できるのかできないのかわからないことを
いつまでもなやんでもしかたがないので
とりあえずできそうなことをえらぶが
ほんとうはもっとむずかしいこともできたきがする
いつまでもそれをまようより ....
透明な紅茶に火を燈す
うすぐらい部屋は
広大な宇宙のように
ぼんやり、笑い
オーケストラの 心地よい重力に
白々しく嘘を吐く
2人の少女は 冥王星をみつめ
いつかあそこに住もうと
征伐 ....
鉾田へ行きました
なぜか国道355で
湖を眺め
跳ねるように北上する道です
廃線跡の枯れ草が湖水を遮り
そのたびにキラキラとあかくて
スイフトとすれ違った先で
歌も聴けました ....
さざなみがさらっていった
いつしか悲しみが
すべすべとした滑らかなものに
変わっていくように
すこし冷たい雨が研いでいった
行き先を見失うときはいつでも
はじめに心をひらいた場 ....
横にずれる
時折見え隠れする
交代の時
予感する
もちろん
偽りだ
話の焦点が合わないのは
君のせいなんかじゃない
月は満ちてる
高架下の恋
囁いたね
過ぎ去ったね
色褪せ ....
床にグラスを叩きつけると
飛び散った破片が
キラキラと光っていた
光っていたものは
ガラスだけではなくて
僕の透明な内臓も
砂浜に打ち上げられた
海月のように
日に照らされて
光って ....
夢と嘘の共通点は
どちらも現実ではない事。
と
どちらもこれから現実になる
かも しれない事。
夢は叶うかもしれないし
嘘が本当になるかもしれない。
夢も嘘も今はま ....
きょう今からそっちに行こうと思うんだ、
社長から所長の件でお客様をまわるから一応お客様の昼からの予定を確認しておいてくれとのことだった
シバタさんにはあえてしなかった
シバタさんはことさらユ ....
やわらかい雨がいい
ふぅわりとしたメレンゲの様な
やわらかい雨がいい
雨は色々な事を思い出す
切ない事や、あたたかな事
沢山のくだらない事を思い出す
雨の音は沢山の匂いがする
さ ....
世間に追いつめられて
息のつまるような生活をおくるなんて
全くくだらない
生きてる人間なんてみんな
出し抜くために
せっせと働き小銭を稼ぐ
そんな無駄なことより ....
一つの幕をおろす
桜の花は未だ咲かず
雪解けは進まない
空港に響く足音
旅立ちの喧噪
去り行く背に手を振って
君の影が滲んでいく
一つの幕がおりる
桜の花は未だ咲かず
雪解け ....
僕の何も語らず青ざめる、
金粉をこぼれる街の海のおっさんに、
見える女の居場所を通り馬糞を数える、
僕一人の立つ、
コインを希望する婦人の側に艶やかなる、
公園に出向く散歩道を娘は走る、
....
一体なにを間違えてここへやってきたのか
繰り返される過去のお話
こころを開けばよかったの?
あんなに居心地が悪かった甘ったるい結婚は私を幸せにしてくれた?
「生きていくかど ....
花園に対する興味を失ってからもうずいぶんと経つが
今更になって入場を許可された
偶然にも暇をもてあましていたということもあり
成り行きでそこへ向かうこととなった
かつて想像していた光景ほど色鮮 ....
境界。光がゆるやかに拡散し、とびはねて。
舞い散る分離した色、いろ。
/夏の砂だの、猫の毛だの、ゆくえのないか
んじょうだの、とかげの過剰なしっぽだの。
大気はそんなものをすべて包容するの ....
階段は途中で空につながる
これ以上は歩けないかな、と思って
これ以上は歩けないかも、と思った
風がとても心地よい季節のことを
寂しさを微塵も感じないで過ごした
短い時間のことを振り返 ....
動き出した特急が
午後の太陽のように
去り行く僕の影を
ゆっくりと引き伸ばす
まだ知らない場所も
通り過ぎた道のりも
結局ここからは見えないんだ
僕はこの町が
好きで嫌いで
....
白いペエジにバラバラと落とそう
もうこんな方法しか思いつけない時間なんだ
空洞はごうごうと風の音しか響かせない
なのにすがりたいほど 指先は震え探す
君の温もりなんて知らない
愛さえ ....
女の腹が真珠(たま)孕み 男の腹に指が這ふ
愛ほしいひと、今宵貴方を離さない
貴方をわたしに誘ひたい
迸る極楽浄土を黄金で編んだ煉獄に
火と蛇で撚つた鎖で繋ぎたい
男の胸に日が昇り 女の ....
おばあちゃんの手は
ごつごつしてるしきたない
でも働きものの手だ
今だって仕事を忘れてない
くるくると
はきはきと
わたしのことを誰か知らない人の名前で呼ぶけれど
働きものの手は
....
道が目の前にある
広く平坦な道もあれば
細く曲がりくねった道もある
ある時は交わり
ある時は離れ
それでも道は目の前にある
道には何もない
道は道であり続けている
歩こうが、車だろうが ....
みあげると
よぞらである
ほしひとつない
わたしのひふの
うちがわである
こどくがつづく
さばくをあるきつづける
わたしである
こえがとどく
あなたのよぞ ....
{引用=
波がひけば
それを追いかけて
靴を濡らさないように
足が冷えないように
事実だけを伝えて
その真ん中にある感情を
単純に「痛い」なんて声高に言わないきみを聡明だと思う
....
ぺペロンチーノに自動車を和えて
たくさんの生野菜と一緒に食べる
まったく新しいスタイルのサラダ
パンまたはライスにメイン料理と
コーヒーもしくは紅茶がセットで
通常価格250万円のところを
....
お仏壇の製造工程に密着取材
若手職人のケンジさんは30歳
元国土交通省勤務のエリートで
学生時代にはアメフト選手として活躍
現在は同い年の妻と2歳の娘をもつ
笑顔がさわやかな青年ではあるが
....
柔らかくアキレス腱を煮る作業
大鍋に水とアキレス腱を入れて
下から炎でがんがん煮たてると
工場にアキレス腱の匂いが広がり
作業に携わる男たちの額には
玉のような汗がきらきら輝いて
見ていて ....
あなた。
私。
死ぬ。
生まれる。
生きる。
生命。
宇宙。
全て。
ひとつ。
AUM。
雨が降るよ
春がくるから
雨が重たく降るよ
肌にむずがゆく、すいつくように
風が吹くよ
春がくるから
風が海から吹いてくるよ
タンポポのわたぼうしをとばし
空に白い雲をころがし
....
【内容まとめ】
2人でするあそび。1人が、動物の毛が抜ける理由を聞く。もう1人がそれに答えて理由をいう。
(例1) A「猫をさわると毛が抜けるのはなぜかな」
B「毛を抜かずとどめる ....
「何のために産まれて
何のために生きているのか、
わからない。」
母に言われて悲しかった。
「でも、私もおんなじだよ」
そう母に言ったら、
母も悲しいみたいだった。
3432 3433 3434 3435 3436 3437 3438 3439 3440 3441 3442 3443 3444 3445 3446 3447 3448 3449 3450 3451 3452 3453 3454 3455 3456 3457 3458 3459 3460 3461 3462 3463 3464 3465 3466 3467 3468 3469 3470 3471 3472
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.04sec.