踊ろう何も手に持たずに 片隅にも何も返事を僕は持たない
新聞を投げ捨てて 夜をいつまでも生きていくことだろう
駅で悲しみのようなものを運んでいるのは 人々で
悩みすらも運ばれている コーヒーも運 ....
閉ざされた空間で
開放される
この世界と異世界を繋ぎ
その肌と海の天使が
あるべき場所へと導く
すべてが閉ざされた中
ただひとつ取り残された
愛を伝える言葉
回る車 ....
頼りにならないなあ、うちは所長さんだったから任せてた部分もあるんだよ、もうこの製品の購入はきみのところではなくてほかのルートに替える、
調達のシバタさんが再度ユキオにそう告げた
メーカーからの ....
キミが
かなしいとき
キミが
くるしいとき
キミが
なきたいとき
キミが
きえたくなったとき
すべての
マイナスを
ぼくが
ひきうけられれば
いいのに。
....
あたしは本当は悪い子よ悪い子よ
あたしは本当は悪い子よ悪い子よ
掃いて捨てて
掃いて捨てて
あたしを掃いて捨てて
掃いて捨てて
あなたのその
小さな不幸
飯が美味い ....
人を信じることと
人を憎むことは違うか
考えながら歩いていたら
人を見失ってしまった
姿見をみてもなにも映ってはいない
シンジルコトとつぶやいてみても
だれもいないのだから
もう ....
ベル
教えてよ
ねぇ、
レール
ちっぽけな
本当にちっぽけな
さらに
もっと
もっと
もっと
ココからアソコまで
未来型飛行船
空中ブランコ
ゴムの伸縮
もう終わった? ....
タスケテクダサイ
テンポとは最早
言い難いほどに
ゆっくりと打ち鳴らされる
バスドラ
露悪趣味も極まった
唄うことの価値を無視するような
声帯を抑制した嗄れ声
空虚で儚く
....
淋しさに抱き締められて声も上げられない。
凍り付きそうな体温に感化され青ざめてく。
溺れていってるのか、
絡めとられてるのか、
吸い込まれてるのか、
噛み付かれてるのか。
末端神経 ....
空から
一日の例外もなく
焼夷弾が降り注ぐ
逃げ惑う人々をあざ笑う
隙間のない炎
瓦礫の下
胸から上だけの彼女
宝物を抱えるように
両手の中に
泣きじゃくる赤ん坊
....
鉄道都市にある高層ビルディングのてっぺんにて
皇帝ペンギンが一羽
光ったり消えたりしている。
(蛍みたいだ)
西方から見るといくぶん寂しげな東の巨人のなかで
光る皇帝ペンギンは真夜中の迷える ....
100312
円相場が上がる
下がると困る
なにが
円が
どうしてと
説明があったので
聞き耳を立てる
マラソン好きの
聞き上手の民が
....
「みなさんはシルマリルリオンについて言及しようとした際に、
シルマリオンと語を縮めてしまったり、
シルマリルリルオンと語を増やしてしまったりすることは
ございませんでしょうか」
拡声 ....
壱;
とんがったピンセットを突っ込んで
耳の中をかき回す。
きっとここは中耳であろう
そこから先はぐっと地底に落ち込んだ
炭鉱の坑道であろう筈。
へい、地球人よ、ブラジル人よ
....
駆け出しても
追いつかないから
立ち止まっては
見送っている
生活は僕らの延長線上にある
死ぬまで生きていいかい
伝令
死ぬまで生きよ
生きよ
駆け出していく ....
反転する宇宙は
双子の銀河を吸い込み
軋む
宇宙の音は
霊的な波動を含みつつ
真空の中を揺らぎ
密林で見つけた石の欠片が
宇宙だったとは
誰も気付かない
反転する宇宙は
....
光あふれる世界
まぶたに輝いて花びらの海
見えざる敵を撃ち抜け
標的はいつもロマンスを奏でながら
鳥かごから逃れるために
すべての犠牲を払って
声など失っても構わないと
君は皮膚を切 ....
一つの空
真っ白な夜に
稲妻の撓る
幾許かの柳
揺れ急ぎ
倒れ飛び出す
無限の退歩が
幾許かの
行き着く先のない
言葉を呼ぶ
迦具土神(カグツチ)産みて病重く
この世を去ったイザナミは
出雲と伯耆の間 比婆の山に葬られ
黄泉の比良坂イザナギが
あきらめきれずに
逢い求め
拒絶されてつのる思い
灯りを ....
戦争の 写真を見せられる
傷ついた兵士 逃げ惑う人々
思ったことを 言いなさいと
先生が おっしゃった
となりの席の 男の子が
かわいそう といった
それを聞いた ....
わたくしの寝息
しばかれる音
殺伐なんやて毎日の
怒号、それで落ちがつく
スーツ組もしばかれる
電車で
分けの分からん内緒の合図と
その延長線上の約束
いくつかの密会
出し抜 ....
きみは高らかに産声を上げた
その日がきみの誕生日
柔らかな光に包まれて
きみの姿そのものが、まるで光
きみの声は風のよう
まわりのすべての人たちを
やさしく包み込む風のよう
きみが起 ....
スマートな形で人に見留められたいか?
誰もが羨む生活をしてみたいか?
金に埋もれて一生を過ごす
「先生、さすがですね!」
お声をかける取り巻きのにこやかな顔、顔…
....
燃えている
空が、燃えている
夜になる
僕が、夜になる
燃えている
空が、燃えている
消えていく
僕が、消えていく
パターン化された世界は
変革をもたらすことなく
時間だけが
その存在を主張する
情報の荒波が
踊る人形をからめとり
電源を入れると
TVから
文明が切り売りされる
....
僕は神さま。
あなたがくれた名前でしょ?
あなたがひとりのときは、
あなたをそっと見てる。
おかしくてね。
あなたの考え方は、子供みたいで
嫌いじゃな ....
遠い星からやって来た
僕らを救いにやって来た
地球に蔓延る悪党どもを
根こそぎやっつけるために
今だ
チャンスだ
コエンビームが炸裂だ
だけど
ヒュルルルル
ヒュルルルルルル ....
暗闇と心を分け合い
なぞられる無き言葉
茎の黄緑が集めた光
ガラスの氷と溶ける
土に立つ木漏れ日の中
鉢に割られた時と鳴る
遥か空よりも彼方
何処かの夢よりも遠く
歩いてたあの日は
本当に夢の様で
泣き出した空
夢の終わりに咲く花
散りぎわはきっと
後悔で一杯で
愛してた左心 ....
{引用=
柔らかい命を
踏んで楽しんでいると
いつも不思議な音がする
どこかから聴こえてくるような
すぐ近くのような
ものすごく遠くのような
友人が一人電話をかけ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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