泥になって
まもろう

あなたの
すこやかな睡眠と
思想を
まもろう

ひやりとあたたかく
まもろう

泥になったわたしには
思想もなく
身体もなく
ただそこにあるよう ....
1年半前
自室のテレビが
壊れた

寿命だ
すぐ 買わなくても
よかったのに

地デジ 地デジと
騒いでいた時期だったので

なけなしの 虎の子で
BSも観られるテレビを購入
 ....
進化の枝につかまって
落っこちそうになりながら
僕らはみんな五本指
ものをつかむための指

進化の枝につかまって
落っこちそうになりながら
僕らはみんな四本指
速く走るための指

進化の枝につかまって ....
手も指も 言葉もうまくあやつれず 今ここにいる。(勝手に動く私の体)


レース編み 金色の華奢な編み棒が指の間でもだえて
           (きらきらきらきら白さ倍増)


窓を開 ....
厚顔無恥な私を
やわらかな笑顔で迎え入れてくれたその家で
酒をごちそうになった
しどろもどろの
要領を得ない
私の話に
やわらかな笑顔で相槌をうってもらいながら

  温かい
  温 ....
誰がいたのだろう
いたのだろうここに 誰がいたのだろう そうして
違った道を進まされてきたような気のする僕はいたのだろう
憂鬱など無くなった道に 立たされていた

イギリスじゅうの 知りもし ....
絵画とはなんだろう。いつも考えている。ただ、そうではないものがあるにしても、絵画に自分自身だけは存在しないように思う。だから、どんな作品においても殺風景な感覚があるのかもしれない。自画像は、自分を投影 ....  
一日を重ね続けて
それが人生になる
 
昨日を生きたから
今日が在り
 
今日を生きるから
明日が在る
 
何もかもを
抱き締めて
 
未来へ持ってゆく
 
産みの苦しみもあるかもしれないが
すべてを捨てたように
生まれの苦しみもあるかもしれないのだ

まっさら ということは

「お腹が空いたぞ」と大声でさわいでいい ということだ
「ね ....
 たとえばティーカップ。

 かしゃん がしゃん ぱりん ばりん

 かしゃん! がしゃん! ぱりん! ばりん!
 かしゃんっ がしゃんっ ぱりんっ ばりんっ
 かっしゃん がっしゃん ....
先天的な性質
どんなに抗おうとも
それはシーツの上での舞踏に過ぎない
反響する命の別名を半分だけ受け継ぎ
残りの半分は空気との親和にくれてやる

後天的な性質
魂である影を捨ててまで欲す ....
ちから
ちから

あかくながれる
ちから
ちから

みわたすかぎりの
ちから
ちから

まぐまがもえる
ちかから
ちから

わたしのははと
ちちから
ちから

ぜ ....
 
 
非常階段で
指切りした

非常だから
爆弾が
落ちてくる

爆弾を
避けながら
約束した

知らない国の
戦後の春

階段は
ただの階段に
なっていた
  ....
受けとめきれない言葉が在るのは
なんら不思議ではなく
すべての言葉を
受けとめきれるつもりで
自らを削ぎ落としてしまう行為こそが
とても不思議で
ただ哀しい

それなのに
まったく等 ....
ひとつ、指を折る
 ふたり、目を閉じて
  見えぬ、ものを抱く

夜は、闇を呼ぶ
 いつか、捕まえる
  無縁の、愛を歌う

名を、呼べぬままに
 やがて、時は止まる
  ここの、 ....
スーツケースに座って
迎えの車を待っていると
これから旅立つ人たちがいて
不思議

一秒のすきまもなく
誰かが空の上にいて

未来を保留し続けていく
胸が痛むような思いをしてない
ふいに窓が開いても外を見ないことがある
カリフォルニアの陽射しと乾燥に
肌がもつれた

その重さは
私のために作られたものではなかった
眠っているうちに誰か ....
雨が強くなり
森が海に呑まれる
木々の繊維が悲鳴をあげ
窓枠がかすかに共振する

死に向かう命の塊を
やはらかに包んで緑は
夜闇の中で黒と見分けがつかぬ
音がなくなれば沈黙は意味を失く ....
 
 
このみちを
あるいていけば
しあわせになるのだと
ははがいう
そのみちをあるきつづけて
ときおりみちくさをしてるうちに
みちはもはや
みちではなくなっているのだが
このみち ....
鈍い目眩とともに
やって来る歪な影
暗い夜明けのように
淀んだ白夜のように
めくれた上皮みたいな気分が
敷布の中から身体を捕らえて
煮物が駄目になるときのような ....
ゴールデンウィークにひやけしたのは
あそんだからではなくて
やけやすいから

本当は病気

わすれさられたきおくをよびおこそうとして
ばかにされるのは
ぶただから

本当は病気
 ....
OPAの5Fがソ連になって

事実上、中空に共産国家が産声を上げた

カーゲーベーの尖兵は6Fにまで魔手を伸ばし

ヤバイ、もう8Fまで来たって

10Fが騒ぎ出した頃には ....
祭りが終わる
花火が上がる
舞い散る火の粉は
神経を一つ一つ
過去へと誘う

そこには間違いがあった
あるいは無かった
どちらにしても
脳内の化学信号
それだけが残る

もう長 ....
祖母はいつだって母の跡を消そうと
黙ったまま手縫いの布で
家のあちらこちらを拭いてゆく

母は眉間に皺をよせて何も話さない
祖父は しんでしまった祖父は
なぜ遺影になって笑ってるんだろう
 ....
 
 
先生はもう液状になって
黒板の海を
白墨で汚している

本当は海の生き物たちが
みんな住んでいたはずなのに
僕の皮膚には朝から
いろいろなものが刺さって
痛くはないけど
 ....
今日は特別
背中が重くて
息がしづらい
吐きそうだ
はやく
神棚に向かって
イノリたい

会社の中なので
商売繁盛の戎様しか
いらっしゃらないが
それでもイノリたい
神様はどな ....
夏が近いよ と
ぬるい風が

歌わないあの子たちは知らない
窓際の席の


「夏がくるよ」
海の化石を見つけた版画家は
化石のありかは
鯨の脇腹の骨にあると
教えてくれた

雷にヘソを隠す少年は
貝殻を耳に当てたことは無かった
潮騒は石狩の海で
聞いて育ったのだから

タ ....
夏が散る

一つの夢が消えたように

色褪せたプラスティックが

いとも簡単に砕けるように

夕暮から

降り出した雨滴の一つ一つが

時の定めにより 

夏 ....
僕のお腹まわりは酷くなったので
皆からトドだの
セイウチだの
と陰口を叩かれるに至ってしまった

流石にこのままでは駄目だと思っているのだが
なかなかお腹はへっこまない
へっこまないので ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
はるな210/5/7 6:57
TV森の猫1*10/5/7 2:31
小指から散るクローバー1*10/5/7 2:19
カッコの中の私の体なき1*10/5/7 1:51
満腹の日北村 守通610/5/7 1:48
日本の、窓か。番田 010/5/7 1:33
夜のボート110/5/7 1:33
次元☆★210/5/7 0:44
「うたた寝とうたた寝のあいだに」服部聖一110/5/7 0:40
壊れる音なき0*10/5/7 0:29
コーラルの森瑠王9*10/5/7 0:10
ちから紀ノ川つかさ3*10/5/6 23:41
小指から散る小川 葉0*10/5/6 23:35
結婚千波 一也4*10/5/6 23:15
かぞえうた雄太110/5/6 23:06
who is itmizuno...310/5/6 22:33
first direction410/5/6 22:32
瀬崎 虎彦410/5/6 22:29
みち小川 葉110/5/6 22:18
明方、その暗がりにホロウ・シカ...3*10/5/6 22:17
欠史七十五代a010/5/6 22:16
OPAの5FがTAT2*10/5/6 21:41
endeOz210/5/6 21:32
おんなの晩餐朧月410/5/6 20:42
水を買うたもつ1210/5/6 20:36
イノリたいハイドパーク5*10/5/6 19:09
夏がくるゆず2*10/5/6 19:03
喘ぐ藍に狼の巡る海板谷みきょう1*10/5/6 16:53
処暑過ぎ白露近付く蒲生万寿010/5/6 10:43
けもの/けものたち冬野 凪1*10/5/6 10:19

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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