すまし顔して立っている木や

憂い顔している電灯は

いったいなぜ

四角く丸くなめらかでいるのか

尋ねたって応えやしないけれども

なんとなくさえ浮かばない

到底呑み込め ....
私があなたを

隙のないくらい怒らせてしまうのは

私を思うあなたが見たいから

だってそうでしょう

すれ違いたまにぶつかる街人でないのだから

静かに噛みつかないで

伸び ....
                   100501



左前に着たカーディガン
朱色の毛糸が縺れながら
ボタンを嵌めるのが面倒だと自転車に飛び乗ってかぶりつけないハンチングを見せつけるた ....
やわらかな日差しと
浮かれる街に誘われて
少し冒険に行ってきました
普段電車に乗らない私にとって
キップを買うことから冒険なのです

ペットボトルを開けるのに必要な力加減と
ポテトチップ ....
風と分かれて山の頂きを下った
雲に揺られて浮かんでた
ぬくもりに隠れた姿でも
いられなくて

根雪にひそりと 響く
足跡から溶けていく

風は海から共に
重ならないから指をのばし
 ....
影をさらう
私の視線の深淵には
沈黙が重なり積もって
闇が冴えかえっている
それはそれは
静けさの
みちみちて
無表情におかしいくらい
青ざめ冷たい
微笑だ
いいえ
初めての
 ....
何百年経とうが
根底に潜む感情だけは
除去出来ない
理解しているつもりでも
想いが深ければ
それだけ傷も深くなる
いずれ
おれは裁きを受けるだろう ....
今のきみ最低だから
ぼくは
きみのこと慰めるだけにしておくね
 脱ぎさしの服、腕足の長さ分ペッタリ閉じ
 丸まったそのカタマリ。混ざり。
 読まなくなった絵本。何冊も
 埃をかぶった小物たちは残り物の中の残りもの
 隠れるのは季節外れ ....
 
 
わたしのなかには
ちちとははがいる
それがわたしだ

かんがえごとばかり
してるははと
せわしなくうごいてばかり
いるちちと

ちちはははに
しんぱいないという
はは ....
内容のない言葉を作らさられた。けれどこんな風にして一日中、時間に引っかかるようにしている俺は、古びれた街に向かって歩こう。声を交わしたすべての人の古風な言葉に流れを任せている。立ちつくさせられた土地を .... このじどうてきあおがえる

けr
  ろ

きろ
  ジィ

  脱げ

冷たい目で   ひんむけっ

白く曲がった肉

  ふくらんできた

そ ....
どこの誰かは知られたくない
知られりゃ捕まるに決まってる

ほんとうに偶然なの
女子トイレに入ったのも
汚物入れの中を覗いたのも
そこにあったものを拾って
ポケットにしまったのも
あな ....
川に落ちた。
ゴルフ場は光を放ち、点を消した。この世から、
あの世まで。それでも闇は、この世からあの世までを溶け合わせる。
触れる、ゴルフ場の光。
飛んでこない、ゴルフボール。
びゅん、びゅ ....
かかとの痛みで目を覚ます
起き上がって見ると 猫がかじりついている
しっしっと追い払う
そしてまた夢に戻る

夢の中でわたしは井戸のそばにいる
これから家に帰るところで
桶を抱えて立ちす ....
沈黙が支配するこの食卓に
鎮座するピーマンは
この世の無常を憂う

ベジタリアンの王様だ。
当たり前のことを
当たり前にやるのが
当たり前な人間だとしたら
当たり前なことを
当たり前にやれない
私という人間は ヒトではないのかな

認めたくないけど そうなのかもしれ ....
「神の定めに従って、わたしはあなたを妻とします。
 今から後、
 幸いなときも災いのときも、
 豊かなときも貧しいときも、
 健康なときも病気のときも、
 あなたを愛し、あなたを敬い、あ ....
プラスチックスケルトンのドル箱を撃つ銀玉の雨音に

バラバラとやかましく鳴る確率変動の音に



俺は俺の二十代を捧げ



おばけにツバを吐き

ラオウを天に還し ....
小さなライオンが路地裏で死ぬ頃
サバンナは青かった。
薄暗いゴミ箱で響く遠吠えは
誰も返さないまま
積み重なってコンクリートにヒビを作る。

 足首を
 引きずって
 口を開けるんだ
 ....
1人ひとりきりバスは最終
こんなときは歌ってみる
コーヒーと満足と"Bah, humbug."
見てあいつあたしと同じ

夜風が抱きに来るから断る
指先からは涙も散る
 ....
おとうさん、
首をひねるたびに
うわごとみたいに
「痛いっ」、「痛いっ」っていうの
がなんでか、なんでなおらないのか、よくわかりません、
ほんとうにいたいときしかそういうこと、くちにださない ....
空と海の境界線が曖昧な場所

「思考の海に溺れていたいんだ」
理解できなかった貴方の言葉を今 思い出している


わかりたいと想うことすら許さずに
唯一を願う私に唯一 嘲笑を向け ....
一人が好きなわたしも
一人が嫌いな私も
わたしだから
嫌いになんてなれないの

わたしがわたしを嫌いになったら
お仕舞いだもの
 
 
世界の果てに
ベッドがひとつ
ぽつんとある
父が横になっている
わがままばかり言って困る、と
母から連絡を受けた僕が
その隣に立って
父を怒鳴りつけている

親に向かって ....
道端の猫を見つけて
ふわたろう と名づけ
愛玩しようとするが
逃げられたので
自分が
世間から拒絶されていることが分かった

ねこたろう にすればよかった

世間との感覚のずれが行動 ....
 日常を打破すべし
化粧品の広告がさけぶ
職場までの16分間を、
毎日同じ車両と場所で
わたしは、雨の気配を
見なかったことにする

 日常を打破すべし
ここは戦場ではないが
戦いは ....
もっともっと
わたしに教えて

あなたが感じたもの
思ったこと

そのすべてを
わたしに教えて

どうか
どうか

すべてを


朽ちる前に
残しておきたいの
 ....
いつの間にか裸足だった
あてのない旅をしていた

気付いたらここがどこかよく分からなかった
草原を目指していたような気がするが
はたしてここは岩ばかりだ

ああそうだ
この頬を ....
静かに座っていると

窓から心地よい風が入り

部屋の隅々を通り抜けて行く

日は部屋に満ちたと思えば

陰に染めたり

その変化は絶えず移り行く

耳に届くは
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
quake FOR youmarica...2*10/5/1 9:43
裏返し1*10/5/1 9:37
ハンチングあおば1*10/5/1 8:14
春の冒険ルナ610/5/1 7:18
葉水砂木7*10/5/1 7:14
かげふみこしごえ2*10/5/1 5:20
反逆寒雪010/5/1 4:48
甘え110/5/1 4:46
物と言葉ヨルノテガム0*10/5/1 4:00
葛藤小川 葉110/5/1 2:45
畳の夢番田 110/5/1 2:38
口房アキヨシ010/5/1 1:02
月経仮面[group]花形新次4*10/5/1 0:38
川に落ちる。ブライアン110/5/1 0:24
追放春日線香410/4/30 23:58
乾涸びたピーマン冬野 凪3*10/4/30 23:47
悲劇のティアラ朧月410/4/30 23:45
創書日和「清」 清廉の人[group]逢坂桜3*10/4/30 23:39
張りなTAT010/4/30 22:48
遠吠えが回るまで亜樹210/4/30 22:38
星が死ぬのはみんないない時nick3*10/4/30 22:24
おとうさん、「痛いっ」ってささるわ美砂4*10/4/30 22:22
青に魅せられた、のはゆず1*10/4/30 21:28
微笑1+*10/4/30 21:01
世界の果てたもつ23+*10/4/30 20:34
チョールヌィイ オリョールa110/4/30 20:05
空席のためのルーチンワーク月見里司110/4/30 19:57
テル.ミー.モアセルフレーム010/4/30 19:23
裸足のブリキしろう9*10/4/30 18:29
時運蒲生万寿2*10/4/30 16:26

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