朝、目が覚めると、お前から一通のメールが入っていたんだ。



『運命がもし、戻ることの出来ない迷路だとしたら』



10年、22歳、夏
蓄積される過去の記憶が、消費していく未来を ....
つつじに朝露が降りてきみを思い出す
薔薇ではないというきみのため
野のなかにかすむ公園に
   ....
光の輪を頭にひとつずつのせて こどもたちは 昨日をすこしずつ食べている ひとりひとりが 光の輪を頭にのせて

/

肌を投げ売るきせつのこども わたしたちは いつそこを出たのかしら 皮膚を ....
去年から始めたガーデニング
油断すると
ぼうぼうに生えて
せっかく植えた
マリーゴールドや
ガーベラを
押し退けて
弱らせてしまう雑草
その生命力に圧倒されて
手指が痛い

雑草 ....
僕はペペロンチーノが大好きなんだ
と、彼は言ったけど

まさか自分がペペロンチーノになるなんて
Gee,rubs you,yeah,yeah,yeah
自慰 rubs you,yeah,yeah,yeah 
爺 rubs you,yeah,yeah,yeah,yeah

カアちゃん女じゃ ....
泣いたり喚いたりすることに
何の浄化作用があるのだろうか

僕の愛する人は
涙も見せず
痛いとも言わず
ただ静かに窓の外を見詰めて
もうすぐ春だね、と微笑んでいた

少し早い誕生日ケ ....
私はつらいのだと君は言う
私は不幸なのだと君は言う
誰にも顧みられない
愛されない
そうしてうつむいて
早足で通り過ぎていく
経血と精液がベットの上で混ざり合って
喜びが今産まれようとし ....
誰でもなくなっていく季節の中で
色々な音を思い出している 自分を感じさせられている
曇った地上にとても 僕はのどかさを与えられている
宝石たちを手に握りしめた スーパーだった

僕の帰る場所 ....
布のなかに

たふたふに埋もれたわたし
手を伸ばすこともせず
のどだけをもち上げて
ことばを向こうに投げていた

ことばはいつしか完全で
組み合わせだけで無限で
それに夢中になる ....
 
 
ははが
ないている
わたしのしらない
もうひとりの
ははが

わたしのしらない
こえをころして
せなかのむこうで
ないている

しんしつの
きおんが
じょうしょう ....
             100502



チーズを頼んだんだけど
チーズが直ぐに出てくるとは思わなかった
出てくるのは早くても20分後と踏んでいた
5分後に出てきたので目を見張る
 ....
バタバタと飛び回る

バッタみたいな仕事ぶり

こんな零細企業では

何から何までやらねばならぬ


会社のみんなには

いろいろとご迷惑をおかけする

でもしょうがないじゃ ....
きみのメールも電話も無視して
それでわたしが無傷だと
本気で思っているのかい?

たいがいのこと謝られたり
納得したら許してしまうけれど
今回はどうしようもないんだ

到底許せないこと ....
着いてからでじゅうぶんだと甘く考えていた
ホテルは全日空のスイートしか空いてなかった
だから米子で車中泊することにした
中原中也の詩にあったのは米子
ここは鳥取の米子
山陰合同銀行のパーキン ....
あたしはきっと じゃなく
絶対 あなたが好きです

アドレスを知ってたって

メールがこなくちゃ意味がない
電話が鳴らならきゃ意味がない

メールを送らなくちゃ意味がない
電話を ....
りゅうぐうのつかいを飲んでしまった
寒天のようだったから つい
つるつると飲みこんでしまった
せっかく遠いところから来てくれたのに
まさか飲んでしまうとは と
母屋の人たちは驚いている
わ ....
夕食どき
うまい匂いを
換気扇で
まわし出す

数年前
子供の声と
その匂いを
そとからクンクン
羨ましく思っていた
あんな自分が

いまや
家のなかで
騒がしい息子たちを ....
君は僕に言った
歩くことには無駄なんてないと
僕は信じた
君を信じた

僕らが歩くこの道には
明日なんて記録はまだおちてはいない

言い逃れできない事実たちが
僕らの肩にまた 手を置 ....
 
 
ちちおやふざいのいえに
ひさしぶりにかえる

ちちおやふざいのいえに
ちちおやになりかけた
むすこがいる

いみもなく
むすこをどなる
どなるとすぐに
こどもになる
 ....
夜毎交わされる言葉に
どんな意味があるのだろう
だとか
気にする方が変人なのであって

おやすみなさい

眠りに就こうとする挨拶
という意味に純化されて

軽い/重い
どんな思 ....
迷い犬を捜す
探偵は
バーで
ぱぉおおうっと雄たけびをあげた。

猫はうるさそうにちらっと見た。
今朝一番のニュース
「今日で世界は終わりです。」


ぼく
「それは仕方ないな・・・。」


ただ一つの悔いと言えば
君とナマSEXしてなかったってことくらい


 味噌 ....
{引用=



五月の{ルビ翠=みどり}の面影は
透きとおった
風の中の
あなたのささやきに似て
ほそく葉脈のように
しのびこむ



麦藁帽子の下の
淡いほほえみ
白い ....
いいものを
素敵なものを
そんな考えでいたけれど

どうせなら
おいしいものがいいな
たっぷりならいいな
安かったらもっといいな
簡単なら

あれこれ あれこれ

だけど やっ ....
我が子とまではいかないが

年の功での助言にて

ぼろ屋の手入れをし始める

憧れの農業よりも楽な筈

草刈り、刈り、刈り、

思い出す

父が庭木の手入れして

母にまだ ....
でもいつだって叫びたい

なにを伝えたいのかは
自分でもわからないけど

狂って哂って壊れてしまえ!
そうすればきっと
わたし、しあわせ。
でも君の残像がいつも邪魔をするんだ
いいか ....
疲れていたので 餃子を食べるときによく噛まなかった それは疲れていたから

爬虫類は絶滅すればいいのに だのに 爬虫類顔の男ばかり好きになってしまう話を
してたら 不思議とは思わなかったのか ビ ....
漫然とした教室の中
五感が鈍くなった私に
ただ一人だけ
語りかけてくれるものがいる
親指のささくれ
はみだした部分を
引きちぎる
滲む
赤く
私の証明
そっと押さえる
指に転写さ ....
風が強く吹いて とばされる
肩越しの月が揺れたのは飛び跳ねた兎が月から落っこちたからで
真綿のような白い毛玉がはらはらとはらはらと。
あかい目をしたままの兎が遊覧船に乗って月への帰り道をさがす
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
迷路Schr&a...010/5/2 16:26
つつじのために非在の虹6*10/5/2 15:39
晩春/初夏はるな210/5/2 13:58
小原あき4+*10/5/2 9:29
わたしのペペロンチーノちゃん冬野 凪3*10/5/2 8:16
ジイトルズが行ってみる、ヤア!ヤア!ヤア!salco8*10/5/2 7:57
春のない国高梁サトル17*10/5/2 5:56
ハミングrabbit...510/5/2 3:25
ドミナントダヌキ番田 110/5/2 3:03
マリネ斎藤旧3*10/5/2 2:47
other=M小川 葉4*10/5/2 2:32
あおば1*10/5/2 2:14
残業久亜麻ジュン3*10/5/2 2:11
無傷水中原動機310/5/2 1:46
積木のタペストリ吉岡ペペロ410/5/2 1:02
ホシに願いヲくゆら610/5/2 0:21
りゅうぐうのつかい春日線香510/5/2 0:20
換気扇こころゆくま...410/5/2 0:04
冒険者朧月210/5/2 0:01
父親小川 葉110/5/1 23:56
おやすみなさいkauzak3+*10/5/1 23:55
探偵、迷い犬を見つける冬野 凪010/5/1 23:48
ニュースです / ****'98小野 一縷3*10/5/1 23:15
五月の妖精まどろむ海月6*10/5/1 22:50
交換朧月210/5/1 22:19
赤い斑文yoyo310/5/1 21:48
残像があざわらうゆず0*10/5/1 21:22
環境論-Ⅳヤオハチ1+10/5/1 20:54
過日の血いっと310/5/1 20:13
兎穴湖月210/5/1 19:37

Home 戻る 最新へ 次へ
3430 3431 3432 3433 3434 3435 3436 3437 3438 3439 3440 3441 3442 3443 3444 3445 3446 3447 3448 3449 3450 3451 3452 3453 3454 3455 3456 3457 3458 3459 3460 3461 3462 3463 3464 3465 3466 3467 3468 3469 3470 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.61sec.