春に体は押し返され
弾みで乾いた鱗が
ばさらばさらと足元を埋める
みだりがわしい温度に
誘われるまま

感知信号に止められて
まるで自分が分銅になった気がし
もう死んでしまったのかと思 ....
Om Nama Shivaya Om Nama Shivaya

歌を歌えなくなったカナリアは
一番早く息をひきとった

黒い蛹は蝶になり
青空へ羽ばたいた

太陽は風に語りかけ
風 ....
ゆらゆら
ハンモックに
ゆられて
小さな
子供が
ねむっている

すやすや
すやすや
寝息を
立てて

どんな
夢を見ているのかな
何の夢を
見ているのかな

誰も
 ....
ごみ捨て場に
部屋に飾れそうな
くまの
ぬいぐるみが
捨てられていた

誰が
捨てたんだろう
まだ
どこも
壊れていないのに
もったえないなぁ
悩むことも
苦しむことも
あるさ

だから
強くなれる
やさしくなれる

前向きに
生きよう
白いところを無くした爪は
何処か痛々しくて
彼女のそれに似ていた

こんな些細なことにすら
彼女の面影を探してしまう


深爪すぎるよって
今は誰に言われてるの?

付け ....
大きな大きな
それはそれは大きなフルタさん 
おじいさんのフルタさん 
100年いつも
磨きに磨きぬいてピッカピッカの 
黒光りがご自慢のフルタさん 

おじいさんが生まれたときに
既 ....
花びえ 底びえ・・・・・・
「気」のみちはとざされ
 「血」のくだはしずみこみ
  「水」のすじにはヘドロのシミ跡が

あゝ 熟成しかけのゴマ塩あたまよ
   おまえはまさしくそっくりであ ....
空色が失われた夕暮れ
プラタナスの老樹は幾重もの
たわんだ ながい枝
微風が、
せわしなく滑り抜ける

教会につづく坂の並木は、
夕日に染められ

刈り込まれたばかりの
青い芝生の ....
すくいあげたら
手のすきまから
零れ落ちる水のような
瑞々しい時間
無駄にしている


仕事疲れの頭から
想像力が遠ざかる
文明に踊らされて
断ち切れない糸が
だらりだら ....
こんなに
わかりあってるのに
どうして
かたちが必要なの?

こんなに
わかりあってること
おたがい
わかってないのかな?

「しるしなら
きもちを銀でかためて
くりぬこう ....
逃げぬ僕の苦悩へと飛来し、
物体なのかを問う停留所へと、
紅鮭の缶詰の蓋を利用し微笑んで、
怒りだけ増幅する孤独を、
僕だけ砂漠の縁に立つことのない、

鋼鉄の鎧を身につけて、
手足に盛 ....
僕の立っていた
その深夜の中にひとつとしてすら見えない
世界を流れる 一人の夜のそのひとつとしてすら
そこに見えた路地裏へと立っていた
海の その遠浅の世界だ
君が立っていた深夜の
そこに ....
何度言葉を重ねても恥ずかしい
しにたい
しにたい
しにたい、の
そんなことばっかりゆってたら
友達の姉が死んだ
3月24日に事故、25日に通夜26日に○○にふしましたとメールで連絡があった ....
東京タワーの先から発射されます

私が僕になる瞬間。



東京タワーは上に幾度に細くなります

細くなって

明るく明るく僕を包み込む

場所がないからエスカレーターは細く乗 ....
専門を出てすぐ就職したさきは
なんとも不思議なお店で
美容師になるために入ったはずなのに
夜の11時をまわると
バイクや車いじりが始まりました。
私は薬剤の名前の前に
工具の名前を覚えまし ....
純粋な愛は歌のなかにしかない
ひとりきりでずっといる
名前が散乱していて
それがいままで出会った
だれでもないことに
泣いても
みな立ち上がって
拍手する
純粋な愛は歌のなかにしかない ....
チョコレイトはいくら食べてもたりないね

まよなかちょこれいと

いくら言ってもおさまらない

ぼくらのあまいあまいことばを

残さず食べちゃって

そうして肥えろ

ちきゅう ....
今朝よんだ本にかたいものがはさまっていて
誤ってのんだらしい

私のカラダの中を
ゆっくり ときどき急いで
まわるついでに 観察してるようだ

なんとかとりだそうと本を探してみる
巨大 ....
           初めて君と会ったのは
           空の碧い夏だった

           君は微笑みながら
           僕の元に駆けて来て
            ....
ぼくのせいで旦那さんが死んだことを
ぼくもそのとき死んだことを
奥さんが33ヶ月投獄されたことを
こどもの成長のためだけに奥さんが死ななかったことを
あなたたちのこころのひかりが
ほんとうに ....
眠い眠い眠い
遊びすぎて
寝不足です。

結局「赤い靴の女の子」は
見つからなかった。
赤レンガの倉庫は
行けなかった。

麻花は高かった。
肉まんは高かった。
外人と話をした。 ....
久しぶりに
君を思い出して

君と笑いあった日々や
抱きあって喜んだ日々を

ふとした瞬間に

ご飯食べながら
泣きそうになった


“ずっと”なんてない
“永遠”なんてない ....
きみと僕をつなぐ場所は
また今日も開かれる

きみと出会った
きみと過ごした時間を
連れて


きみと僕をつなぐものは
きみの笑顔と
手首のしるし


そして共に
上から降 ....
{引用=きみの なまえ なに?
なんの なまえ なの?
それは、
いい においが するの?
さわりごこち いいの?
どんな おとが するの?
おいしい ものなの?
あったかいの? ....
退屈な三つのピリオド
(現在、過去、未来)


空虚なモチーフ

 脆弱な論理、

  贅肉な表現

傲慢な符丁

無意味な玩具

高笑い
(ちょっと浮いている)
障子越しの陽の光が、やわらかな色味に変わるころになると
あのひとは楽しそうにわたしを呼びつけては
「春を描け」とねだるのでした


わたしはあなたの枕の横に ....
弥勒の雨の降り初め
緑青の音階が透きとおった
川はもう
市街地に集合して海に戻りたがっている。
手のひらに(砂の塩)
29℃の残り香が開け放たれた窓を過ぎ、
鉄の雨が降った
クリーム色を ....
いつか失うものははじめから決まっているのかな

うつむくと涙が出そうで上を向いても涙が零れそうで
とまらない涙を風で吹き飛ばすことにした

ウォークマンには斉藤和義
買ったばかりのフルフェ ....
正直しんどいんです
降りられるんなら降りたいんです
今すぐにでも

こう言っちゃ悪いけど
あなたひとりですよ
まだ何とかなるんじゃないかと思ってるのは
何かを成し遂げようとか
もう少し ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
春の入り口within8*10/4/9 14:22
カナリア青山雅明010/4/9 13:38
ハンモックそよ風さん4*10/4/9 12:37
ぬいぐるみ3*10/4/9 12:33
悩み0*10/4/9 12:30
深爪柊 みん010/4/9 12:02
大きなフルタさん[group]花形新次3*10/4/9 11:50
四苦の日2010/04/09信天翁110/4/9 10:30
Street people月乃助10*10/4/9 6:39
潜在寒雪310/4/9 6:22
かたちはるな010/4/9 2:21
ランチ考番田 010/4/9 2:16
夜の詩を読む010/4/9 2:15
お花見に行きたい。ki010/4/9 1:33
空に流るる010/4/9 1:20
昔の回想3こころゆくま...010/4/9 0:48
lordイシダユーリ610/4/9 0:09
ちょこれいと・どりーむki2*10/4/9 0:08
吸収朧月610/4/8 22:51
あの日の空は鵜飼千代子5*10/4/8 21:46
こころのひかり吉岡ペペロ610/4/8 21:37
もう月餅は置いてないペポパンプ3*10/4/8 21:05
あい[group]宙空 心110/4/8 17:54
しるし[group]110/4/8 17:52
なまえをひとつゆうと3*10/4/8 17:34
無理して現代詩……とある蛙5+*10/4/8 17:25
ホロウ・シカ...5*10/4/8 16:50
うりずん楽恵10*10/4/8 16:01
前へ朽木 裕2*10/4/8 15:58
しんどい花形新次4*10/4/8 15:40

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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