行間に迷子になったままで
閉じてしまった本に
過去まで戻されました 
あの日のあの廊下の隅で
自分を閉じ込めてる
自分を見つけて解放したくなった

その道を歩いて
今にいるのだけど
 ....
あれいま話してたのってバウムクーヘンの話だったっけ。そういえ
ばバウムクーヘンの食べ方でその人の性格なりなんなりが分かるら
しいんだけど最近わたしバウムクーヘンはまず半分に割って半分は
 ....
神の言葉を携えた君は
膝のうえで不意に
遠くを見ながら喃語で話し始めた
何かを祝ぐための言葉
私が話せなくなった言葉

未来の君は
私の命日を知っているはずだ
判るなら教えてほしい
 ....
ゆらゆら
ゆらゆら

想い

ゆらゆら
ゆらゆら

意志などなく

ゆらゆら
ゆらゆら

打ち上げられた

ゆらゆら
ゆらゆら

夢みた光
 ....
好き、
  好き、
     すき、
        すき、
           すき、すき



ドアーを捻じ開ければ佇む白百合。

或いはチョコレイトの小箱。
ひびわれた身体が、振り返る。
あなたは少数の皆と、
蛍光灯に応える肌が赤く染まったという妄想、
を、
追いかける。

微睡む時間は罠だ、
薄緑の眼の、
蜘蛛の、
糸、

な ....
死に損ないのウィルオウィスプ



何を思うのだろう?




灯りを持って


あっちへ


うろうろ


こっちへ


うろうろ



 ....
{引用=




見上げた月は 皓々として
雪景色の深い谷の 底にまで
光を落としていた

白い中空の湯のなかで
魚のように戯れたね






紺青の空に 雲

 ....
わたしは

冷たい座席に沈み込む帰途を選んだ

柩のような匂いが
鼻腔を撫でるもんだから
からからだ

青黒い窓を見つめると
スポーツカーをきいきい啄む
鴉の檻から搾り出た森が
 ....
最低限の理
君を想う

次に君に会う
話す
笑う
黙る
打ち明ける

そして分岐

最上級の理
何よりも大切なものと思う

恥も外聞もごみ箱へ
さよなら
まだ眠ったままの月にくちびるをよせ
とおい昔の祈りに似たうたをうたう


てのひらのなかには白い骨がほんのりとあたたかく
ぱらぱらと、雪になって崩れるおとがした


土へと還るしろい風 ....

通り

軒下で雨宿り



忘れた探し物


を探して






正しい君の言い分と

間抜けな僕の足跡と

賢い泥棒の筆先と

贅沢な僕らの為 ....
えー… ちょっと待ってよー…

これはないでしょう。ねぇ。

もっと別の場所はなかったの?

終わったわ。私。

今世紀最悪だよう、神さまのばかー。


こんな、こんな、

 ....
この妄想第二頸椎66Bは
インジェクションブロー成形の
ポリプロピレン製で
UV&抗菌コートが施されています

くたびれた乳白色の外観はもとより
重量感や質感まで
平均的な成人男性の第二 ....
揺れ動く陽射しに眩しさ感じて

ふと見上げた空

木々の間から漏れる光

そよ風を頬に受けた

ここには ありのまま輝き放つ

あなたがいるね


突然の強い風 怖さも感じな ....
ぼくの町の
冬と春の境界は
一日で線引きされたように
唐突に 暖かな風が吹き抜ける

山に一方を封じられているものの
海からは潮の匂いとともに
サイタ川をさかのぼり
荒んだ寒風を
穏 ....
工業地帯は
白い煙が巻いている 僕の
思いは 黒い壁に塗り込んだ塗料
何も語らない口が
その口が

赤く開いた寂しさに
群青色のトラックが走る
僕の思った 焦げ茶色になびいた布が切れる ....
うぶごえをあげた春が、もう
街にすがたをみせる
通りの角から
にぎやか過ぎるその声音が、
あたしを助けにきてくれる
手をひくように

階段をのぼったら
勇気をほんのすこしばかり だして ....
大安の日曜日、姉のために桜茶の用意をした。

5年越しの恋人が、婚約者となったのだ。

いつもおっとりした姉だが、この日もおっとりとしていて、

父親が迷ってばかりのネクタイを、一緒に ....
夜だって言うのに
はしゃいで陽気に語り明かして

Gooomm n m m OM は、メソポタミアバスター
大好きな親友のお姉さんは オッド・アケル
堪らない! 酒のつまみは 首狩族との ....
虚無の話をしよう
これが体内に巣食ってしまうと
人生が終わる

生きるってエネルギーの消費なんだ
虚無は
エネルギーを吸い取って
どこかへ捨ててしまう

生きるための意志
生きるた ....
{引用=

世間が
大きな怪物に見える

それよりももっと恐ろしい怪獣が
他の場所にいる

麦畑が
静かに揺れている

彼らも
約束された平和の中に
揺れているだけ

刈 ....
悲しみの空 心に滲む

言葉にならない気持ちは空気の中に重苦しく淀んでいく


伝えられない心、言葉でなくても伝わると信じて


伝えようとする度に心震える


ごめんねと言った ....
たとえば小学生のころ

家族遠足でともだちの妹に

オウム小屋の金網に指をいれて見せたのは

ぼくだった

それをまねた彼女は指を失った

たとえば三年まえ

離婚も考えていな ....
美術室に入り

少し油絵の具の臭いがする空気をすう

鞄を机に置き

画板とモデルを取る


そしてそれらを机に置いた後


上着を脱ぎ腕をまくる

筆箱を取り出し鉛筆と練 ....
あたしのこと
 好きじゃないんだよね?

なのに
 なんで笑ってくれるの?

 話しかけてくれるの?


あんたのコト
 好きって知ってるのに。

 ずるいょ。


 ....
鈍色の雲 低く 低く
鉄色の波が打ち寄せる

うちあげられて
砂に埋もれながら朽ちてゆく カケラ

拾い上げると 
いつか見た 聞いた 記憶の・・
 (ウラギリノ アザケリノ コトバタ ....
あなたが喜んでくれるだろう言葉を口にする
あなたが喜んでくれるだろう行動をする
案の定あなたは喜んでくれるから
僕はそれを繰り返す

いつのまにか自分という存在は薄まっていって
あなたを好 ....
彼の目を損ったものは歩み、
空の人物を喫割けてサラダが噴く様ならるで
転落の瞬間の懲罰に怯える蛙牲を次々と破裂させる爆薬、ボケ老人の木端微塵となりてしめへりこんなもののなにがおもしろいんです
寿 ....
彼氏を家に呼んだ


彼氏を見たおばあちゃんが


「幸せね」と言った


私と彼氏は


「ありがとう」と言った




数日後おばあちゃんが死んだ


遺品 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
本棚の記憶朧月310/2/28 22:51
ランチ・クランチしろう2*10/2/28 22:42
創書日和【祝】祝詞[group]大村 浩一6*10/2/28 22:32
海月一酸化炭素1*10/2/28 22:31
香る依々れんこ010/2/28 22:26
眠る空の夢210/2/28 22:21
2*10/2/28 22:11
君のいる風景(3)まどろむ海月5*10/2/28 22:07
鬼火しべ210/2/28 21:38
愛情論神門みふい010/2/28 21:37
祈り湖月110/2/28 21:03
戯言110/2/28 20:56
ノンフィクション 『回転すし屋にて。』くろきた510/2/28 20:49
66Bnonya9*10/2/28 19:13
木漏れ日鞘(サヤ)310/2/28 17:09
spring has comewithin7*10/2/28 16:50
冬釣り番田 010/2/28 15:39
パンドラ月乃助13*10/2/28 15:02
創書日和「祝」 桜茶[group]逢坂桜410/2/28 14:51
俺の野心の成れの果てかめたろう010/2/28 14:40
虚無の話佐藤伊織110/2/28 14:11
空気真島正人8*10/2/28 13:08
伝えられずに鞘(サヤ)110/2/28 13:04
TSUNAMI吉岡ペペロ610/2/28 12:50
部活くろきた110/2/28 12:03
KIMOCHIみぃ010/2/28 12:01
その海岸の名はゆびのおと010/2/28 12:01
喪失一華110/2/28 11:56
むだい英語ささいな...110/2/28 11:54
「叶わぬ恋と知りながら、それでも貴方をお慕いしている私がいま ...くろきた510/2/28 11:53

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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