いくつもの音階なのだ
テーブルの上にある 声は
落とされていくその言葉として聞かされた
その言葉として そこで 転がった
言葉の響きを聞いた
テーブルの上にいた 僕は
今はもうすでにな ....
臭い物には蓋をしろと人は言うけど、此処数年 自ら閉ざす奴もいる
そんな時代にネットの世界で生まれた会員制の集団・ソーシャルネットワークサイト
皆でやれば怖くない
そう、仰る通りネットは臭いと
....
うそになる
うそにならないように
きもちをつたえると
うそになる
ほしいものは
ほしいとつたえないと
うそになる
うそにならないと
みんなどっかへ
どっかへいってしまう
うそになら ....
夜遅く 家に帰る
澄んだ夜空 揺れる花々
風を切って 月に話しかける
猫が鳴いてる部屋に着く
鍵を開ける カチャリと響いた
隣の部屋にも 上下の住人にも
わかるくらいに静かに響 ....
ツヤのある赤が号令をかけて
巨大なビル群が尻尾を巻く
有り合わせの楽隊が
クラブミュージックを始めたら
ナイトライダー夢での君さ
世界がイカスミをかきこむや否や
焼け跡がつ ....
魚 魚 死んだ魚
ホルマリンに沈む倦怠
忘れられたあの日の理科室
君、のことが好きだったのかどうか
今となっては分からないけれど
クラスの人気者だった君がどうして
私を好きにな ....
ぼくは 忘れることが出来ない
腰に染み付いた ヂーゼルエンジンの鼓動
ラジアルタイヤの ノイズ
ぼくは 忘れることはないだろう
無闇とワッパを握っては
只管テールランプを追い
朝日 ....
もうじぶんから発するほど電磁波を浴びていた
年度末の翌月はいつもこんなだ
正社員のひとたちはみんな帰ってしまった
あたしはあたしをぼくと呼びたくなった
ぼくのことをぼくたちと呼びたくなった
....
頭の周りの何処かで 蒸気機関のクランクが回り出して
ぼくの記憶を巻き上げる
だから
虫が泣いていると感じるのかい?
眉間の奥の小さな場所で読取った 過去の懐かしさに? こじつけて?
....
夜の骨格
白く品性を保った
孤独
孤立とは
アイソレイションとは
ただ向かい合うために
悲しみが訪れるのであれば
僕も君も壊れた宇宙の
円盤で
いつまでも
ロンドを踊っている
....
個体であることが煩わしいなら
生皮を剥いでなにもかも垂れ流せばいい
おれはおまえの内にあるものと話をしてる
おまえがどんな生のリズムに翻弄されていようとも
ひとつの ....
あなたは多くの餓えだった
身長体重は言うまでもなく
学歴年収家族祖先話術 なにもかも優れ
アイドルチックな笑顔で私を魅せた
大きすぎても長すぎても またその逆でも
着なくなる服がある ....
今年に入ってからずっと
昼飯が喰えなくて
焼酎をやたら呑む 呑んで訳分かんなくなって寝る
訳分かんなくなって寝ないと寝られない俺が居て
『ヤベぇなおい、、。マジ ....
{引用=
チョコレートがきらいです
チョコレートがきらいです
チョコレートがきらいなわたしは
うまくひとをあいせない
チョコレートって見るたびに
それは板チョコでひいんやりしていて ....
ローカルな駅から乗り込んで
青臭い高校生
何かが起こる期待と不安に微奮いしながら降りたネオンの四条
ちっちゃい肝っ玉を隠すために飲め飲む酒で
まだ女も知らない友 ....
隙間なくアスファルトに落ちる雨
高架を走り去る陸送トラックたちが濡れた地面を蹴るタイヤの音
埃を洗い流すように 雨は大地を清める
渇き気味の心を優しく癒すような雨の ....
へえ、そうなんだぁ
今はもう小さな児童公園の近くに祠があるだけで
不忍池と同じくらいの池がここにあったなんて信じられない
畔にあった茶屋のお玉さんが身を投げたのでお玉が池と名づけられたと ....
古ぼけた湯飲みに乗り移った祖母が
あんたもええかげんにしいやと見つめる
ああ
そんな目でみんといて
欠けた茶碗は祖父だった
だいたいお前はお前はお前は
ええい
うるさいうるさい白いご ....
寂しくとも
悲しくとも
背筋を伸ばし
顎(あご)を引き
奥歯を噛み締めて
ゆっくりと歩め
奥のテーブル席で大騒ぎする若者たちを、
バーカウンターの老婦人が睨んでた。
その中間の丸テーブルで本を読みながら、
ポテトフライを食べていた僕は
トマトディップがなくなってカウンターにもら ....
力を抜いて、目を閉じて、部屋の天井を見上げる。
蛍光灯の光が瞼にかすかに暖かい。
冬の冷たい空気も、夏のうだるような暑さも覚えてる。
初めてこの部屋に来たときのことも。
部屋は私を守ってくれた ....
ここでは誰も眠らないので、私はとても珍しがられた
どうして一日のうちそんなにも動かなくなる時間があるのか?
不便じゃないのか? 退屈じゃないのか?
たまにムニャムニャ言ってるのは何なのかと
....
すでに巣食う私の心には
あまりにも重い言葉だと思うのです
色に例えるなら、情熱的な赤
でも、静かに降り続ける霧雨のように
柔らかくこの手を濡らすもの
傍から見れば「幸せの象徴」のよう ....
井戸の底みたいなところに家がありまして
見上げる。
そんな様な毎日ですね。
別に不幸だなんてそんな思ったりしませんよ?
自分で決めることですもんね。
いや・・でもどうだろう流石にたまにごくご ....
きっと、この言葉は追憶なのだろう
わだかまって ほぐれて
通り過ぎていく時刻の切れ端に
そっと喜びを置いてみる
滞った唇たちは
波打つ水面さえ忘れて
限りの中で生きる証 ....
雲が重いと人は云う
空と大地に挟まれて
大気が縮こまっている
圧縮されて閉塞感
溜めた吐息がまた重く
上を向いて歩こう
幻視の先にバベルの塔も
蜘蛛の糸も現れずとも
幾万か ....
揺らいだ現実に
眼を伏せ
小さく漏れた溜息に
霞かかる上弦の月は
心模様 そのもの
知ることを躊躇【ためら】いながらも
距離を縮めてゆく
....
波打つ岩
小川がサラリ
蝉の声
雷ゴロリ
子供達の声
楽しい日々
ロック・ミー・アマデウス
オープン・アームズ
自然の演奏会
森の中のピアノの音
雨が降ってきた
晩ご飯は ....
100410
青と赤
どちらがお好きと
鴎の便り
飛行機のような胴体を
すらりと滑り込ませて
人混みの中を行く
美しい人だと ....
胸からぶら下げた
白いプラカードが標的の証
次々に降り注ぐ
憎悪のつぶて
血を吐き
涙を流し
それでも倒れることを許されず
ひたすら意味のないゴールを目指 ....
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