夢の世界は
無くなったのかもしれない港に
言葉の存在を追い求めた つぶやき
水の粒たちだった
暗闇のひとつすらなく
思いを似通う声などなかった
そうではなく
それは 人の体などで ....
君の目に写るのは
赤い満月か
蒼く光る新月か
目に写る
それは大抵見えている
目に写らない
それも
昨日わたしは恋をした
日没の背に
その向こうにある
朝の胸に ....
知らない間に
恋から離れて
わたしの心は
夜に墜ちてゆく
涙を流しても
何も変わらない
わたしの気持ちは
ただ沈んでく
朝になっても
いつもの調子で
笑えないかもと ....
どうしよう
好きだ!
好きすぎる!
触れるのも怖いぐらい好きだ!
こんなに好きなのに
まだ指1本触れたことないんだ
時代錯誤だね?
誰も好きにならんと思ってた ....
秋田県の特産品はたはたを
FAXを用いて相手方に送信する技術は
2018年を目途に実用化されるらしいと
死んだ爺さんが夢枕で教えてくれたが
もっと他に言うべき事はなかったのか
今朝の仏前にて ....
ドラマチックな恋にあこがれて
オフィスレディに成り果てた君は
みじめでぶざまな人生の敗者
日産ラルゴの座席カバーとして
ハワイのTシャツを着せるのは
もうそろそろやめにしないか
それより星 ....
内側の真っ赤な熱が透けて
桃色のようにみえる
生き物のようにやわらかくて、よくみると
痙攣している
それを薄紙で包んで
そしてリボンをかけて
ポケットに入れては持ち ....
もうほんとうはわたしに
必要な言葉なんてないのだと思う
ただ
意味もなく泣き出してしまいそうな
きもち、
きもちを
持て余している
ただしい丸を形作る粘土
を乗せて回転する ....
23:37
知らない番号から着信
ひとまず出ない
1分ぐらい考えてかけなおす
もしもし …
お疲れ様です。
お疲れ様です。
誰か解りますか?
解りま ....
ごめんね、とつぶやいて、終話釦をひとつ落っことしてみただけだと言うのに私は寄り添っていた心ぞうを引っぺがされるような気持ちになってたまらない。
爪をかけて思い切り剥がす。
心ぞうをさんざく声が痛い
....
遮られた色は
混ざることなく
孤高を持する
捲【めく】られた刹那の中に
存在した その色は
彼方まで
変わることはないだろう
あなたが秘めてた色は ....
桜が大勢で騒いだので
その周りで年寄りがころびました
電車もゆっくりめに走っています
窓の中の人もみています
新入生も新入社員も研修で
桜の中にはいってゆきます
どうしたら花になれるか ....
愛しい人をうしなったとき
海のさざなみをきくと
こころにぽっかりと穴があくような気がするのは
なぜだろう
もう戻らない想い出が
心を駆け抜けるわけでもなくて
愛 ....
やさしいひとの
やさしくあろうと
どりょくしているひとの
たましいにふれた
それはなにより
やわらくて
ここちいい
しごとができるとか
くちがうまいとか
おかねがある ....
自分は土井晩翠の「星落秋風五丈原」を全文暗誦できるんだけど、文中に「蛮触二邦 角の上」と出てくるので、カタツムリを思い浮かべるのだが、カタツムリは常に粘液ばかり出していて恥ずかしくないのかと思う。 ....
くだらない話に花が咲き
一人じゃない気がした。
ちょっとだけ泣くのを止めた
目が覚めると一人だった。
エンジェルはどこ?
キューピッドはどこ?
天使はどこどこどこなんだ?
冗談に ....
廊下であなたと会う
あなたは私の後ろの子に手を振る
顔はあの子を向いていたけれど
ひとみは私をみつめていた、と
思うのは
自意識過剰でしょうか
今日もまた自ら雲海にダイブ
破戒の名人または根性無し
破瓜した子が墓に入る
殺人的快楽、結晶になる
この世は蛆も湧きに湧き
ハードスペックなモード、達観の幹
から千匹超の大蛇とガンジャ
....
俺は誰も信じちゃいないし、何も信じちゃいないけど
希望的観測で平穏と平和、そして愛と感動に溢れた世界を欲しているよ
どうでもいい事なんて一つもない、そんな世界を
愛してるよ
本当さ
....
私は生きていく
世界でたった一人の息子を生んだから
息子という命をここに産み育てるというお仕事を
神様から頂いた
望んでも望んだ人すべてが叶う夢ではない
私はそのありがた ....
もう一度名前を呼ぶ声が聞きたくて
もう一度「愛している」が聞きたくて
生きているのだとしたら
とんだお笑い種だと吐き捨てて
寂しそうな顔をして煙草に火をつける
あれから何度も季節を越えて ....
流星群が来るんだって
ベランダで受話器を耳につけて
ぼんやりとあなたの声を聞いている
広がる夜空を見上げながら
....
くだらない話を
長々と電話して
卑猥なことを言う
相手をコケにする
おっぱい吸って
寝んして抱っこして
おんぶして
また明日。
明日は飲み会
明後日は夕食会
明々後日は
....
戸惑いや不安が無くなるに従い
この体もそれ程必要とはしなくなる
歩み行くにつれ
私は森となる
風の声
川の声
鳥の声
途絶える事なく
一 ....
{引用=
こ と ば も 絵 も
余 白 が あ る ほ う が す き だ
な の に
自 分 で え が く と き に は
つ い ぎゅうぎゅうにつめこみ た が る
....
ヨシミはカワバタとユキオのどちらが好きなのかを考えたことがない
ユキオとサヤマのときは考えてもいたような気もする
カワバタに借りたプルートウというマンガを読みながらその考えたこともないことをはじめ ....
長い間一人で頭を抱え込み
開けなかった扉を
無心で抉じ開け
小さい一歩を、踏み出したら
日々一緒に働く仲間達や
苦手だった上司まで
不思議なほどに歓んで
幾人も僕に、声 ....
愛という名の幸せは
子供の頃の玩具みたいに
容易く手には、入らない。
枕辺を涙で濡らした、明け方に
開いた窓の隙間から
朝の風はすでに、カーテンをそよがせ
どしゃ降りの ....
試合前の練習中
選手たちにノックしようとしたら
突然彼は胸を抑え、
バットを握ったまま
グランドに倒れた
担架に寝かされ、救急車で運ばれた彼を
原監督が、チームメートが、ファ ....
上腕二等筋 上腕二等筋 腕枕
上腕二等筋 上腕二等筋 空いてます
弾力抜群 低反発で
寝心地は良いはずだけど
現実誰も寝ないので
今日も筋トレ サボります
3415 3416 3417 3418 3419 3420 3421 3422 3423 3424 3425 3426 3427 3428 3429 3430 3431 3432 3433 3434 3435 3436 3437 3438 3439 3440 3441 3442 3443 3444 3445 3446 3447 3448 3449 3450 3451 3452 3453 3454 3455
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
7.99sec.