詩人になるには
若いほうがいい
幼ければ幼いほど
鮮烈なデビューを飾るだろう
「現役高校生詩人!」女の子ならなおのこと

あぁ、詩人には爽やかさがない
下手に熟れている老けた童顔
誰に ....
わたしって
どこまで贅沢なのか
生きてゆく理由も、死んでゆく理由も
どちらも欲しがって
どちらも見失いそうだ

三角屋根の向こう側には、空
その向こう側に潜んでいるようなあたたかい嘘
 ....
君がオールを漕ぐ
水色の湖にガラス底のボート。
ゆらゆらと
水面に浮かぶ午後の光が
君を映す柔らかな鏡になる。

水中にはいくつも
小さな白い花
手を伸ばして拾いあげる
頬と頬を寄せ ....
3月、無心な空でしたがそこに慈悲はなく
みな不寝の顔をして今日を倦み
姉はウィスキーのミニボトルと5号瓶を入れました
兄はマルクスの共産党宣言上下巻を入れました
私は書きなぐりの長い手紙を入れ ....
永遠の愛とか
無限の可能性とか言われても 困ります
わたしたちは永遠には生きられないのだから
わたしにとって愛とは 残り少ない歯磨き粉のようなもの
早く買い換えようなんて思いません
最後の最 ....
忙しい日々のレールを脱線するように 
不意に訪れた長い休暇 
病室のベッドに横たわる僕は 
窓外に立つ 
独りの樹の葉群を躍らせる 
風、を視ていた。 

( きらきらと、協奏曲の奏でる ....
 
 
交差点の真ん中に
ダチョウが一頭立っている
たくさんの車や騒音に驚きもせず
ただ悠然としている

身長二メートル数十センチ
人より背は高いけれど
人がつくった周りの建物は ....
おれは一体、何処へ往く? 
別れを千切って、歩みゆく 
空っぽの缶からを 
虚ろな片手で、握りしめ 

おれは一体、何処へ往く? 
愛しい花を置き去りに 
ひとつの小石を 
震える片手 ....
あたしたち、地球で死ねるから、しあわせだよ、

ヨシミがユキオの部屋に遊びに来ていた
2時間半かけてヨシミを迎えに行き2時間半かけてヨシミを連れて戻りユキオはヨシミの胸にたくさんの歯型をつけた
 ....
ほら
真っ黒な風が
掃き付け壁みたいな傷と
戯れてるぞ

雑木林の真上で渦巻くものは
ボイラーから沸き立つ煙だろ

煤塵の腹のしたで
桜色に染まる三日月も
呼吸器の音色も まっ白い ....
本気で愛だの恋だの求めているのか

チンポだかマンコだかが欲しいだけだろ

足りねェガキのまま社会に放り出され

今日まで生きさらばえて来たんだろ

額を壁に打ち付けろ

 ....
2008年に壊れてしまった言葉は私の中に眠っている


お前なんか嫌いだ
そう言われたとき昔のことを思い出した
ちかちゃんなんか嫌いだ
私は確かに何度も何度も口にした
風船みたいな愛しい ....
「それでも傷をナメあうのではなく 共に誇らしくここで笑い合いたい」 (Dragon Ash)

友人が遺した言葉に再び想う。

つらい時は、時には、傷をナメあおう。
また時には一緒に笑 ....
髪を束ねた
まだ十代の古典的なわたしが映る
露わになる輪郭が湿らせる傷痕
二度と同じ過ちを冒さないために
今がある現実に撫でまわされるこころ

束ねるという行為は
過去を受け止めるという ....
四ツに割ったリンゴを
庭の木の枝に刺しておく
この冬を越せますように
 ヒヨドリたち
どうか無事に越せますように

海峡を越えていく鳥もあるという
敵に襲われぬよう波のうえ低く
 群れ ....
ちゃちな威勢
ちゃちな助力
ちゃちな矛盾

岩を破壊
牛を破壊
村を破壊

時間が切れて
星が飛ぶ
溝から青虫
空が緋に
大学生のぼくが朝おきて携帯をみて駅から電車に乗って学校で友達に会って
帰り道にスーパーマーケットに寄って出来合いのお惣菜と鮭を買って
うちに帰って焼いて食ってテレビを見てお風呂に入ってメールして
 ....
しゃっくりの止め方は地方によっても千差万別
うちの方じゃあ後ろから羽交い絞めにして殺しちゃうけどね
そういう物騒なことを言い出す人がいないとも限らないから
わたしは人前で絶対にしゃっくりをしない ....
悪意を瓶詰にして冷凍したら腐った
下水道に流したら詰まったから困る
こういう日は何をやっても全然駄目で
けつに蓮根を挿して排便したら大変な事になった
もう明日からは煙草をやめよう
仕事を探し ....
わたし、を閉じ込めた包み紙がべたべたする悪夢を
かなでる色彩の
調律に
まどった

はじめに黒を描いたのは
いちいち死んでいく感情のモノクロームを撫ぜるため、
であって
硬質のうみの底 ....
 
道の両側には並木
薄いピンク色の蕾が
枝枝にたくさん付いて
陽の光を透かしてピンク色の靄が
いま少しで満開の桜のトンネルになるが
しかし道の先は断崖だ。

そのまま並木を眺めるのは ....
わかるよ
言いたいことがあるのは
わかるよ
言っておかないとって思うのは


でも
身振り手振りが大きいばかりで
おまえの言葉は聞こえない
何か言うと
舌が痺れて
発音が ....
何もかもが無意味に思え

何もかも信じれずにいる辛く切ない夜

考えないで感じて

確かな答えなんて見つからないでいい

曖昧なまま形を変え続けるその行方

少しずつ確かめていけば ....
{引用=
誰も知れない部屋に
愛しい疲れて飽いた私のプシケ
その瞳の黄金の闇に恋をしてから
どうにも朝が眩しくて

指先に掴めない月光を纏わせて
草原で花冠を編む
春雨のような声で静寂 ....
にわか雨、紡ぐゆううつ
溶け混じり合わない主旋律のゆらぎ
光かすかに切れ間差すベール 青
波間の佇まい、永遠の瞬間

かすかに浮かぶ笑顔、細い両手を胸に添えて
朝もやの慈愛 見えない波 ....
ちょっとした長さのフレーズがひとつ思い浮かんだ。
それだけならこれまでにも何度かあったけど、
いつもと違って放っておいてもしばらく頭から消えずに、
いつの間にかその次の一節までぼんやり輪郭をつく ....
何も知らなかった
言葉が 空間を
じっと
漂っているのだと
考える 何も知らない
体としての
言葉が流されていく
世界を感じる 海には
奇妙な灯台が
消える 遠くの彼方で
音もない ....
何もなく
夢で母の名前を
呼ぼうとした
黄昏が
少し寂しかった窓だった
木炭の粉を巻きつける
海は
緑色の世界が
とても完璧だ

何もかも感じるように
微笑ませてもらうオレンジジ ....
白いシーツが真っ赤に染まっていた
下腹部を同じく真っ赤に染めた男
その血は横たわる女の経血だ
突然電話が鳴りだした
男は携帯に応答する前に
人差し指を立てて唇に当てる仕草をした
女はその意 ....
吹奏楽

年が経つにつれて
休みがなくなりハードになってゆく毎日に
苛立ちを感じ始めるようになった

テスト期間だから勉強をしようと
部活を休むと
翌日、当然のように顧問に怒られた ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
詩人になるにはゼロスケ210/3/7 21:19
いつもいつもかんな5*10/3/7 19:49
ガラス底のボート楽恵1410/3/7 19:40
川流しsalco310/3/7 19:28
愛を絞り出せ新守山ダダマ210/3/7 19:23
海の音楽 服部 剛910/3/7 18:30
帰宅たもつ610/3/7 18:20
紅い花 服部 剛310/3/7 18:14
蛇たちの休息吉岡ペペロ510/3/7 17:33
風の底しべ210/3/7 17:24
アーティストって誰?蒲生万寿1*10/3/7 15:57
破裂する風船についてなき2*10/3/7 15:54
生きたいんだ七尾きよし110/3/7 15:52
『束ねる』あおい満月3*10/3/7 14:42
祈り北野つづみ510/3/7 14:05
ゲーデルOz110/3/7 13:23
道楽と職業セガール、ご...210/3/7 13:16
ほどこし010/3/7 13:15
210/3/7 13:15
深海魚(グロテスク)甘雨210/3/7 11:42
見るまえに跳べ……とある蛙7*10/3/7 11:05
Old Fashioned寒雪010/3/7 9:24
☆くるみ☆310/3/7 8:55
真夜中のロンド高梁サトル12*10/3/7 4:10
ソフトフォーカス山口清徳110/3/7 2:42
40℃以下の水で手洗いして下さい国産和風モモ...310/3/7 0:48
休日番田 210/3/7 0:44
飛行110/3/7 0:44
情事智哉010/3/6 23:50
部活ありす2*10/3/6 23:49

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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