僕は自転車
銀色の自転車
まっさらなときはあれほど
毎日走ってたのに
今では隅っこでさび付いている
埃をかぶった自転車
雨って冷たい水だけど
キラキラしてきれいだったな
ここからは ....
がぶがぶ がぶがぶ
ミルクを飲む
ふだんは コーヒーに
ちょっとしか入れないのに
精神不安定?
女の病?
出血が止まらない
もう2週間だ
病院へは行きたくない
....
『テキサスの悪魔』って題名だが
題名なんか何だって良かったんだ
意味なんか
無い
問題は書いてるって事だ
俺は詩を書いてる
俺は詩を
....
ただ
きみの
ひるがえる肩が
遠い国の祭りのようだった
ただ
きみの
あげる声が
ひばりのはばたきのようだった
と
きみに
伝えたかった
だけ
なのだと
新宿駅構 ....
わからないよ?なんで?
強力な引力に導かれるように気がついたら、君を好きな僕がいた、唯それだけ。
君だって、知っていたでしょう?
僕らが、好き合わない必要がないこ ....
浸して上下に揺さぶって
美しい皮を被る
どれが本物なのか
私には分からない
裂いて千切って放り込んで
醜い器を満たす
どこが狂ってしまったのか
私には分からない
粘着帯でも貼っ ....
どろどろした合成オイルで
油圧タービンがぐるぐる回る
秒針は飽きることなく回り続けて
飽きることなく眺めていると
トンボのように目が回る
青い頭蓋はしゃれこうべ
アゴをカタカタ ....
私はどんどん、どんどん
回りを気にしちゃあ
1人で被害妄想フル回転。
繰り返して、回して
一番嫌いな人間に、
一番なりたくない人種へ。
今日も明日も
育っ ....
その舗道の影は
拾えそうなくらいに黒いじゃないか
お前さんのチョコレートの髪は
このカンザスの太陽で溶けちまわないのか
荷物のなかに
傘がなくても平気か?
あっちはもうカンザス ....
顔を上げてホットチョコレートを
口にするたびに
きみは編み物の手をとめて
「おもしろい?」と微笑む
僕はうなずいて伸びをしながら
虹彩できみが姉の方だと気付く
ベッドの柵をつかんだきみの
瞳は高熱を宿して
生きる力を動物にゆだねていた
水だけを飲み丸くなって
変わらないものは美しい
そう語っていたきみの
姿はどこにもない
物語の ....
「そこらへんの草を食って生きられたらいいね」
といいながら
道端の草を食みはじめる
同僚を見て
もうこいつはだめだと
見切りをつける
もっと努力しなきゃ
だめじゃないの
個性の伸長 ....
艶艶
タイルをなめてるのが
見えるよ
2.8秒くらいの厚みで
鉄骨がさっと横切って
雨 霰も見える
水銀だ
風 灘からの
音も
彷徨と隙間をひっきりなしに泳ぐ
....
僕に何ができただろう
決まっている答えの
言い訳の欠片を集めるほかに
君の声を聞いている
僕はそこに温もりを探して
苦いコーヒーを流し込む
語られる言葉に
....
飼い犬が犬を飼ったよ
彼は鋭い牙 勇ましい毛並み
泣き声だけは しんしんうるる
ザァザァあめあめ
ザァザァザァ
吼える お空の偉い人に
お前が偉いなら
なんで俺はお前を嫌いなんだ ....
その小さな手で
持てるだけのオモチャを抱えて
小さな小さな小旅行
まだまだ子供だと思っていた少年は
いつしか僕らを追い越していった
時の魔法をかけられて
誰も知らな ....
その小さな手で
持てるだけのオモチャを抱えて
小さな小さな小旅行
まだまだ子供だと思っていた少年は
いつしか僕らを追い越していった
時の魔法をかけられて
誰も知らな ....
たいこをたたいて
たてぶえをふいて
おどる行列がいくよ
楽しさについ
調子をあわせてみた
みんな楽しいかい?
でも、宴はおわり
僕は一人
天上の月を見上げる
花吹雪がうずを ....
ぼくは泣いていた
川端康成の伊豆の踊り子にでてくる
それは涙ではなかった
もっと肉に近かった
もっと欲に近かった
藤沢周平の物語にでてくるそれは涙だった
育ての親と契ってしまった娘がいた
....
やりたいことは
特にないし
それを言ったところで
とやかく言われたくないし
眠れない
わけじゃないけど
眠れそう
フワフワが丁度良い
公園でタバコ吸ってると
朝の4時から ....
こどくであることが
きんじられているのだから
むれている
たけばやしで
たけはかぜにゆれている
みずからのかっとうに
かぜはとてもよくにている
あるばん
たけばやし ....
懐かしくて
よい匂いがしてきます
家の匂いによく似ています
目を瞑ると
窓から光がこぼれます
もういない人の
声もよく聞こえます
俺は何でもない
不自由を人に知らされた
俺のそして満ち足りているのかもしれない
空気としてほどかれた 物体を 死んだ
俺は 俺かもしれない 何でもなくならされた
人に死体だと ....
あなたに、名前で呼ばれると
その瞬間自分の中の空気が変わる
私のなまえ、別の色を帯びたよう
呼ばれる度にくすぐったくって、それでいてもっと呼んでほしいと思う
だけどあなたの名前、私 ....
曖昧ないいまわしで、あるようなないような現実と空想
好い加減な理想
想像よりも哲学よりも崇高な理念よりも
木目細かい美しい言葉の旋律 調和 そしてユーモアに
目 ....
今夜は神日和{ルビ=カンピューリゥ}
神日和{ルビ=カンピューリゥ}は物忌み
神日和{ルビ=カンピューリゥ}の夜は家の外へ出てはいけない
村の年寄りは若者に諭した
けれど若者は
十三日の ....
今宵は
ちゃんちき、
ちゃんちき、
逢引きするなら
花祭り
逃げるなら
花祭り
僕の寝室には
フランケンシュタインがいる
扉は閉まってる
音は無い
水辺で
鳥達と遊んでた
踊ったり
歌ったり
戯れてた
ピートは言うんだ
アレは頭がおかしいだけだって
....
桜の散る音がきこえる
背中の遠く向こうから
さわさわと
さわさわと
風にこすれて舞い散る花びら
ああ
この季節がまた巡ってきた
そういえば去年の今ごろ
すっかりと弱り果 ....
メールやめてくれませんか
電話やめてくれませんか
よかったら、隣に越してこないかい
よかったら、隣で眠ってくれないかい
2010 ....
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