うようになってはじめて
自然と流れる涙の熱さを知る
大人はもっ ....
傘と長靴の下校時間

ピンポンパンポン

市が丁寧にもまた
不審者から子供達を守るよう
善良市民に呼びかけます

ボクはこの
当たり前な日常のど真ん中にて

また

「散髪し ....
 唇の裂け目から
 こぼれ落ちゆく食べカスやら幽霊やら、
 その一部始終をキャッチする


 雑踏の肩と肩とをすり抜けていくのはジュゴン、
 あ ....
ちいさな波の数を数えられないように
あなたの涙はたぶんすくわれない
それでもよいなら泣いてください
話を聞くことくらいしか出来ませんが

背の高い白樺の森を抜けて
寒々しい冬の空にあなたと ....
来年の春に上書きされて
思い出せなくなってしまう前に
あなたの知らないことを教えてあげる

そうやって知識として、あなたの一部を占有しようとするわたしを

言葉はいつまでも、心に残るかたち ....
私の母は
きれいな泉の水でガラスを作って
私が生まれたときに父さんが植えたカシミで輪郭を作って
枝とツタと黄緑の実で飾りつけて
窓を作った。

いつか家を建てたときの
子供部屋の窓につか ....
境界線はなぜ生まれるの?

あたしの中のジェシカが尋ねる

あたしと水
肘と手の先の丁度間らへん
人差し指と中指、薬指の先
親指と小指はもう水の領域
右足の膝小僧の周りをぐるり
左手 ....
教会の裏手にある墓地でやさしい墓守が
土を掘る音がきこえる

冷たい海の底で体温を失った蛇を
埋めているのかもしれない

カーテンをそっと指先でずらして
覗いてみる

新しい銀河が生 ....
{引用=
真夜中の公園で素っ裸のオヤジに首輪付けて散歩させてる
あれは昼間お料理教室で一緒だった清楚なあのオンナノコ
マルキ・ド・サドって名前だけは作家気取りの性癖異常者

僕は夕暮れの公園 ....
いつも、おっぱい
はんぶんはみだして
しあわせそうな女の子
ぼくの青春の
片隅に
消えないように
こっそり
隠れて
東京、新宿、夜を行く
明るいパネルに挟まれた
道路はあらゆるシルエットたちを
幾何学的にまき散らす

豆電球のフィラメントを
アリの足とするなら
この街の電光源は
一体、何に例えら ....
世界は確かにマリッジブルーで包まれている

マリッジブルーという言葉を何か神秘的な「色」ととらえてる私の叫び声

産声

うん

この声で目を覚ましたのだもの

間違いない

 ....
木の葉が落ちる
ように
静かに死ねる
人間は
いないだろう
祖母は厳しい人だ
でも私にはいつも優しい
子供の頃一緒に住んでいたけれど
怒られた記憶はあまりない

とてもせっかちで歯に衣きせぬ物言いで
厄介ごとを集めてしまうような人ではあるけれど
 ....
青春は

まだ青いカジツだから


たべてみると

苦くて


涙がでてくるね
「あのねぇ、わたし、モテないんですよう」

はぁ、そりゃまたなんで?

「わたしてきにはね、そんなにブサイクというわけでもないと、おもうんですけど」

ふん、ふん

「クラスのなかで、 ....
おとなになってから

倫理をふみつぶして歩くことが多くなった

仕事も人間関係もそんなことが多くなった

大義名分なんてそんなあるはずもなく

屁理屈と意地と感情でそれを選んでいた
 ....
生ぬるい夜だ。時折吹く風は昼間とは違って重さがなく、ただ空気をかき混ぜて通り過ぎる。
僅かに髪を揺らす微風が心なしか清涼に感じることに、人の生み出した毒が世界にあふれているのを知る。

夜の風は ....
瀬戸内の海辺からは
ぼんやりと霞んで
青い島々が見える
潮が満ちてくる頃には
波に防波堤が
飲まれそうになることもあるが
それでも
外海や日本海の波に比べたら
穏やかなもので
停泊す ....
神様は泣いた

それが頬にあたり
首筋につたわり
心臓にたどりついた

心臓がうずめいている
心臓がどんどん冷えていく


いくら上を見上げても
私は光合成すらできなかった
 ....
寒暖の差
激しい春へ通う
家族の背中を見送って
昨日の色々を
洗って干して
夢の泣き跡

草乱るる

花は散り退き

声枯れる

閑かさは汚辱の中ではらみ

愚かさに白痴の笑いを誘う

飛んだのは確か昨日

その場所で何度も貪り喰った ....
孤独な hungry wolf
陽気なボルフガング
笑顔のたえない少女
可愛い2歳の男の子

歌を歌い
喉を鳴らし
泣きましょう
笑いましょう

お調子者は
損をする。
真面目 ....
わたしが死んだら

だれが
なみだしてくれるかな

友達とかくるのかな

どんな花を
もたせてくれるのかな

眠っているようですねって
言ってもらえるのかな

何で死んだんだ ....
{引用=雨の日、その一日が悲しいのは気のせい

誰かが言っていました
「雨は世界の涙です」
それは違うと思います

僕には僕の世界があって
本当に世界と言ったら
それは途方 ....
{引用=

よくわからない
そんなよくわからない感情もよくわからない

満ちて満ちて
それだけでいいはずのものが不完全になっている
理由をさがす指先が紫になっている雨の日に
隣人の嬌声 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
春のまぼろし黒木みーあ1010/4/17 7:26
分業nick1*10/4/17 4:44
引きこもる森の猫2*10/4/17 4:09
忘却小川 葉810/4/17 2:49
この世界に平等にレイン瀬崎 虎彦210/4/17 2:03
オーウェルさんへよーかん010/4/17 1:47
人形と歩くヨルノテガム310/4/17 0:33
思い出すことしばしばです瀬崎 虎彦210/4/16 23:49
past cherry treemizuno...010/4/16 23:37
fairy's window210/4/16 23:34
ジェシカハノ110/4/16 23:28
cemeterymizuno...310/4/16 23:23
黄色い太陽[group]高梁サトル10+*10/4/16 22:55
しあわせそうな女の子ふくだわらま...010/4/16 22:37
新宿ゆうか610/4/16 22:36
イチゴの品種がん010/4/16 22:34
人類は幸福にはなれないふくだわらま...010/4/16 22:31
きずな朽木 裕210/4/16 22:05
青春くろきた110/4/16 22:03
ひとコマ110/4/16 22:01
倫理について吉岡ペペロ110/4/16 21:36
ヒイラギハノ110/4/16 20:40
内海の道within15*10/4/16 20:28
あんぶれらモコ110/4/16 19:50
平凡未完3*10/4/16 19:29
さえずり蒲生万寿0*10/4/16 18:54
アマデウスペポパンプ5*10/4/16 18:47
望むならこころゆくま...0*10/4/16 18:06
「雨の日、その一日が悲しいのは気のせい」ベンジャミン6*10/4/16 17:50
ノイズあぐり3*10/4/16 17:15

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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