ごくごく、水を飲むように先生の詩を読む
それは、体の中に滑らかに入りこむ
内側の、でこぼこした窪みにたまる


冷たさが指先まで広がって
心地よく私は予言された雨を待つ
手のひらを太陽に ....
ミニバラ、カスミソウ、トルコキキョウ
ある揺らぎが産み落とされた、
この日
このよく晴れた日をふちどる、
あざやかな
あざやかな
モノクロの葬列

/今日も大量の薬を飲む。てのひらから ....
燦ざめく、昨日を置いて、
私は流動的な眠りの前にいる

瞼の下の私
ここは何処でもない

命と均しく、
ただ受け入れる
笑いもしない


私は逃亡者
サーチライトを逃れるように ....


声にならないひとこと
君はテーブルに突っ伏す

修学旅行で撮った百数十枚の
写真をテレビに映して
得意げに/楽しげに
拡大したり縮小したりして
鑑賞していた時のことだった

 ....
いつか破滅して死んでしまうのではないか
と打ち明けると

犬の仲間として生きていくのなら
猫は不要だと取り上げられてしまう

そうするとアニマルセラピー? 的な
ことができないので打ち明 ....
おねえちゃん
いつもいじわる
おねえちゃん
30kgも太ったの?

おねえちゃん
助けて
おねえちゃん
頂戴

おねえちゃん
やさしい
おねえちゃん
話聞いて!
すごくセックスがしたいです。
ま、まあ……別にできなくてもいいんだけど、できるならそれに越したことはない。
乳首を徹底的なまでにすら舐めつくしたい。
むしろ、しゃぶりつくと表現した方がいいかもし ....
 
 
習ったばかりのルートの記号を
少年はノートに書きました
丁寧に書いていたはずなのに
最後に記号は壊れてしまいました
わずかな隙間から覗き込むと
自分が幼少時を過ごした町の海が見え ....
愛されない子はひとりで
夕日追いかけてく

嗚呼唖々

夕暮れ見上げている

唖々嗚呼

星を見つめている

愛されたい子はひとりで
窓を飛び出してく

嗚呼唖々

光 ....
昨日きみがくれた指輪を、右手の小指にはめて
部屋を出た。
真夜中近くのロビーはとても静かで
カウンターにふたりの女性が立っていた。

外はまだ雨が降っていて
このまま濡れてしまいたかったけ ....
膝の皿を皮ごと穿孔して
瓜の種をひとつ植えた
わたしはもう歩くつもりがなかったから
そこから綺麗な瓜が
生えてくるといいなと
わたしの身体には土がないので
わたしの ....
蒼く、深く透き通った君の瞳の奥に焼き付いたある少年の笑顔
忘れえないあの日々の思い出





(たしかにあなたの名前を呼んだ)





僕たちは変わってしまったんだ、と聞 ....
夏が終わるまでずっと
サンターナ川で泳いだよね

毎日一緒に遊んでたのに
分かれ道になるといつもさみしくて
オレンジの木の下で意味のない話ばかりしてごめんね

ねえ、憶えてる?
夜中に ....
身体の弱い私は
風邪をひくといつも死にそうになって

ベランダで洗濯物が揺れ
レースのカーテンがふくらむのを見て

戻ってくる
心休まる友達
本音を話せ
好きな事言える
質問もできる。

パパイヤのお土産に
塩キャラメルをくれた。
気持ちが良い。
Satisfaction guaranteed.

帰り道、 ....
今日も勝手に世界は回ってる

あの子が笑っていても
あの子が泣いていても

変わらず空は青くて
人々は立ち止まることもなく歩き続けて
あの子の悲鳴に気付こうとしない

悲しくなんてな ....
またぞろ、首都に恐竜の骨が現れた。
しかも泡の抜け殻で

唸りを上げて
ブロントザウルスの首の骨は
子供達の学んだ校舎を
子供達の遊んだ公園を

今は髭の生えている
今は化粧の香 ....
ハッカの花びらは
剥けて落ちるので青白く

外浪逆の上で
灯火の撒き餌になります

数滴
冷たい風にのって
持ち上がるのは
それは
大雪加です

見上げるほどに甘ったるい
葛 ....
ふらふらとさ迷う

季節も間違えた少女が
何もないその浜辺を
ひとり

白い大きな帽子を抑え
振り返ることなく
ふらふらと

鳥も飛ばないその海は

何を飲み込んだのだろう
 ....
もしもことばに満ちあふれているのなら
いまいっそ大声で泣けばいい

なぁ、そうだろう?
そのくらいじゃ気が済まないってこと
解っていても

ぼくはまた あんなふうに
何回も何回も同じ過 ....
 阿呆が口をあけてひと言「お豆まめまめ
 泣けてくる ああ 涙なみだの足の裏」
 大きい立派な屁をこいて鼻くそ耳くそほ
 じって湯冷め、うんとこどっこい坂道を
 声を出 ....
 おばさん
 おばさん

 僕がマニアだってこと
 知ってるよね
 おばさん

 それなのにその目尻の小皺
 そうまでして
 僕に媚を売りたいのかな

 鬢の白髪も
 誘いだよ ....
内側から悲鳴を上げて裂ける
軽金属が流れ出る 多摩川沿い
いつも  おまえなどなにほどのものでもない
こころは おまえなどまかりこすところでない

邪念をはらみ怨嗟に打たれて
町はコンゴウ ....
  ↑      ←       ←        ←       ←   



私はぼんやりした人である
だから空へ登って行きたいと願う 手段は問わない            ↑   ....
南西
紅い沼
ヴェントリン

秋色
誰かの禁断症状
不潔な針

バスタブの汚れ
落葉色の血
アスピリン

惨酷な唯識論
震える轍


シリンダーヘッド ....
嵐の夜である 怒号のごとき轟音をおかし、風神が迫ってくる
木々はざわめき 雨粒が塵界を激しく撃つ
石が転がる トタンが舞う 風見鶏が忙しくはばたく
血気はだえに迫るいきおい

カンカンカンカ ....
拒絶されたのは、このオレ


どんなに外観を
セメントで固めたとしても
その奥底で蠢く
互いの不信感は
拭いようもない


次々と
連々と
オレの前に
おまえたちの亡 ....
憂鬱



ひよこ豆



スウプ



ある



ママ



教えた


ここでは

何もかも

フェイクファア



 ....
手を離したら
おしまいだから
最後の最後まで
繋いでてよ

目を見てくれなくても
声を聞かせてくれなくても
あの改札までは
恋人でいてほしい

このまま君を
連れ去ってし ....
上京してまもない
夏のあるひ
一夜を共にした男性に
マルボロに火をつけたとき
背中でポツリと言われた

付き合う?

うれしかったのに
あぁ、その気なかったのかとその時気がついて
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冷たい水を飲むようになき3*10/4/11 1:17
花、枯れない、枯れる石黒あきこ710/4/11 0:57
同一のぶれる夜ネハン・フラ...110/4/11 0:45
写真を消したことも思い出になるkauzak6*10/4/10 23:59
犬の仲間として生きていくのならa010/4/10 20:12
おねえちゃんペポパンプ5*10/4/10 19:43
動画じゃないとヌけない(性的な意味で)がん010/4/10 19:27
童話(波音)[group]たもつ1210/4/10 18:07
まばたき青山雅明210/4/10 18:03
ドルフィンホテルmizuno...110/4/10 17:48
赤い瓜ホロウ・シカ...1*10/4/10 17:14
桜色の空の下で僕は凍りつく15フィール...110/4/10 16:17
riversidemizuno...210/4/10 16:09
scenery210/4/10 16:02
心の友ペポパンプ3*10/4/10 15:49
第三者よりゆず1*10/4/10 14:53
ブロントザウルスの骸骨……とある蛙11*10/4/10 11:42
レンズしべ210/4/10 10:34
ささやかな希望まきちぇり110/4/10 10:11
月とナイフ a poem ver.remix take2森本隼010/4/10 9:46
静寂やら混沌やらヨルノテガム210/4/10 9:40
愛の挨拶藪木二郎0+10/4/10 8:46
だから素直さが詩を必要とする瀬崎 虎彦110/4/10 8:31
それで、いいのだ   salco14+*10/4/10 6:26
骨の鳩 / ****'02小野 一縷7*10/4/10 6:16
罪にもいたらずメチターチェ...8*10/4/10 6:06
拒絶寒雪010/4/10 5:59
針葉樹甲斐マイク310/4/10 2:51
改札口、恋人柊 みん1*10/4/10 2:49
回想こころゆくま...3*10/4/10 2:45

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