文字もなく
舌根支える力もない

8両編成があんな赤い帯だったか
そんな些細な疑問が突っつく

みんな枯れ
上空三百メートル

黄砂のまんなか
あるのは火の警告灯だけ

衝突す ....
コンビニの袋をちりちりいわせながら歩いていた
夜風のなかに小便のような匂いがした
あたりを見回すとその匂いはツツジの群生からこぼれていた
それは甘くて涼しいヨシミの匂いにも似ていた

連休ユ ....
{引用=


それは

空洞と
いう名前の

留保に過ぎないのだと

口に出していた
或る夜

人はすべて
寝静まり

ベッドの上で時間が
ぐんにゃりとする

 ....
 
 
冬の雪の下
土の中で正座していた足を
今ゆっくりとほどいていくように
私の足にも
春がおとずれている

痺れる感覚に
気を失いそうになりながら
すみずみまで血がめぐる
生 ....
雨の日の朝 台所で
僕は君の“おはよう”を待つ
きっとまだ起きないだろうけれど

一人の昼 一人の部屋で
僕は君を想いながら本を読む
儚い恋の終わりと重ならないように祈りながら

寒い ....
バイバイ

とか

さよならじゃなくて

またな・・・


そう、言ってくれたのは
夢の人でした。
      螺
         旋
              階
                 段
               の
     ....
ディ・スタンス

心地よいものごとを心地よくするのはわたしの脳みそ
捕まえられない速さで電気信号が駆け抜けて
きみの指は
きみの声は
わたしによってわたしにとって意味を持つ

 ....
 
 
 
【死が二人を分かつまで】
 
 
 
 死が二人を分かつまでに、あとどれくらい
 私はあなたを愛することだろう。
 
 かけがえのない時を刻みゆく中で
 限りあるこの ....
女の子とセックスしながら
出来ることなら挿入しながら
ボードレールを音読したいと
思っているのは僕だけではないはず

あたしはこんな退屈な人を
彼氏にしてしまってよかったのだろうかと
ダ ....
咲き誇る桜の下
舞い上がる花びら
煌びやかな装いの中
きみは静かに微笑む
いつまでも
途切れることなく


これは
一枚のスケッチ


見上げると空に
一筋の雲

 ....
ピアニカみたいな歌の彼女
彼女に振られたけど
心地よい悲しさだよ
心地よい悲しさ

心地よい悲しさ
グミで出来た剣を振り回す
普通グミを剣にするはずはないよ
でもそれをさも当然のごとく ....
人だ。

そいつは人なのに

純粋すぎるライオン

に似ているジュンさんだ。

ジュンさんだ!

ジュンさんだ!


見えないのか。

首の周りの毛が。

聞こえない ....
落ちる.

落ちていく.
落ちていく,自分が分かるのがイヤだ
すれ違うだけで
目を合わせるだけで

落ちてしまう.


離れていくのは簡単で
崩してしまうのは容易くて
ヒトは
 ....
本を閉じるように雲を抱え
糸くずのついた縫いぐるみに
兄弟の名を教える

のぞきこまれた気がして
草のつぶやきに
片言で行くと答え
噛み付くように
草をむしり切り捨てた

 ....
君に対して
誠実な言葉を口にすることが
できなくなったのは

君が僕を軽く扱うから

それは僕が
気が付かないまま
不誠実な行為を繰り返して
いたからなのか

ゆっくりと壊れてゆ ....
起きる意味がない
あなたはそう言って眠り続ける
目がさめてもそこから
出ようとはしない 窓の内側

だれにも同じ時は流れ
その音に胸は苦しくなり
私の正義であなたを切りつける
常識の旗 ....
OKなの?KOなの?

あたしは十分ばかだから
あたしのもってるもの
ほとんど無駄なもの

無駄は省けない
っていきがって
両手にラメを集めている

なんか
記憶は共有できるもの ....
廊下にある
黒板消しのクリーナーの台に
花も水も入ってない空っぽの
白い花びんがある。

生徒たちがふざけ合い、走り回るからそのせいで
花びんにぶつかるか、ぶつからないか
そんな状況をハ ....
金色の粒子が降り注いでそこら中
寂れた町も今日は暖かい
素肌の風が髪をさらう
息吹をBGMに
きみといつまでも溶け合っていたい
こんな日には
きみと離れる
方法を模索する
きみと繋がる ....
不幸になりそうな顔をしているから
不幸になったという説明が
発せられたために
皆が納得したおももちで
論議は終結したが

本当は偽物なのに
本物の中に混じっていたから
うまくいかなかっ ....
ドブネズミが

行き倒れた乞食の指を喰い千切る

ヤマトタケルを祀る社で

知恵遅れの男と女が性器をまさぐる

それを見ながら自慰をする老人達

七色の穢れた色彩が惨い熱 ....
「先輩可愛いです」

お世辞とは分かっているものの
同性の後輩に言われた言葉に
正直喜んでしまった

言葉や態度では冷静に振舞っているつもりなのに
頬が紅くなってゆくのを感じた
扉が
しずんでしまう前に
瞳をひらく
決意をしよう

内に
あふれる
海原をのがれ
足を
こわごわ立たせる場所が
小さくてもいい
流れ着いた
この岸を
いまは
瞳に焼き ....
干からびた革の装丁に
そっと手のひらを添わせ
花びらのように軽い
ページをくるわたしの内奥に
懊悩は滴る
     融点の低い金属の
自由さとまたひとつ季節を
経巡りここへたどり着いた
 ....
{引用=
約束の時間に間に合う為に道路に飛び出してきた子猫を轢殺す
目の前の死にそうな人間を救うより偉業を成し遂げる為に労力を使う
そんなあなたは時々泣いてみせる
苦しい重荷を一身に背負ったヒ ....
ぼくらあまりにもユメ見がちなせいで
いつしか静かにひびが入ってたんだ
この世界で二人だけのような気がしたのも、
いまや、呆れた思想と脂肪の過剰摂取による不可抗力で

(その眼差しは遠く)
 ....
山の麓、谷間の果てる所に家はあり
冬場はいつも風花が舞っていた

ストーブは子供の役目で
おっかなびっくり薪を割り
煙にむせびながら火を起こし湯を沸かした

町までは午前と午後に1本ずつ ....
 爽快おにいちゃんがパンツを流した 快進撃おとうとも
 パンツを流れる 飛び出す春につぼみは月膨らみガガガ
 ガ―と来てプププゥと 貨物列車は芽吹きアンテナ一本
 二本を ....
砂漠の昼
降るはずのない雪が
乾いた砂を覆い
静かに静かに降り積もる


大人は光景に言葉を失い
子供は寒さを忘れて遊び


静かに静かに降り積もる
白い結晶
鳴り響い ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
25しべ210/3/28 6:12
蛇たちの天体吉岡ペペロ710/3/28 2:59
あどけのない空洞真島正人7*10/3/28 2:38
許せない春小川 葉4*10/3/28 2:34
寒い夜 窓際のベッドYuLia210/3/28 2:12
またないのせんと010/3/28 2:04
Spiral唯視110/3/28 1:50
届かないので測れない______...3*10/3/28 1:41
死が二人を分かつまで綾瀬たかし310/3/28 0:20
女の子とセックスしながら瀬崎 虎彦1+*10/3/28 0:13
Bend My Knees寒雪010/3/27 23:19
ピアニカみたいなグミぽこぽこへッ...3*10/3/27 23:16
ラッキーライオンボーイおかず110/3/27 22:53
崩れ去る代名詞.らぐ110/3/27 22:52
空を折るには指がたりない砂木4*10/3/27 22:42
kauzak12*10/3/27 22:39
ゆるやかな朝朧月110/3/27 22:31
ヤンキーアサリナ2*10/3/27 22:00
花びん山岸美香3*10/3/27 21:40
休日やや2*10/3/27 21:22
オンコットa110/3/27 20:34
ラヴソング蒲生万寿010/3/27 20:17
照れ屋ありす210/3/27 19:47
千波 一也4*10/3/27 17:09
ネオンと抑圧瀬崎 虎彦5*10/3/27 16:11
鸚鵡返し高梁サトル7*10/3/27 11:53
世界森本隼010/3/27 10:15
風花西天 龍11*10/3/27 7:16
おパンツ伝説 ムレムレの章ヨルノテガム110/3/27 6:53
White Snow寒雪110/3/27 6:30

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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