家もない
傘もない
鞄もない

指もない
耳もない
肌もない
声もない

皿もない
袋もない
血もない

温度もない
湿度もない
恐怖もない
歓喜もない
不安もな ....
 
 
限りない世界だと思っていた
生まれた家も
家の外も

知らない道を迷っていた
草ぼうぼうで
怖いから家に帰った

ものごころがついて知った
そこは近所の球場の
外野の土 ....
楽しいといって

いつも笑顔でいる人は

人生が楽しいそうで

でも本当はつまらないことに蓋をしてるだけじゃないかな


そうさ人生はつまらない

つまらなくてつまらなくて何かを ....
錆びた非常ドアがぎしりと閉まる
外はすっかり冷えきって
昼間の汗ばむ陽気とうって変わり
仕事を終え帰路につく頃は雨だった
思わず手を突っ込んだポケットには
わずかばかりの砂利銭と
明日 ....
道は急速に右へとカーブし
街灯が
粉雪に色を試しているそのあたりで
ぼくは黒い髪の女の子に
恋をした

彼女は腕を垂らして
かばんを提げていた
髪をかきあげて
左目 右目と順々に
 ....
ピエロの仮面を被っていた理由を
楽しくなかったからと言ってみたのなら
つまらない嘘をついたことになる
どうせかっこつけるんだとしたら
不器用な人間だから、と漫画の受け売りをしていたい

そ ....
若いうちから
苦労し過ぎたから

君の手はボロボロで
眉間には深い皺

どんなに眩しい笑顔も
裏には汚れた汗があり

君の心はボロボロで
背骨には酷い歪み

周りの笑顔に吸い取 ....
無味乾燥な毎日のなかで
生きがいを見出すのは無理
もうあきらめるべきだと思う
君らの努力はもう見飽きたから
僕を巻き込もうとするのはやめて
エレキギターをひこうぜGOGO!
バンブーアトラ ....
すてきだねって言われたいから
服を着替えて歯をみがいた人が
今はバームクーヘン工場にいて
死にそうな顔で粉を練っている
今年で二十九歳になるんだって
守護霊にずっと話しかけてたよ
妹のこんにゃくをたべたい
ぶしつけな事を言ってすまない
君には悪い事をしたと思っている
でも僕は妹のこんにゃくを食べたい
君のこんにゃくでなし妹のを食べたい
どうか僕の気持ちを理解して欲しい ....
泣いているかと思えば暖かく
微笑んでいるかと思えば寒い
まるで誰かさんのような季節
明日はどんな声を聞かせるの

笑顔さえ見られたら
それで満足だからとか
殊勝な戯言を口にして
もう少 ....
どうして自分は

を突き詰めて疲れて
実りもなく眠りに落ちて

どうして自分ばかりが

ため息の花を咲かせて
この部屋はもう息苦しい

どうして自分だけ

世界の不公平を是正す ....
二声鳥が 埋め尽くす
     公園

幻は幻でなく
現実は現実でない あいまいとした 抱擁

 潮曇りのような ぼんやりとした {ルビ核=コア} ― 中心

しえや、あらん
と発し ....
ぬくもりとして
誰かを愛したい

ぬるま湯のように
誰かとお昼寝したい

草食系男子と称される人たちが
大すきなんです
公園でひなたぼっこ
菜の花がふるふると揺れて
時折まだ寒い風が吹く

公園には誰もいない
イヤフォンに交じって風の音
まるで流れる血潮の様な音

子供の頃を思い出す
耳を塞いで歩いた ....
{引用=

縦にいっぽん白い線のはいったおなかが
すこしずつふくらんでいく春です

わたしの下着が汚れずにいたから
とてもとても不安でした
赤いものを疎ましく思っていたはずが
今はほん ....
詩とは感動です

小学生の時に担任の先生が言った

誰のため
何のため

感情が動くのです
つい今しがたTVニュースを観始めるまえまで
いくぶん柔らかめなカールのブリーチトブロンドの女は
薄切りのハニートーストと生ハムと桃を食べていた
その唇は鮮やかに紅く、甘い蜜に濡れている

花 ....
クレヨンで
真ん丸目玉
爽やかブルー

プクク
フフッ
アハハ

丸まってさ
顔は隠してさ
お尻は出してさ
布団にくるまってさ

山びこ、
 山びこ、
やい、
 やい、 ....
夕暮れに
濡れた雨傘がぽつんと一つ
夕陽を浴びて
柔らかなオレンジ色に染まり
沈みゆく太陽を見て
何を思うのか

忘れ去られたかのように
壁に立て掛けられた様子が
どこか寂しげに見え ....
飴玉に

恋した




それは

悲恋だ
寒い季節に浮かぶ 旋盤された月 白く散った光の環
環光が
凍りついた街灯を弾き 音叉として響かせ
夜を宇宙の一角へ切れ込ませる頃


分母だ
物差し程度の尺度では敵わない
星の数ほ ....
逃した魚が尾ひれを揺らしながら
泡のような歌を唄うから
僕とお母さんは今夜もふたりきり
空っぽのお皿を囲んでいる
待ちくたびれた夢の中で僕は
とても大きな魚を釣った

お父さ ....
粘土で作られたモックルカールヴィという巨人は、
敵に相対したときに恐惰に狩られて
ただの土の塊になってしまいました。

 -終-

これでまたひとつ賢くなった。



HH ....
せんをかく
まるをつくる

熱気のむこうで
たちすくむ かげ
すべりおちる液体

したくてした
それから
気づかずおちた

わたしのからだを
たべてくれてありがとう

 ....
工場長が腕組みをほどいた
ああ、工場長が行ってしまう、
ユキオは顔をあげた
ユキオの唇がかたくなった
工場長が胸ポケットからケイタイを取り出した

あのなあ、頼まれてくれないかな、今から割 ....
(ねえ、誰かが誰かを愛するように、僕は僕を殺したくなるんだ)





春を見つけた君は
春を想うことをやめる
もう君の頭の中には
夏の雨さえ過ぎていっただろう





 ....
 大王かな
 幻魔かな
 何かが確かにやって来てた

 光かな
 闇かな
 若者たちは分割された

 そんなマニ教が嫌いな奴らも
 忍び寄るファシズムの狼少年たち
 隣りのファシス ....
 
へたくそな言い訳で
笑うしかできなくなる
どんより沈んだ雨雲が
冷たい雨を落とすように
憂鬱なドライブ
空の窪みから
差し込む一筋の帯
天使の吹いたラッパを拭えば
立ち昇る柑橘の ....
あなたはカラスは可哀想だと言う
黄色い色が見えないから
菜の花畑の心地よさがわからないと
黄色に指定されたゴミ袋を見て言うんだ

はじめから見えないモノ
知らないモノ
それがわからなくて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ないはるな310/3/19 2:45
スクイズ小川 葉010/3/19 2:12
人生なんてつまらない短角牛010/3/19 0:55
流れ者ゆえづ010/3/19 0:27
道は急速に右へとカーブしオイタル3*10/3/19 0:08
ドライ中原 那由多7*10/3/18 23:37
苦労と出会いkei990*10/3/18 23:26
ROCKセガール、ご...110/3/18 23:25
白い粉410/3/18 23:25
310/3/18 23:24
気まぐれな虫かご松本 卓也410/3/18 22:25
どうしても 君でなければ瀬崎 虎彦410/3/18 21:51
めまいwithin3*10/3/18 21:37
ねむい冬の昼ゆず1*10/3/18 21:20
早くて懐かしい匂いがする春プル式2*10/3/18 20:45
この部屋に海はありません。あぐり8*10/3/18 20:18
詩とは感動ですLayla210/3/18 19:36
ロスティスラフの猫atsuch...9*10/3/18 19:33
ソラシドレOz210/3/18 19:06
雨傘ミツバチ11*10/3/18 18:52
べにしべ310/3/18 18:41
諷狂 / ****'01小野 一縷6*10/3/18 18:36
遭難古月4*10/3/18 18:15
HHG of aunty ocka0+10/3/18 16:47
おしょくじ2はるな410/3/18 16:07
蛇つかいになる吉岡ペペロ310/3/18 15:38
光速15フィール...1*10/3/18 13:38
あの頃藪木二郎010/3/18 13:17
言い訳ぽこぽこへッ...3*10/3/18 13:14
スクランブル交差点ルナ710/3/18 12:40

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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