サルベージが
難破船を解体する
そんな風に
僕の心も壊してしまえばいい
跡形もなく
原子だけが
母なる海へと帰っていく


僕はそれを望んでいる
夜の自由を机に並べて
いつまでも黒髪を銜えていると
あきれた午前3時が私の肩を叩いて
寝ないのか、と囁く

お前がうらやましいよ、
動けなくなった私に午前3時は言う
自由も哲学も持ってい ....
 
 
てのひらを
みみにあてると
なみのおとがきこえる
そのうみを
いっぴきのおおかみが
わたっていく
とおいむかしに
ほろんでしまった
くにのしきちに
さくらがさいている
 ....
薄暗い河原にしゃがみ込んで
肌寒い風に吹かれながら石を拾う
積んでは崩し 積んでは崩す

水の流れる音がする

向こう岸に繋がっていた橋は
いつのまにか流されて
橋脚だけが空に突き立っ ....
厭なコトが明日あると判ったぼくはずっと
駄々を捏ね 打開策をねっていたけど…

けれど、皆は厭なコトが有ると知っていても
ひた向きに一生懸命に乗り越え、死に物狂いで働いて居る事
それが彼等に ....
カモーネ様カモーネ様どうかお与えください
今日の標語をお与えくださいどうか私の性格を
前向きにならさしてください
カモーネ様カモーネ様どうかお与えください
小石がキラリと光る宝石のようなシーン ....
幼い頃何度も遊んだ
川の上流
大人になっても
いまだに何度も夢に見る

里帰りをしたとき
久々に行ってみようと思い
散歩道がてらにあの場所へ
田んぼの中を歩いていく

吹き抜ける温 ....
*アンドロメダ銀河の大爆発を終え、
きょうも哲学者を名乗る僕は人類として
与えられた運命を愛し、憎み、生き続ける。


*君が今どの星と融合しているのか、
まったく予想できないけれど
美 ....
神さまがいたらなんて考えない
だってあたしは昔から
先生に嫌われていたから
そういうことなんだろうね

笑いたいわけじゃなくて
泣きたくないんだって 気づいたとき
あなたのことを好きなん ....
甘い夢

白くて冷たい手の




泣きたかったよ

悲しくて




片目は自然と閉じてしまうから





何となく


あなたが羨ましい ....
朝日の中

過去も未来も無く

大気は喜びに満ち

夕焼けに澱(よど)みない

生命のあり方を知る

清らかなる手をして

心に触れようと

誰もが望むが
 ....
私の形をした枠から
ふいに
私が外れ 崩れて落ちた

枠だけが 静かに残った
サヨナラ



アナタと並んだ時にそれだけでシアワセな気持ちになったよ



アリガト



新月の夜に思い出に変えよう



トオイキオク



すべ ....
わたくしの母親は
望まれるべくして生まれた
五人きょうだいの長女です
裕福な家庭で母親がええしの出
というのが自慢なのです
大恋愛の相手がびんぼうにんで
結婚なんてできないから見合いして
 ....


寂れた風車が ぐらり と回り ぎい と短く 鳴る音を
運んでくる風が 含有する骨粉を 嗅ぎ分ける 臭覚神経の
末端の 鋭さから 染み込んでくる 苦味の
粘付く 痺れに似た この感触 ....
僕は手だ
体の 心
心は 音楽!
音楽は CD…

おいしいごはん…
おいしいごはん!
おいしいごはん…
おいしいごはん…

僕の体だ
体の 心
心は 音楽!
音楽は CD… ....
自分は何をしようと
しているのだろう。
無謀な冒険をして
潰れるのが落ちかな?

困っている人を助けたい。
困っている人を愛したい。
困っている人に希望を与え
夢を見てもらいたい。
 ....
スペイン料理を作ろう!
赤ワインを用意して
テーブルクロスなんかも
掛けて
ぼくは真ん中
真ん真ん中
大きなスペインオムレツに
にんにくたっぷり
たまねぎ
ベーコン
だけど君は知ら ....
淡紅色の水水しい肌に結びつく成長ホルモン
その道すじを振り乱して泳ぐ姿は
それぞれ脂の乗った、見事な鮭
美しい女子高生の群れです

信号の向こう側に居る人々

仕立て上げられた
 ....
花が咲き散る道を
君の手をとり
あるいてく

遠くでカラスが羽ばたいて
星は流れて去ってゆく

泣いていんだよ
微笑が揺れるように

波の音きいていた
君のとなりで目を閉じて
 ....
家庭教師のセンセイは
教科書切って細くして
社会をぐるぐるまきにしろという
仕方が無いから指先でチョキチョキ切っておりました

ノオトの端でぴっちりと指の先端切れたから
あかあい血がにじん ....
登り窯

緑青

パチンと
はぜる

   月
春の空に近付けたことで

もういいやと思っても
いつだって、いろいろ言われたりして 心が折れる。
気持ちが弱くなる。
心の中で考えれば考えるほど 辛くなる。涙が出てくる
誰も知らない辛さ  ....
「さあ、お昼にしようか」

というぼくのかけ声で

みんなが席に座る

ぼくは年長者だから

先に座ろう


ぼくらは四人で

座席は全部で六つある

みんなが席に座る
 ....
 
 お互いに頼りあって助け合っているつもりだった
 
 けど

 振り返って気づいた

 
 お互いに傷つけあって臆病を紛らわしあって
 お互いがお互いを光から遠のく理由にしていた ....
君は一気に青春を駆け抜けた
四月の朝のことだった
誰も止めることなど出来なかった
君は光り
青春という言葉も輝いた
そして君は安らかに逝ったね
誰も君のことを忘れられない
葉桜の下に君の ....
男は孤独な生涯をあっけなく終えた

誰からも顧みられることはなかった

1歳2ヶ月のときうけた啓示を信じ

直感をたよりに

原初の宇宙は無数のおっぱいで満たされていた、という学説 ....
はね上がる飛沫
飼い慣らされた黒い飛魚が
四方八方暴れまわる
水面から深海に
うずくまるような
巻貝のような白い肉塊
鼓動が破滅への
独奏を奏で
やがて
静かに浮かび上がる
 ....
暗い部屋の一角を 橙に染める白熱灯
闇と光の境界面に 一羽
透けた油色の水鳥が 羽根を休めて
緩い波紋 円の波を生んでいる


この胸まで 波は 広がっては消え また広がる ....
{引用=
のそり。枝垂れすぎた桜が、穴開きブロック塀の上を跨ぐようにして、地面に口づけをしている。ような格好で、あたしの方にお辞儀をしている。薄桃色の、明るい、花色。雨上がりの陽に触れてそれは、どこ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
回帰寒雪010/4/18 7:37
贅沢についてnick6*10/4/18 2:00
海を渡る狼小川 葉3*10/4/18 1:22
夜の河原kauzak5*10/4/18 0:35
変化雪乃310/4/18 0:15
カモーネ様カモーネ様キリギリ010/4/17 22:39
記憶の場所ミツバチ7*10/4/17 22:19
哲学者と宇宙嘘而010/4/17 21:59
It was a girl that can meet a ...アオゾラ誤爆410/4/17 21:30
春眠3*10/4/17 21:28
蒲生万寿0*10/4/17 20:45
墓 標塔野夏子3*10/4/17 20:28
HAPPINESS110/4/17 19:52
おんな三代朧月110/4/17 19:51
風車のための散文詩 /****'04小野 一縷5*10/4/17 19:45
ごはんソング番田 010/4/17 19:42
百済まではあと何キロか?ペポパンプ3*10/4/17 19:22
スペイン料理ふくだわらま...110/4/17 18:24
浮泳ぎりこ7*10/4/17 17:22
青山雅明210/4/17 16:45
美食家の夢朧月110/4/17 16:28
あぜしべ110/4/17 15:53
空に近づけたことで少しは救われることもあるだろうか−道3−……とある蛙16*10/4/17 12:55
それは遠慮か何なのか久亜麻ジュン2*10/4/17 12:42
最悪山崎 風雅210/4/17 12:01
渡辺亘110/4/17 11:19
発見した!…ってユーレイかよ。udegeu...210/4/17 10:11
In Utero寒雪110/4/17 9:08
詩 04 / 03 / 02 /****'02小野 一縷5*10/4/17 7:53
春のまぼろし黒木みーあ1010/4/17 7:26

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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