歩いて2分で砂浜だったら
毎日走るよねって
引っ越したときに
話してたことなんだけど
走ってないです
治安がいいから
夜も歩けるんだけど
嘘をついてもいい気がします
音の無い夜
もちろん嘘はいけないことで
許さないでください
ちゃんと優しく騙しますから
騙されてみてください
罰なら明日の朝日の中で受けようと思います
....
アメリカでは傘は手に入りにくいって
そう思い込んでいたから
普通にスーパーで売ってて安心した
見たところ
半分くらいのひとはささないけどね
雨の日は、パーカーとか
冬物のコートを着 ....
後ろめたそうに
店に入ってからも帽子を
とらない男が
パンのおかわりを頼むだろうか?
「いつもはそんなに食べないんですけど」
そう恐縮しながら
「バターもお願いできますか?」
な ....
あちこちを
耕してみては
首を傾げる
そよそよと
春風に笑われても
柵に沿って並べられたプランターには
とりどりのチューリップ
此処は白い建物の屋上
見あげる空も白い
其処には半透明の歯車がいくつか
組み合わさってゆっくりと回っている
それらは多分 ....
月夜を旅して僕らは来た
朝日に満ちた新しい国へ
何にも持たない僕らだけど
きっと何かをつかめるはずさ
アインシュタインが爆発しても
マグニテュードがフルエても
大丈夫
僕らはいるよ
広 ....
わたしは一度だって空を見下ろしたことがなくて
たとえばそんな風に
きみを感じていたいんだ
わたしの瞳に沁みる果てしない色の
その不確かさを
できるかぎり
ながく ながく
....
鏡
あなたの
愛とはなにか
あなたの愛は鏡だ
鏡面の清潔さ涼やかさ
嘘などおよそない明らかさだ
朝の訪れの濁りのない晴朗だ
夏の真昼の陽炎立つ地平への
いちどきりの望みの率直さだ
....
「爆発したらおもしろいよね」
といいながら
隣人の頭にダイナマイトをつけて
その導火線に点火し
爆殺することがはやり
遊び感覚で命を
もてあそぶ人間がふえたので
それはだめだと
断言し ....
霧に遮られた淡い月明かりが滲んで夜空に消え入りそうな晩。
書斎の机の上に開かれた革張りのポー全集の一巻、熱いコーヒーと揺らぐ葉巻の煙。その脇には蹲(うずくま)る黒猫。蜷局(とぐろ)を巻いた黒い毛玉。 ....
ゆったりゆたゆた
空気に混じったた半透明色した私の心
ゆたゆたと ゆたゆたと
ちぎれた雲が 消えた
何も知らないわけじゃない
何も見てないわけじゃない
私の心は本来本体 ....
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue
}
大きな空を渡る風
おくちを広げて入道雲
身体にそぐわぬこの感情に
溶けてく沈黙、言霊よ
「 ....
「ありがとう」を言う時に思い出すのは
してもらって嬉しかったこと
「ごめんなさい」を言う時に思い出すのは
自分のしたことへの悔い
「さようなら」を言う時に思い出すのは
楽 ....
あなたにあえたひには
オールドファッションをたべる
あなたにあえたひにしか
オールドファッションをたべない
オールドファッションをたべながら
あなたのことをおもいだす ....
春風の吹く中 洗濯物を表にかける
ポールを二本立たせて
横の棒には鎖を巻いている
ハンガーの丸い先を 鎖の輪にかける
強い風に さらわれてしまわないように
ポールの立つ前には 鯉の泳ぐ池 ....
今日の空は青すぎて善人しか似合わない
大手をふって歩けそうにないから部屋にいる
閉じる部屋の
向こうにあなたはいるでしょう
きこえない
音を見ようと研ぎ澄ます
それでもまた
己のドア ....
手が五股に分かれているのって、本当はとても気持ちが悪いことじゃないかってことに気付いたのは小学4年生くらいのときで、
「人はもともとみんなサカナだったんだよ」
って先生が言ったりしたからどうして指 ....
あなたが私を思うくらい
私もあなたを思ってる
あなたが私を憎むくらい
私もあなたを憎んでる
あなたが私を抱きしめたいくらい
私もあなたを抱きしめたい
あなた ....
たかい
たかい
あったかい
たかい
たかい
あったかい
だれかのうでに
だきあげられて
たかい
たかい
あったかい
あれから
なんじゅうねん
たかい
た ....
私は幼なじみに高校生の頃までO型だと思われていたA型だ。
いわゆる、ざっくりとした、そんなに細かくないA型だ。
私は、好きな人にはキャンキャンしっぽをふり付いていく戌年だ。
雷がなると家のな ....
オレンジをピンぼけているレモン色に
壁際で花びらもない
会話の糸口も無い
言葉の空をキーにない
音をなめした皮ですらなく
僕が生きているクレッシェンドで
とりとめもない奇跡に
体をカー ....
冬が目を覚ます
もうそこまで来ているの
あたしたちを抱きしめて
変わらないことはないって
言うために だから
道端の葉っぱを眺めては
50年前のこの幹と
30年後のあたしを思って
「寒 ....
やわらかな鉛筆で書かれたDon't be afraid
朝九時の埼京線の一号車に乗る私の隣
一人で座る映画館の座席(こぼして踏んだポップコーン)。。。
アルバイトで行ったジョン・レノ ....
ピアノの想像力と
町の殺風景で
よく旅立つ頭脳
いろいろ考えます
凧の糸を切ってやろうかと
孤独な雲に尋ねてみました
彼方かすかな霧笛に
原色のない天気が答えました
向こうで誰 ....
飾りの無い虚ろが
手に手を重ね じっとしている
水紋が
生まれる前の色
陽を横切る陽
地に撒かれ
夜を聴き
夜を見つめる
川沿いの
白と黒の ....
どの花瓶になるだろう
竹のはなが生けるのは
月の国から降り立って
娘は、衣を置いていく
静か揺らめく白い羽衣
薬の燃えた、白い灰煙
糸のようにすっと伸び
あなたの元に ....
淋しい顔たちが夜の街角で通りすぎる
有能の素振り
すれ違う心
隠した本能
暴く神々
ため息の人々
溢れる絶望
街に溺れる
月が凍る夜
へんな ....
涸れた港を見下ろす丘の上
にある廃墟のような酒場で
俺は飲んだくれている
のかすら分からない
ただまどろんで
きしむ壁をすり抜けて
吹き込んでくる風に
震えているのか
スト ....
|
切り取ってはしたになった線――――――
ところが
流れる樹液の
浅い、
木目が裂け んで
ぱらぱら吹きこぼる
る粒子団の警笛が波――――――
|
からの号令
目 ....
3396 3397 3398 3399 3400 3401 3402 3403 3404 3405 3406 3407 3408 3409 3410 3411 3412 3413 3414 3415 3416 3417 3418 3419 3420 3421 3422 3423 3424 3425 3426 3427 3428 3429 3430 3431 3432 3433 3434 3435 3436
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.5sec.