この子の子
あの子の子
その子のネコ
うちの子
隣の子
すれ違ったあの子
斜向かいの子
裏のあの子
越してきた子
坂の上のあの子
赤い屋根の家の子
橋の上の娘
....
I send the flying lasagna to you who are gazing your shoes alone in distance, with affection.
{引用=新 ....
あーなにしてたっけね。ちょっと待って、飲みすぎてわからねえからとりあえずわらっとけ、なっ。屋上から眺めた交差点で読心術をもよおした午前四時の砂嵐から読み取られたFAXは最初からげろげろにぶっ壊れてい ....
二人でいつも
放課後を探した
教室のカーテン
裏から見える世界は半透明で
人が踊るには丁度良い
誰かが食べ残した
ドーナツの穴を潜り抜けて
知らない場所まで行こう
セーター ....
この白い小部屋に
あるもの、あるもの
すべて名を失い
無意味と化し
ただ、
在る という意味実感
再び浮き彫りになる今宵、
微睡みの覚醒した意識に
感情というもの露わになり ....
底浅の透き通った水の流れが
昨日の雨で嵩を増して随分と濁っていた
川端に立ってバスを待ちながら
ぼくは水面に映った岸辺の草を見ていた
それはゆらゆらと揺れながら
黄土色の画布に黒く染みていた ....
カップにお茶を注いで
ほっと、
時間通り。
はじまるときは少し、ぎこちない。
時計の針は意外と速くて。
あと少し、
長いようで意外に速く、
規則正しく。
ああ、今日もどうか ....
靴を履かせてあげたい
最初にそう思った
雨をふんだんに吸収した
土に埋もれて
爪に菫色を灯して
関節がそんな方へ向いて
素足のままで
歯型までつけられて
三秒ほど見つめただけで
頬を ....
わたしが死んだらねわたしのお骨を砕いて毎日たべてね
とおかあさんは言った
わたしに根を下ろし生きたお墓にしたいおかあさん
でもね
わたしはあなたの土じゃないの
あなたが赤ちゃんを産んだら ....
空から何かが落ちて来る
そう思って心配して
夜も眠れない男がいた
周りの人々は男に対してそんなことはない
それは杞憂に過ぎないと言うのだが
男は相も変らず空から何かがと言って脅えるばかりだっ ....
悲しみよりも大袈裟な
涙を浮かべて泣きましょう。
頬はヒクヒク震えるし
声は掠れてしまうでしょう。
夜の帳が下りるでしょう、
月は静かに笑むでしょう。
あなた ....
凝視スル眼、
踊る人を
凝視スル眼、
叫ぶ人を
両手ひろげ おおきく大きく
躍り跳躍し 力動する脚、
凝視スル眼 蹴り上げ
すると、意味は退散し
無 ....
一時間ほど止まないかもしれない
路面に跳ねる雨しぶき
ショッピングセンター出入り口の側
売り場フロアーから流れてくる冷気で落ち着き
ふと 気付くと
丸みのあるヒップラインの高 ....
わたしはあなたの響き
あなたはわたしの響き
わたしはあなたの映り
あなたはわたしの映り
私たち、響き合い映り合い
わたしはあなたの中に在り
あなたはわたしの中に在り
無数に無 ....
私の好きなとこ
チェリー
って名前にして
それから食べて
この浪漫こそ成り行き任せ
掌中の珠に何を魅せるのか
いま氷雨が顔を覗いている
それを言葉に描くにはまだなにか足りない気がしていた
ときのとまった楽園が、侵蝕を忘れているのをさらう
小さく ....
生はうたた寝の夢
死は深い眠りに落ちること
起床ラッパで墓から出でる
そうでないならそれもまたよし
辻に立つ風
霧雨をまとい
枝をくぐった
ツグミの声に
....
メルカリで買った言の葉を煮出している間に君への手紙を書いている
春という暴力に曝されながらも何とか眠らずにいるのは君が好きだからだ
君が好きだからだ
ガラスの水滴が互いに引き寄せられるように ....
うとうと しちゃった。とか
今のうちに うとうと しとこう。とか
わざとじゃなくても わざとでも
うとうと って
最高の離脱タイム
僕のおじいさんが名人だった
おじいさん
いまじゃ僕 ....
朝に桜並木を通るたび
垂れ下がる何本かの枝に
無数育つ花芽を観る
今朝に花芽はもう目一杯、
膨らみ茶黄色に揺れながら
花開くその時に備えている
沈黙のうちに生成し
盛り上がる命の ....
○「あきらめないで」
じいちゃんばあちゃん
生きることをあきらめないで
もう死にたいなんて
いわないで
人生百年時代
医学もどんどん発達しているから
じいちゃんばあちゃん
生きることを ....
桜ってどうしてこんなに綺麗
そこには桜の努力がみえるかな
花といえば緑の葉っぱの中で咲くのが当たり前
桜って真夏に葉っぱだけをふりみだし
栄養貯金してるもの
....
黒い穴がそこにあるから
覗いてみたくなる
覗いてみたらなにが見えるだろうか
向こう側は見えるだろうか
向こう側にはなにがあるのだろうか
向こう側は何色をしているだろうか
向こう側には誰かい ....
円 生まれる 円 生まれ
何度も反復繰り返し
赤、青、紫、黄
生まれ
雨の日も風の日も
不安も恐怖も喜びも
肩組みも連帯も孤独も
生まれ生まれる
円 延々と炎々と
....
一睡もできなかった、朝
産毛はきんいろにひかって
ふっくらと水をたたえた丘に
まだかわかない涙のあとを見つける
そのときに思いしります
あまりに深かった穴と
その埋めかたについて
い ....
何処に行こうが何をしようが
自分に出来る以外のことは出来はしない
落ち窪んだ目をかっ開いて
その瞬間の最善の選択を
日曜日、朝六時
路地裏でカサカサになった
雀の死骸を見下ろしてい ....
『 いつかの雨で濡れたレンズを拭き取って
ある草藪の晴れた日に翳してみました
けれどやはりうつくしい櫻も霞んでいきました
あかあおきいろの紙風船は破けたままに
背表紙さえも ....
待つのをやめて
縛るのを続ける
日記は血だらけ
焦げた髪の毛が
栞代わりで
溶けたナイロンで眠りかけている
被害者は男性
パレットナイフで滅多刺し
容疑者は三人
全員コ・パイ ....
原子力発電は
原子爆弾の平和的利用である
陸地に落とせば爆弾だが
陸地に築けば電力になるのだ
しかしもっと考えるべきだった
爆弾で発電をしているから
発電が停まると爆弾になることを
高速道路
運転してると
どんどん移動してくのに
僕は「ここ」にいるって感じる
普段より「ここ」を感じる
すごいスピードで すごく変化していくなか
僕はすごく「ここ」にいる
「ここ」にいる ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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