私にくださいな
私にそれをくださいな
あなたのほら、右手に繋がる白い空
あなたはそれに気付かずに無下に拳を突き上げている
ほら、また泣いた


地中深くから呼ばれたでしょ
聞こ ....
花冷えの雨はやむことがなかった

低い山にガスを這わせて

四分咲きの桜花を辱めて

花冷えの音がやむことはなかった


電車が運んでくれるそのさきに

灰の街が自意識に苛まれて ....
お風呂につかってとけない私がいる
何はともあれ
すべては静止するまで
花もここに咲いている
ひっそりと

いつだったか
この日が来るのを知っていたような気がする
まぼろしだったか
湯 ....
失った視力はもう取り戻せない
そのことにまだ気付いていない僕ら
不必要なわけではないけれど
そう必要でもなかった

それだから失った
矛盾は何もないはず
ふと理由もなく失望する日は
誰 ....
四月のよく晴れた日
教室の窓際の席で頬杖をつきながら
虚ろなその目にさす光は
誰かが悪戯に映した空

悲しい影を落とした睫毛を縁取る萌黄
かたく結ばれた唇に新しい桜色
そのバックグラウン ....
おまえには 抉り出された文字の気持ちなど

おまえには
眠れない夜を
閉じられた空間にて
荒んだ心を脳を
冷やす

昨晩の演じた自分を
ただのオンナにもどす

しあわせか ふしあわせかは
心次第

キミと出会ってしまったのは
何億分 ....
{引用=
さくら、お前は淡すぎる
さくら、お前の無力さよ

咲いて散るなら無数の花が
今や遅しと咲きみだれ
世界を彩り咲きほこり

さくら、お前は淡すぎる
さくら、お前の無力さよ
 ....
{引用=
ふと気がついた時に  もうなにも掴めずに  いつも湿っているぞ
その指はふやけてる  もう感触もないなら  物言わぬ言い訳だけ
その花火の火薬庫は  なによりも恐ろしい  饒舌に喋る喋 ....
わたしの国では、女こどももいくさへ行ってしまう
みぶんとかよくわからない
わたしもいずれたたかいに行くのよと言われていた

おしろに火がまわってまっかになってしまったあの日
わたしは怖くてお ....
 
 
黄砂の降る甲子園を
選手たちが行進している

選ばれたものだけが
行進している
選ばれなかったものたちは
観客席で選手を見守り
さらに選ばれなかったものたちは

あてもな ....
この ままで いいわけ ない だろう
ほんとの こと いま つたえよう
こころ から きみを ぼくを
なかま ともよ と よべる かい

ピープルファースト  ピープルファースト
さあ は ....
 
 
 
【ある愛の詩 - Bloody -】



 綴る言葉は愛の詩、それの繰り返し。

 真紅の薔薇のように燃えるような心を

 握り締めた手に込めて、
 ....
その日雪がふっていた
徹夜になろうかという夜だった
案外おおきくてストップモーションの
その日雪がふっていた
けぶる街で祝杯をあげていた

それは誰だ

その日雲がなくなっていた
そ ....
窓外の大空に掛かる十字架
朝日を浴びて白く屹立する
それは福音だ

彼は夜闇に生まれた
太陽に焼かれ、荒地に又砂浜に
足跡を残した
それはゴルゴダへ続く

砕かれた四肢から血が伝い落 ....
レストランの扉をあけてこんにちは
それから背伸びするぼくらの周りで
絵のように時間は流れていった
高い窓を 雲の尾を引いて
空がうす青く光りながら流れていった

テーブルの上に焦げのついた ....
わたしたちがみみにする
しにぎわのうた
そのうたをきいても
みすてることしかできない

ゆるやかにつながっていることは
すばらしいことですね
おおぜいのひととふれあえるのは
すてきなこ ....
川辺に桜が植えてある

川は3面張りで、
つまりは底まで、コンクリートで
でかい溝、と、かわらなくなってしまった
春になれば、オタマジャクシとメダカが
夏には、蛍が、秋には、蜻蛉が、居たはずだった。
 ....
風には、小人が住んでいる
足下は悠々として、涼しそうである
公園で、自転車を漕ぐ
膝関節に続く曲線は、
数式で表せそうなほど美しい。
遠くに、雨が降っているのが見える
大粒で白く
僕は濡れずに立ってい ....
名前を知りません、
ごめんなさい、と言います。
花を花と言います。
しかし、君には、
きっと、それなりの名があるのでしょう。
僕は、君を表せません。
散歩をしていると、思うのです。
なんて少ない言葉で ....
妹よ
僕に妹はいなかったけど妹よ
言葉を失うたびにおまえはいくつかの言葉を失う

次第に拙くなってゆく舌先で懸命に
ぎゅっとだきしめて、という妹よ

おまえはいまも夏祭りの浴衣の薄桃色で ....
空にはまあるい月が照り、
山には桜の花満開
それを眺めるウサギの背
一緒に踊ろu とタヌキ数匹

その囃し歌 wo
井の中の
蛙が聴く

こんな満月の宵に
夜桜満開
浮かれた蛙  ....
遠くのほうに自分を置いて
春の桜を引き寄せる
欠けてしまったパーツのような
花びら心に埋めたくて

胸にぎゅうっと抱きかかえ
時間の流れに流れつつ

どうでもよいか と手を離す

 ....
{引用=
嫉妬に狂った女が送ってくる
ヒステリックなメール
私が貴方の何かを奪ったのだという
よく分からないのだけれど
だとしたら謝らなくては?

ごめんなさい?
違う、もっと別の
 ....
この歌はきみの為の歌
この歌はきみに捧ぐ愛

後悔はしていないけど
I miss you
I miss you

この歌は
きみを思い出すぼくの歌


きみのコトバを真に受けて
 ....
今、私の体内には春が渦巻いている!
腹の底から笑いが込み上げてくる
私は笑っている 確かに笑っている
高らかに 朗らかに腹のそこから笑っている
何と心地の良い事か!

この朗らかな春の後に ....
いつもどうしてそう思う
あなたは美しいのかと

青い
蒼い
碧い

涙で

私を見つめるのだ

きっと

すべてはカナシミでできているんだと

愛も
刹那も

空想 ....
冬、
前歯がのびる
冬、
前歯がのびて
冬、
痛みが
かじかんでいる
たもとに
つっ立っている

おおきな動物の
からだを
すりぬけながら
人間同士が
殺し合う
ころしあ ....
緑青の浮いた青銅の像が喇叭を吹いている
悲嘆の打ち寄せる波辺で

血塗られた大地 血塗られた海洋
血塗られた大空 血塗られた太陽
血塗られた系譜 血塗られた血縁
血塗られた舞踏 血塗られた ....
貝柱の干物を買うために

レジに並んでいる僕

やがて順番が来て

金髪の日本人女性が

レシートをくれた

ランダムでアナグラムな

数字の羅列だが

「愛しています。」 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
哀しむことはないんだな太陽の獣110/4/1 8:07
花冷えの街吉岡ペペロ810/4/1 7:41
あをいそらのもとこしごえ2*10/4/1 7:15
白日かのこ010/4/1 6:02
拝啓、青空210/4/1 5:37
しべ010/4/1 3:51
閉じられた空間にて森の猫1*10/4/1 3:47
さくら、お前の無力さよコウ アキラ110/4/1 3:42
饒舌に響け響け響け310/4/1 3:26
女神は死んだ白昼夢1*10/4/1 3:07
The march in March小川 葉1*10/4/1 2:35
人間だから 「ピープルファーストの歌」[group]板谷みきょう010/4/1 2:32
ある愛の詩 - Bloody -綾瀬たかし010/4/1 1:48
その日吉岡ペペロ410/4/1 1:41
鶏卵のある偶像崇拝salco7*10/4/1 1:40
さようならの宴オイタル3*10/4/1 0:12
しにぎわのうた紀ノ川つかさ3*10/3/31 23:24
川辺に(春について1)クローバー2*10/3/31 23:17
風には(春について2)3*10/3/31 23:13
名前を知りません(春について3)5*10/3/31 23:09
金魚[group]しろう3*10/3/31 23:02
蛙 to 満月……とある蛙6*10/3/31 22:34
桜の風朧月110/3/31 22:08
ハッピーエンド高梁サトル10*10/3/31 21:21
陽炎と哀の歌を宙空 心0*10/3/31 20:44
ひじり110/3/31 20:30
リアル宙空 心1*10/3/31 20:05
lowerイシダユーリ410/3/31 18:59
酔歌 - 7 /****'04小野 一縷4*10/3/31 18:38
ウォーク スルー ラヴハイドパーク9*10/3/31 18:22

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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