タバコ噴かしながらお向かいのじっちゃんがね

泣くなって言うんだ

昨日泣いてたとは知らないのに

泣いちゃダメだって言うんだ

泣きつきたい気分だから

大丈夫だってば〜って
 ....
地方都市の風俗の個室の薄闇で

俺はお前のメアドをゲットして

お前は俺の

名前を聞いた

登録する為に

便宜上

お前は俺の名前を聞いた

俺は魔 ....
女子の装いが夏仕様になったので
街中も通勤車両もなんだか華やいだ気になります

実はぼく爆弾魔なのです
鞄の中には手造りの爆弾が入っているのです
この浮ついた空気を爆破するのです
テロリス ....
仕事帰りの疲れた身体をシートに沈めると
ひと駅間に
うつらうつら
して

ごく短い夢/妄想を見てしまう

夢/妄想から醒めた瞬間
時間の感覚が混乱して
おいてきぼりを食らった気分で
 ....
61
誕生パーティ、彼女がホールのケーキを切り分けると、集まったボーイフレンドたちの支持率が見て取れた。

62
目的地への案内板が「↓」であったので、スコップを探そう。

63
形見わけ、故人の押入 ....
妻が組紐を編んだ
寿ぎの色の紐を選び
清めの石を結わえた


結び目はゆらゆらと
日々を遠ざかっていく
思わぬ梢を揺らしながら
見えない網は遥かな岬にまで届いた


自分が結び目 ....
               金を使っているもの
               だけでなく
               ほら
               この錆び色の茶碗も
        ....
              あなたの胸に頬つけて
              やわらかな海へ泳ぎだす
              
              ねえ
              ....
いつまでも待てないよ

アタシがこんなにがんばってもネ
気持ちに気付いてくれないんだから

あなたの心めがけ、土足で踏み込んであげる

心のど真ん中に居座って、しっかり撃ち抜いてあげるね ....
光は動き
樹は見つめる
はざまの前に立っている夜
はざまは風になってゆく


双子の夜の片方が
先に朝を知ったので
昼はななめ
夕はななめ


光が変える絵 ....
            とん てん かん
           
            あなたの息が
            皮膜を揺らす
           
           ....
悲しみの輪郭を、そっとなぞり
この雨の行方を探してみる
黒々と光る夜空の奥深くから、
ざあざあと雨は降っていた
冷たい三月の匂いをたたえながら

指先が閉じ込めているのは
言葉を紡ぐこと ....
時間がねえのに逃避して
関係ないことしてるお前
中途半端に罠へとおちた
常にはまる切ないなんて
全く思わず呆れる阿ほう
自覚してどうすんのおい
早く準備に取りかかれよ
明 ....
(春)

伝線したストッキング、国語辞書、スケッチブック、埃、先のまるまった鉛筆、花柄の布団カバー、キオスク、アルミフォイル、たまごサンド、青い軽自動車、浴室のタイル、制服、文房具屋、バス停、スー ....
お金の無い私は家路を去る。世界に存在することのないため息を繰り返している原宿を、哲学すら無く歩かされているのかもしれない。友達に取りざたされたセリフでバーゲンセールを信じてさまよい続ける、ただただ貧乏 .... 釣り竿を捨てた
そうして 無くなったイソメを
堤防の上の私は見つめ続けることだろう
私の日記の 永遠に開かれることのない
ビルの下に 立つだろう
遠い日の夜を嘆かされ続けた
まきえさの粉塵 ....
ここで崖が崩れたことがあった
大勢が土の下に埋もれてしまい
まとめて葬式を出すことに決まった
それにはとむらいの家の数にだけ
茶碗をかけらに砕き
使者に持たせて知らせとする
各家がかけらを ....
 {引用=
 実在しない恋人に捧ぐ。



公衆便所で 首を吊る姫君
顔色ならば じゅうぶんに、わるい

たとえば 美しい女でなくても 踊れる舞台は あった。

たとえば、「もう ....
坂のてっぺん
背伸びをして
月にきすをした
照れた月は
少し赤くなって
フェードアウトしていった
僕はそれがおかしくて
チョコレートをかじりながら
鼻歌を歌った
スパンコールひとつ
頬につけたきみが好きでした

スパンコールふたつ
スパンコールみっつ―――――

やがてきみは見えなくなって
スパンコールになりました

スパンコールひとつ
頬 ....
舞台の緞帳はいよいよあがり

しかしその舞台のうちで更なる幕は開かれる

改革は合わせ鏡

今や幾重にも続く世紀の幕開けに

観客は右に左に首をかしげ

出演者達は台本を忘れ

 ....
お酒を飲みすぎた 翌朝

大好きな アイスコーヒーを
飲む気には なれなかった

モーニングセットにはコーヒーが
おきまりだが

きょうは オレンジジュースの気分だ

濃いめのオレ ....
なにかが襲ってくるような
想いにとらわれるとき
僕の心の中にある悲しみが
また成長する気配がする

敏感な部分に
触れると知りつつ
それがヒトのものなら
僕らは割と平気だよね

指 ....
朝、目覚める
ベッドから出て
TVをつける
もさもさした頭で
新聞に目を通し
パンをミルクで流し込む
着替えて
身支度を整え
靴をはいて
部屋のドアを閉める
バタン
無機 ....
 フニフニは
 双子の姉妹の姉なんだけど
 妹は確か
 プニプニっていったか
 忘れちゃったな
 まあ実を言えば僕のほうで
 勝手につけたコードネームだったんだけど

 でもまた不謹慎 ....
重油が雲のように流れうねる
粘液質の眠りの底に響いて届く
何色かの鐘の音色に共鳴する
筋肉繊維の無数の弦が共震し
開かれる眩暈と明晰の間の扉


甘く緩く脊髄を対流する
胸 ....
廃棄された自動車のモノトーン

雑草に埋もれ かろうじて見える車体

タイヤもなく ほとんど原型をとどめていない

昔に思いを馳せたところで

この草むらから抜け出る術を知らない

 ....
白と黒
浮いて沈んで転がって
押し出された僕の世界
通り過ぎて
恍惚と

視力はなくただ暗い
薄っすらとした現実で
枯れて枯れまた枯れて
何遍でも崩れて消えてゆく

ぐしゃぐしゃ ....
あなたとの消息がとだえて
3週間と1日がたってしまった

まいにち 寝る前にあなたの
名を呼ぶ ちいさな声で

たった1日
数時間の会話だったけど

あたしは
感じた
あたしと同 ....
 
 
にかいのへやで
あそんでいる
たたみのふちをせんろにして
おもちゃのきしゃを
はしらせている

たたみのかどを
もうひとつのきしゃが
うせつする
わたしもさせつして
そ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
毛布伽茶210/5/22 0:14
グッと来る訳よTAT0*10/5/22 0:04
ぼくの好きなもの冬野 凪1*10/5/21 23:44
高崎線の駅間距離は存外に長いkauzak6*10/5/21 22:49
全手動一行物語(61〜70)クローバー4*10/5/21 22:35
創書日和【結】結線[group]大村 浩一6*10/5/21 22:29
錆び色の茶碗鵜飼千代子6*10/5/21 21:02
MILD6*10/5/21 21:01
スニーカー と ピストル豊原瑞穂210/5/21 19:55
虚明木立 悟610/5/21 19:49
びーどろ鵜飼千代子3*10/5/21 19:43
悲しみの輪郭九重ゆすら6*10/5/21 19:32
なにベルヤ210/5/21 18:31
季節ごとに近しくなるものもの吉田ぐんじょ...810/5/21 18:13
思いの隅で番田 010/5/21 18:00
エビの瞳010/5/21 15:02
「五月闇」抄春日線香110/5/21 14:39
かわいそうな 浅倉南鈴木陽一レモ...4*10/5/21 14:32
ある夜國朗410/5/21 14:29
スパンコール瑠王2*10/5/21 14:10
緞帳はあがり4*10/5/21 13:01
オレンジジュース森の猫2*10/5/21 10:56
柔らかな爪朧月210/5/21 10:53
Where Did U Go ?寒雪110/5/21 10:19
愛の国境線藪木二郎010/5/21 9:42
メロディ / ****'04小野 一縷610/5/21 5:33
モノトーンの生小川麻由美2*10/5/21 4:29
ピアノチェザーレ110/5/21 2:02
つながっているよ森の猫2*10/5/21 1:51
汽車小川 葉510/5/21 1:48

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