今日、新しいことを学んだ
だけど、今日学んだ事はずいぶん昔から
世の中の常識だったらしい
自分の中に、新しくインプットされたことを
ほかの人はずっと前から当たり前に知ってい ....
せっかくの初登校なのに
朝っぱらから雨がザーザー
友達と待ち合わせして行くはずだったのに
電車の時間を間違えて
次の駅まで急いで送ってもらった
「最悪だ」
と思ったけれど
差 ....
腐りかけのものを食べました
胃が痛くなりました
心の中では
痛くなりたくない、と
思っているのに
勝手に痛くなります
私は考えました
もしや胃にとどまらず ....
{引用=
なんにもないとおもっていたあのころが
いちばん
うしなうことをこわがっていた
わたしの手に
だれかが触れる
小さなやらかい繋がりが
ほしがればほしがるほどとおくなる
....
葬式いろの装飾の
さくらのぼんぼり
きみがなまめいた
生理にせがまれて
おれペニス口紅の
スティックになる
つまらない命いろ
葬式いろの装飾の
さくらの ....
可哀相な音がする
車も人も少な とぼとぼと
あなたの足でやって来る
歩いてんのは子供ら だろう
ぽつりぽつり
ジャージャー橋を
そしてぽつり と
歌の匂いをのせている ....
彼は人並みだ
情も愛想も
必要がないからすこしずつなくしていく
空から降ってくるようなmarchを
追いかけるほど、日々に怯えていないから
今年も淡々
見送っていく
明日にはもう ....
僕のお尻を洗う業者に三行半をつきつけて
今 君は進むんだろう自ら次なるステージへ
僕のお尻を洗う業者に三行半をつきつけて
今 君は歌うんだろう声高らかに革命のうたを
そしたら僕は明日からアルバ ....
庭園に咲き乱れるきれいな白い梅の花
夕べの晩餐に食べた鮭のバターソテー
ローリングストーンズ風のサウンドを
永久に停まらない腰の動きになぞらえて
前衛的なアタシに自分へのご褒美
それは青雲、 ....
私のお墓の前で泣いている女が
私の全然身に覚えのない女で怖い
時折愛おしげに腹部をさすりながら
私のお墓に縋りついて泣くから怖い
なんのための休養か
未来のため?
過去のため?
自分のため?
誰かのため?
仕事の年目が上がった今日に
さくらが八分のこの時期に
難しいことはわからない
....
{引用=
うばっていくんだろうとおもっていたんだ
記憶もにおいも痛みも。
酸素さえぼくらは不必要に摂取してしまうのだから
なにかを共有することなんて出来ない
ひとつのせか ....
やべえやべえ、私は毎年エイプリルフールに気づかずに終わるのである。
今日がエイプリルフールであることを忘れていた。
先ほど、友人に「4月1日(しがついっぴ)おめでとうの電話」を掛けようとして、
....
北風のたけり立つなかにもめげず
冬枯れの庭に 精気をとりもどしてくれた
もくれんが 去年とおなじいろあいで
でも なぜだろう
....
生ぬるい風が吹いている
曇りの日だった
男はごわごわした髪を女に触らせた
「ふわふわ」
女は思いつく限りの形容詞で褒めた
遠くで猫が鳴いている
....
僕は困ってるんだ
君の匂いが
匂いが
面影を
呼び起こして
良く眠れて
眠れなくて
安心して
安心できなくて
今までそんなこと
なかったのに
ベッドで
独り
....
それは黄昏れ時の一室 夕、だった
蛇と蛇は見留め合い からまった
それは黄昏れ時の一室 ふたり の ....
きいて欲しいのに
頷かないといけない
人は話したがりのイキモノ
話す呼吸のつなぎ目を
狙って割り込まなければならない
うんうん の数が多いほど
わかるよ の数が多いほど
あなたが ....
墨の枝が地にとどく
雪は雪に震えつづく
ひとつ押され
黒く点る
道が夜を決め
灯が季をくくる
心は薄く
水は水に
海のむこうの霧
羊のなかの髪と風
....
珍しく雨の降る日
お前を見かけた
傘もささず濡れて冷たいおまえは
疲れた顔で何か見つめていた
そこにあるものは
おまえの中にある本当の世界
髪からこぼれ ....
私にくださいな
私にそれをくださいな
あなたのほら、右手に繋がる白い空
あなたはそれに気付かずに無下に拳を突き上げている
ほら、また泣いた
地中深くから呼ばれたでしょ
聞こ ....
花冷えの雨はやむことがなかった
低い山にガスを這わせて
四分咲きの桜花を辱めて
花冷えの音がやむことはなかった
電車が運んでくれるそのさきに
灰の街が自意識に苛まれて ....
お風呂につかってとけない私がいる
何はともあれ
すべては静止するまで
花もここに咲いている
ひっそりと
いつだったか
この日が来るのを知っていたような気がする
まぼろしだったか
湯 ....
失った視力はもう取り戻せない
そのことにまだ気付いていない僕ら
不必要なわけではないけれど
そう必要でもなかった
それだから失った
矛盾は何もないはず
ふと理由もなく失望する日は
誰 ....
四月のよく晴れた日
教室の窓際の席で頬杖をつきながら
虚ろなその目にさす光は
誰かが悪戯に映した空
悲しい影を落とした睫毛を縁取る萌黄
かたく結ばれた唇に新しい桜色
そのバックグラウン ....
おまえには 抉り出された文字の気持ちなど
おまえには
眠れない夜を
閉じられた空間にて
荒んだ心を脳を
冷やす
昨晩の演じた自分を
ただのオンナにもどす
しあわせか ふしあわせかは
心次第
キミと出会ってしまったのは
何億分 ....
{引用=
さくら、お前は淡すぎる
さくら、お前の無力さよ
咲いて散るなら無数の花が
今や遅しと咲きみだれ
世界を彩り咲きほこり
さくら、お前は淡すぎる
さくら、お前の無力さよ
....
{引用=
ふと気がついた時に もうなにも掴めずに いつも湿っているぞ
その指はふやけてる もう感触もないなら 物言わぬ言い訳だけ
その花火の火薬庫は なによりも恐ろしい 饒舌に喋る喋 ....
わたしの国では、女こどももいくさへ行ってしまう
みぶんとかよくわからない
わたしもいずれたたかいに行くのよと言われていた
おしろに火がまわってまっかになってしまったあの日
わたしは怖くてお ....
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