おいしいワカメが食べたい
ほんとうにおいしいワカメを食べられたら
もう
死んでもいいくらい

ワカメのほんとうの味を
誰も知らない
それは海の力を吸い込んだ
太陽と
潮風と
しあ ....
たとえば十年弾かないピアノになりたいので
す たとえば乾いたウェットティシュになり
たいのです

薬局の陳列棚にはカフェイン剤と睡眠導入剤
と鎮痛剤が並んでいました ボタンを掛け違
えて服 ....
どこにもいなかった。

どこにでもいた。


錆び爛れた仮面を
踏切りは見透かすのだろう

無邪気に


夕闇の美醜


生まれて消えてまた生まれ、





 ....
この世という巨きな檻で 
誰もがひとつの「非常口」を探している 
それぞれの足首に鎖でつながれた 
鉛の玉を、引き摺りながら 

背後から迫る炎の手の、一歩先を 
脇目も振らずまっしぐらに ....
そっと抱きよせ
髪をなで
唇を重ねる
何度もキスをした

全てが始まる。
ちょっと苦しい。
見返りを考えない
愛情を与える。

心を尽くし、体を尽くし
愛を捧げる
手をつないで ....
ゆるして
あたまのうしろの
いちばんやわこいところを
食べてしまったこと


知らない間に
食いしばるのが癖になっていた私の歯は
削れてひどく不格好になり
喋れば口内を傷つける
春 ....
心に沁みる寒さ
いつも一人ぼっち
誰とも話さない日常
蜻蛉のような命

初めはパッパカ
後はショボショボ
尻切れトンボ
こちらヒューストン

世間は冷たい
胸に凍みる
ない金を ....
{引用=
降りてくる朝の手綱を引いて
静寂の中にひっそり佇む戸口を叩く

小径を満たしてゆく血潮が瞼を温める
レンズの向うに産まれた半透明の結晶が
ぶつかりあって溶けてゆく

あらわれ ....
心を無にする
声が聞こえる。
滴の音がする。
命の声がする。

流れる花
流れる雲
流れる命
流れる風

虫の音
優しい
悲しい
美しい
おじいちゃんが

おおきくなったなぁ、と

わたしとせいくらべした


ぬかされちゃったな

と、あたまをかいてわらう

おじいちゃんに


まだちょっと、おじいちゃんのほ ....
つばきのはなが

おちた


ボトリ


ぞっとする
私の皮膚に
とても近く触れて雨がある
どこからきたものか
わからぬ雨がある

ところで
どこからきたものか
知っている君からの便りは
私からこんなにも遠い

遠い君を想う
今 雨 ....
濡れた鋏の翼で ブリキの鳥が
夜を 透明に 幾重にも 裂いてゆく


路上の暗がりの奥と 知覚の裏側に
魂が 横たわって 繋がる 
そこに
黒い向日葵が咲き
黒い獅子が眠る
白鳥 ....
噎せ返るような鉄錆の匂い
ぞぞぞぞと這い上がる、
正体不明の警告
止まない水音
ひたひたと忍びよるのは
影のない、


転がっていたのは物だった
しなやかな筋肉は硬直を始め
この眼 ....
そうして
列車は燃え上がる火山の山腹を廻り
向かい合って座っていた僕たちの
車窓から美しく災害が眺められた
列車のドアから乗客たちが飛び降りていった
飛び降りては降りそそぐ炎のように水鳥を抱 ....
庭園を吹き渡る気流に乗って山脈を越えると
なだらかに広がる山腹の緑の森と
森に囲まれた湖
そして川があり滝があり
庭園を巡る園路は地形に沿って這い回り
緑の平原は地平まで広がり
その地 ....
発光し続けて
磨耗するフィラメントの
舌打ちみたいな最期の音
疲れた寝床で
その音が何度も弾けた
落ちようとする
意識に
電流を流して起こすみたいに
じ ....
全てが過去へと帰してしまって、何もかも思い出になってしまう日がいつかはくるのだろうか
煌めいた日々も、手のひらからすりぬけてゆく砂のように流れきって
さびれた海で笑い合ってる写真をアルバムから取り ....
荷を捨て

独り旅立ち

異国の河辺にたたずめば

思い出すことに

寂しき我が身に涙零すこともあるだろう

河面に映る私は

過去の者か?

これからの者か ....
できるのかできないのかわからないことを
いつまでもなやんでもしかたがないので
とりあえずできそうなことをえらぶが
ほんとうはもっとむずかしいこともできたきがする

いつまでもそれをまようより ....
透明な紅茶に火を燈す
うすぐらい部屋は
広大な宇宙のように
ぼんやり、笑い
オーケストラの 心地よい重力に
白々しく嘘を吐く
2人の少女は 冥王星をみつめ
いつかあそこに住もうと
征伐 ....
鉾田へ行きました
なぜか国道355で

湖を眺め
跳ねるように北上する道です

廃線跡の枯れ草が湖水を遮り
そのたびにキラキラとあかくて

スイフトとすれ違った先で
歌も聴けました ....
さざなみがさらっていった

いつしか悲しみが
すべすべとした滑らかなものに
変わっていくように

すこし冷たい雨が研いでいった

行き先を見失うときはいつでも
はじめに心をひらいた場 ....
横にずれる
時折見え隠れする
交代の時
予感する
もちろん
偽りだ
話の焦点が合わないのは
君のせいなんかじゃない

月は満ちてる
高架下の恋
囁いたね
過ぎ去ったね
色褪せ ....
床にグラスを叩きつけると
飛び散った破片が
キラキラと光っていた
光っていたものは
ガラスだけではなくて
僕の透明な内臓も
砂浜に打ち上げられた
海月のように
日に照らされて
光って ....
夢と嘘の共通点は
どちらも現実ではない事。

どちらもこれから現実になる
かも しれない事。

夢は叶うかもしれないし
嘘が本当になるかもしれない。

夢も嘘も今はま ....
きょう今からそっちに行こうと思うんだ、

社長から所長の件でお客様をまわるから一応お客様の昼からの予定を確認しておいてくれとのことだった
シバタさんにはあえてしなかった
シバタさんはことさらユ ....
やわらかい雨がいい
ふぅわりとしたメレンゲの様な
やわらかい雨がいい

雨は色々な事を思い出す
切ない事や、あたたかな事
沢山のくだらない事を思い出す

雨の音は沢山の匂いがする
さ ....
世間に追いつめられて
息のつまるような生活をおくるなんて
全くくだらない
生きてる人間なんてみんな
出し抜くために
せっせと働き小銭を稼ぐ
そんな無駄なことより ....
一つの幕をおろす
桜の花は未だ咲かず
雪解けは進まない

空港に響く足音
旅立ちの喧噪
去り行く背に手を振って
君の影が滲んでいく

一つの幕がおりる
桜の花は未だ咲かず
雪解け ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ワカメふくだわらま...110/3/25 0:53
I.D.entity石黒あきこ310/3/25 0:40
憂鬱な土曜、音すらも聖跡なのだと、窓の外観ていた・・・都志雄2*10/3/24 23:57
非常口 服部 剛610/3/24 23:19
キスしようペポパンプ8*10/3/24 23:09
許せない春因子8*10/3/24 22:54
雨の音ペポパンプ3*10/3/24 22:50
最初の音高梁サトル13*10/3/24 21:41
虫の音ペポパンプ4*10/3/24 21:31
まごくろきた510/3/24 20:42
無題#210/3/24 20:39
朧月510/3/24 20:38
夜の涯て / ****'02小野 一縷7*10/3/24 20:37
ウォーターサーバー士狼(銀)6*10/3/24 19:40
大鉄道旅行時代片野晃司2810/3/24 19:40
大庭園1810/3/24 19:39
受精ホロウ・シカ...4*10/3/24 18:56
ワルツ次郎110/3/24 18:50
バラナシ蒲生万寿1*10/3/24 17:58
グレンデル人間a010/3/24 17:47
溶けてく腐水嘘而210/3/24 17:18
迷子しべ110/3/24 17:08
フリクション瀬崎 虎彦310/3/24 17:02
おざなりバイブレーションOz210/3/24 17:00
染みwithin3*10/3/24 16:24
架空の出来事美琴010/3/24 16:23
蛇と銀河吉岡ペペロ410/3/24 13:20
雨の事プル式5*10/3/24 10:40
酒瓶一本の自由寒雪110/3/24 8:20
相羽 柚希0*10/3/24 7:37

Home 戻る 最新へ 次へ
3432 3433 3434 3435 3436 3437 3438 3439 3440 3441 3442 3443 3444 3445 3446 3447 3448 3449 3450 3451 3452 3453 3454 3455 3456 3457 3458 3459 3460 3461 3462 3463 3464 3465 3466 3467 3468 3469 3470 3471 3472 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
7.5sec.