水面にはカミガヤツリが揺れていた
泥沼は何一つ
見通せず
空は
濁り曇って

浅葱色 べったりと塗り広げられた
枯れた木は
黒くひねこびた枝を
痩せた湿地に 這い蹲らせ

天を仰 ....
君がすっかり冷ましてくれた空は
ベルベットのように濃紺
余映がまだ少しオレンジがかっているけど
その独りよがりだった熱も
直に消えてしまうでしょう

どうかしていた、
どうかしていたんだ ....
赤い落葉が 黄金の光に満ちた梢の先から
分離する その瞬間美の連続


細胞核が熱を帯びた怜悧 
冴えに 一斉掃射される


ざわめく毛穴 震動する皮膚 揺れる骨髄


大脳 ....
私は飾るのがスキ

丸いもの キラキラしたもの

フワフワで いい匂いがする

無地に散りばめ彩る

あぁ 美しくなると勘違い

気づけば私にも飾りが

昨日を失った傷を隠すた ....
菩提樹には行灯が燈され、友去れど、
煌煌と燃ゆる仏塔の真下にある線香立て。
黄土色の砂の上に千個も建てる、明りの仏塔。
携帯電話の電波も届かない異界。
孫悟空の頭に食い込む輪っかみたいな額。
 ....
ぷすぷすぷすぷすと
情緒のねんりょうが切れかかっていて
空を見上げたら
ライオンの むれ
きれぎれにはなればなれ

とげを自分で取ってしまいました、引っぺがしたところからおもいでが樹液 ....
肌を見せることへの羞恥心の欠乏だなんて

そんなに嘆くことはないでしょう

知恵の実の呪いが薄れてきたのなら

わたし達、楽園へ戻れるのでしょう?
ぼくの中の 罌粟に酔って眠っていた人魚が
目覚めて 今 
ぼくの中を広々と 悠々と泳ぎ回る
そして彼女と入れ替わりで ぼくは罌粟に酔う

彼女の航跡は 蒼く甘い帯になって
ぼくの帯熱を 暖 ....
意味さえ有れば良いんだ
人生なんて。


なんてって
言ってる時点で
意味なんて無いかもだけど。



楽しければ良いんだ
人生なんて


なんてって
言ってる時点で ....
雨よ

もし私が倒れたならば

私の上に降りしきってくれるか

花を咲かし

木を育て

生命を司る雨よ

お前の一粒一粒が尊く

その、あたたかき粒を
 ....
さみしい
言ってはいけない言葉
かもしれない
夜中 想うきもちは

さみしい
想ってはいけないのかもしれない
過去の過ちだから

さみしい
かっこ悪い
正しくない
素直になるな ....
生まれてから
もうずいぶんと歩いてきた
短い人生
もう半分くらい来たのだろうか
そんな僕をあざ笑うきみとの距離
遠くにきみは行ってしまった
僕を囲む人々皆
逃げ水のように消え去ろ ....
馬鹿にされたっていい
アホな奴って卑下されてもいい

俺は 君は まだまだだ
もっと速く もっと速く
走れ

三億光年がどんな距離か分からない
人生は斯くも短きものかなんてどうでも良い ....
 
 
鳥籠で
キリンを飼うことにした

キリンは可愛らしくて
このまま鳥籠より
大きくなってほしくなかった

けれども心は違った
僕がいない時
沈む夕日にアフリカを見ている
 ....
僕はこぼれた。
僕のいることのない何でもない水色が。
風が気づいている何を歩いていく波紋だった。
僕も吹いていると、涙が憂鬱さを少し眺めていたそこにするのだと。
自分が消えるまで何もすることも ....
かたおもい
しててもいいよね
こっそりと
ひっそりと
だれにも
気付かれない所に
咲く
タンポポみたいに
こっそりと
ひっそりと
いつまでも
どこまでも

おじいさんと
お ....
うさぎがぴょんこぴょんこ跳ねて
喜望峰を回り 予想以上に低い
僕の査定額を目にする
ラララ ラベンダーの落日よ

遠くで自転する目に見えぬ惑星の軌道に
僕の心の寂しさをそっと寄り添わせて
 ....
暁に踵
窓に花飾り
ふるえる指に
白豹を捧ぐ

光の消えていく夜のつま先
誰か僕を追いかけてくるものがないか
結び合わされたたそがれどきの独白
襟元にさざめく大胆さ

転ぶように坂 ....
うちのばあちゃんは
ぼけているから早起きで
朝日に 夕日におがむのは
家族の幸せ

息子と孫の名前を
一人 一人つぶやいて
無事に帰れと願います
居間の嫁の名前は呼ばず

雪が降り ....
今日はうまく愛せなかった



だから



明日はうまく愛してね



何年後の結婚の約束なんかより



明日 うんとうまく愛してね
腰をフリフリ赤ちゃんダンスで
説教したがる説教師見習い登場
金払う洗脳されたおサルさんだ

安物チラシのカスまで食べたら
スニーカーの底がすり減り始め
ケツを蹴り上げブーツを折れよ

 ....
青春という実を掲げて

太陽に照らす


まだ青い脈が音をたててその存在を示す


その存在を受け入れるには

何度深呼吸しても
何度覚悟をしても

体が震えたもので
 ....
ねぇ
何であんたたちは
私が嫌いなの?

ねぇ
私はあんたたちに
何かしたの?

昨日まで普通に喋ってたじゃない
担任に対する愚痴とか
今日のドラマのこととか

なのに
 ....
何そうやってさっきから
イヌコロみてぇに聞き分けねぇのさ
これは雨戸のすき間の音で
風は声なぞたてやしねぇよ
聞いてて骨が辛ぇのは
いつでもこっちの勝手さね

まったく大した晩だねぃ
 ....
性欲がないなんてありえない〜って言えるほど 元気モリモリの年でもないので むしろ俺に性欲がまるっきりなかったら どんな人生を送ってきただろうなんて 考えてみたくなる今日この頃ごろ 皆さん如何お過ごしで ....   女たち二人が男に言い立てている−−

女1:その言葉があなたのものである証を示しなさい

女2:言葉はあなたのためにあるのではない

女1:あなたが体験したものはあなたが体験したも ....
いくら考えてみたって、それは
途方もなく大きな壁だし
やっぱり誰かの覗き穴なのだ


漏れてる光は淡くて黄色くて
きっと幸福を形にしたものなんだけど
爪あとに似た影も見えるね
だからき ....
ギロチンは首を確実に胴体と切り離すので
死なないはずはない と
鰯の頭をちぎりながら
言う

山奥の神社の梁に
見知らぬ意匠の装飾が彫られているのを見
収集心でカメラに収め
やめて林を ....
洗濯物がたまった部屋の
どんよりと重たい空気の中で
ぼんやりと外の景色を見ていた

当たらない天気予報ばかり
色んな予定を先送りにしては
何も出来ないまま一日が終わる

降り続く長い雨 ....
黒尽くめ



マドモァゼル




吹かす

Dominican cigar




煙の宙



泳ぐのは



鉛の魚

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
世界荷花010/3/31 17:09
君がすっかり冷ましてくれた空は瑠王9*10/3/31 17:06
酔歌 - 8 / ****'04小野 一縷3*10/3/31 15:43
decorationmarica...0*10/3/31 14:54
ギャグめく仏塔ぽこぽこへッ...2*10/3/31 13:40
あたら唐草フウ11*10/3/31 13:27
還楽園瑠王1*10/3/31 13:24
酔歌 - 3 / ****'04小野 一縷6*10/3/31 12:42
今日、この頃。ユダ110/3/31 11:27
蒲生万寿1*10/3/31 11:12
さみしい朧月110/3/31 8:52
My Faith寒雪210/3/31 6:31
走れkei991*10/3/31 4:39
鳥籠のキリン小川 葉110/3/31 2:50
番田 110/3/31 2:05
たんぽぽこころゆくま...2*10/3/31 1:32
ラララ ラベンダーの落日瀬崎 虎彦310/3/31 0:32
空の記憶が残像する2*10/3/31 0:26
ばあちゃんの使命朧月110/3/30 23:25
愛してね■■みかげ■...110/3/30 23:21
何を撃つべきかは知ってるだろコウ アキラ110/3/30 23:18
影を落とす■■みかげ■...110/3/30 23:17
_とわ5*10/3/30 22:51
かいまき小唄テシノ210/3/30 22:46
性欲のない世界花形新次2*10/3/30 22:18
創書日和【証】立証大村 浩一3*10/3/30 22:12
ひみつあ。15*10/3/30 21:54
ギロチンは首を確実に胴体と切り離すのでa110/3/30 21:42
1486 1...2*10/3/30 20:50
Dominican cigar唯視410/3/30 20:33

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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