その小さな手で
持てるだけのオモチャを抱えて
小さな小さな小旅行
まだまだ子供だと思っていた少年は
いつしか僕らを追い越していった
時の魔法をかけられて
誰も知らな ....
その小さな手で
持てるだけのオモチャを抱えて
小さな小さな小旅行
まだまだ子供だと思っていた少年は
いつしか僕らを追い越していった
時の魔法をかけられて
誰も知らな ....
たいこをたたいて
たてぶえをふいて
おどる行列がいくよ
楽しさについ
調子をあわせてみた
みんな楽しいかい?
でも、宴はおわり
僕は一人
天上の月を見上げる
花吹雪がうずを ....
ぼくは泣いていた
川端康成の伊豆の踊り子にでてくる
それは涙ではなかった
もっと肉に近かった
もっと欲に近かった
藤沢周平の物語にでてくるそれは涙だった
育ての親と契ってしまった娘がいた
....
やりたいことは
特にないし
それを言ったところで
とやかく言われたくないし
眠れない
わけじゃないけど
眠れそう
フワフワが丁度良い
公園でタバコ吸ってると
朝の4時から ....
こどくであることが
きんじられているのだから
むれている
たけばやしで
たけはかぜにゆれている
みずからのかっとうに
かぜはとてもよくにている
あるばん
たけばやし ....
懐かしくて
よい匂いがしてきます
家の匂いによく似ています
目を瞑ると
窓から光がこぼれます
もういない人の
声もよく聞こえます
俺は何でもない
不自由を人に知らされた
俺のそして満ち足りているのかもしれない
空気としてほどかれた 物体を 死んだ
俺は 俺かもしれない 何でもなくならされた
人に死体だと ....
あなたに、名前で呼ばれると
その瞬間自分の中の空気が変わる
私のなまえ、別の色を帯びたよう
呼ばれる度にくすぐったくって、それでいてもっと呼んでほしいと思う
だけどあなたの名前、私 ....
曖昧ないいまわしで、あるようなないような現実と空想
好い加減な理想
想像よりも哲学よりも崇高な理念よりも
木目細かい美しい言葉の旋律 調和 そしてユーモアに
目 ....
今夜は神日和{ルビ=カンピューリゥ}
神日和{ルビ=カンピューリゥ}は物忌み
神日和{ルビ=カンピューリゥ}の夜は家の外へ出てはいけない
村の年寄りは若者に諭した
けれど若者は
十三日の ....
今宵は
ちゃんちき、
ちゃんちき、
逢引きするなら
花祭り
逃げるなら
花祭り
僕の寝室には
フランケンシュタインがいる
扉は閉まってる
音は無い
水辺で
鳥達と遊んでた
踊ったり
歌ったり
戯れてた
ピートは言うんだ
アレは頭がおかしいだけだって
....
桜の散る音がきこえる
背中の遠く向こうから
さわさわと
さわさわと
風にこすれて舞い散る花びら
ああ
この季節がまた巡ってきた
そういえば去年の今ごろ
すっかりと弱り果 ....
メールやめてくれませんか
電話やめてくれませんか
よかったら、隣に越してこないかい
よかったら、隣で眠ってくれないかい
2010 ....
oreha imamadeni
kekkou iroiro yattekita
kekkou iroirona omisede
kekkou iroirona yokub ....
泣いたりしないで話せればいいけど
今夜は特に寒そうだから無理かもしれない
俯きすぎて 内側に入り込んだ
肩がきりきりといたんで
無理に胸をはるとぽきりと 折れてしまいそうです
言葉を音に ....
私は、絵を描くのが得意です
私は、本をはやく読むことができます
私は、色々な事を想像することができます
私は、新聞を毎日いい子に読むことができます
私は、ピアノを弾くことができ ....
なにかを かきたい
ひとびとが あっとおどろくようなものを
とにかく このあふれてとまらないなにかを
かかなきゃ きがすまないのだけれど
そのあふれるなにかを ひょうげんするの ....
猫がふわふわしているのは決して
自分の意思でふわふわしているのではなく
いかんともしがたい自然の摂理で
運命として
やむをえず
ふわふわしているのだと
近所の公園で猫がおしえてくれた
....
いるだけで不愉快になる
見るだけで顔をそむけたくなる
おまえの言う正しさなんて
石ころほどの価値もない
おまえは
自らの保身に熱心で
自分の影を見つけようとしない
おまえ ....
ねえ、マスター・・・
うん?
ねえ、マスター・・・
うん?
ねえ、マスター・・・
うん?
マスターベーション好き?
・・・・好き
ジョワ〜
羽根がはえる
瞬間。
今まで、という過去が
涙を流して、ね。
サミシクはないかい?
って、
アタシの心配ばかりを
していたから、
強がりしかできなか ....
今日
彼の誕生日を聞き出すことに
やっと成功した
彼は
かせい人だった
ありがとうと送ったら
返事が来なくなった
そっちは?
なんて
聞き返されるかな
って期待してた
....
100423
あまくだりの
やくいんの
ほうしゅうが
たかすぎる
洗い流せ
背中の
垢
小舟の中に堆積する悪習
さおを差すタイミン ....
薄暗い放課後の理科実験室で
やさしさの裏側を顕微鏡で覗いている
数名の男子が抱く女子への幻想があるかもしれなくて
もしくはどこか悲観的に
いくばくもない生命のおわりが映るような気もして
....
親父が部屋の電気をつける
わあー世の中が明るくなった!と母
どんだけポジティブなんだ、喉仏の蛍
こちらの骨が喉仏です
お釈迦さまが座禅を組んでいるような形だからです
母を食い散らかし ....
遠い空
白い雲
ふるさとの紅い花
空を飛ぶ
鳥たちよ
愛する人に伝えてくれ
ユンマイマイユンマイマイモイ
明日また
日が登り
日が沈み
夜が来る
ユンマイマイユンマイ ....
あなたを象る言葉を
ぼくは決して忘れまい
そう遠くはない昔に
ぼくらは憎しみを分け合った
あれだけの激しさを過ごした後で
こんなにも静かで美しいあなたを
いま見 ....
切れ切れに
散りゆく言葉の
空白に
耳を澄ませば
雨の音
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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