なんというか疲れている。疲れさせられている事を誰に対して言わされることもなかった。嘘だった。今日は河原で鳥が泳いでいる様子を注視していた。ぼんやりとこの部屋に帰ってきた。僕は何も言うこともない。幸 ....
汚れた空気が
やんなって
カルキ臭い水も
飲みたくない
言葉話すすべてが
わずらわしくて
誰もいない世界へ行こう と
飛び乗った 宇宙船
空 空 空
空気の層
突き抜け ....
幸せを
運んでくれるらしい
薄桃色の
花びら は
ひら
ひら
ひら
ひら
と
のばした てのひらを
すり抜けて
ひ ....
ちーちゃんは縞々が好きで好きでどうしようもないぐらい好きで
縞々を見ないと恐怖に陥ってしまう
奇病にかかってしまったんだよ
だから
いっつも着てる服は縞々のシャツ
で
縞々のズボンと靴 ....
ああ
誰も意味の知らぬ
救われぬ葉々
誰もお前達を拾えず
眺めて長引く降雪に
それを見出したふりをする
それだけの事
1.
就職活動用の交通費調達に苦心する
夢を見ながら寝てた 起きた
帰ったら お酒 飲もうって思って
明日は新しい服を買いに どこかへ 近場へ
鞄は相方がくれるってさ
生活費はくれない ....
隣の駅の「肉のハナマサ」まで歩いている途中の酒屋さんの店先で、くたびれた薄い茶色の背広を着た初老の男性がアイスのケースを探っていた。
青いパッケージのモナカを手にし、小銭を探る。
その ....
ストーンズの古臭いナンバーに
今日を生きる活力を貰いつつ
今日をやり過ごすエネルギーを貰いつつアクセル踏んでゆく田舎の
国道の一本道 今日は
客も少ないし予約の食事団体も無い
飛 ....
"森"のはなしをしよう
実家の裏側にある
"森"のはなし
"森"はプラスチックと金属でできていた
"森" ....
一日二回
同じ時刻を針は差す
空に穴がぽかりと空いて
金色の真円を描いた
木曜日のジュピター
金曜日のヴィーナスに
勝ち誇った顔で笑われる
一日三回
大量の糧が喉を通る
....
日曜日 桜ははけて 古城を囲うお堀の濁水が媚びさえ売らずぬるく照り返す水面の気がよく晴れた正午すぎ
ごくごくささやかに 家庭的なもののなぐさめを求めてスーパーマーケットへペダルを漕いで行く
わ ....
いかなる根拠によるものか
今日が終わりの日だと分かった
朝日が昇る前
空が浅葱色に縁取られるのを
眺めているうちに知らされた
今日という日が
遠すぎる晴天になることだけは
あ ....
エスカレーターに乗ったらAKB48の特大ポスターだらけ
メンバーそれぞれがアイドルらしさ決めている
化粧品でもと立ち寄っただけなのに
ちょっとびっくしだよね
私かわいいでしょって屈託の ....
あなたを思い出す
回転寿司に来るたび
百恵ちゃんのように
急な坂を上らなくていいので
私には好都合(ひざがね、ひざが)
だから今日も来てしまった
横須賀中央の
魚屋さんの新鮮回転寿司 ....
どこにありますかあなたの心
脈打つ流れが心です
真っ暗な空に小さな指輪
のような星がひとつ
だれかの期待みたいな
小さな星がひとつ
失敗の歩に迷い
人の目に切り裂かれながら
ふ ....
どうぶつは
おとなになってもなく
うれしいときも
かなしいときも
ここにいるよと
いってるみたいに
にんげんはどうだろう
ためしにないてみると
どうしても
....
真夜中のわるがきが目を覚ます
それにあわせてしゃべりだす
ぼくたちは すぐに時間切れ
目をこすりながら
電車のベルにせかされてる
きみの言葉は光の川で
いくら聞いても聞きたりない
ぼ ....
ふつうの夜だ
いつもこんなだ
憂鬱をいくつか抱え眠気に襲われるまで
それと戯れているいつもの夜だ
駅ちかのホテルは満室だった
フロントの女の子は親切で色白でかわいらしかった
だけど部屋 ....
孤独から解放されて
才能を失うんだって
馬鹿なこと
言ってんじゃねえよ
ああ
おひさまがきれえだねえ
きらきらしていやがるねえ
おっきい!
おちんちんみたい!
木! なんか やわこい ....
幽霊みたいな新緑の色と
さやかなツツジが同居している
暗い鉱物の色のなかに
人工の宝石があるようだ
きみのエロ優しい仕種が
せつない夢中に堕ちていった
獣のような天 ....
今日
ぼくの戸籍がなくなっていた
市役所に行くと
あなたの戸籍はありませんと
職員が冷たく言い放った
困ったことになった
これでは
引越しも出来ないし
免許も取れない
そもそ ....
成り成りして成り会わないところと
成り成りして成り余っているところを
刺しふさぎて
霧に包まれた丘の上に浮かぶ洋館
その二階の出窓は開け放たれ
類人猿の咆哮が丘の下まで響き渡る
す ....
飛行機雲の航跡が
壊されていく
四角い空
紺碧色
天へと続く
巨きな螺旋形のオブジェにもたれ
名も知れぬ女が歌う
くたびれたシャツをまとい
ガラスのビルに閉じ込められた
小さ ....
朝、目が覚めると、お前から一通のメールが入っていたんだ。
『運命がもし、戻ることの出来ない迷路だとしたら』
10年、22歳、夏
蓄積される過去の記憶が、消費していく未来を ....
つつじに朝露が降りてきみを思い出す
薔薇ではないというきみのため
野のなかにかすむ公園に
....
光の輪を頭にひとつずつのせて こどもたちは 昨日をすこしずつ食べている ひとりひとりが 光の輪を頭にのせて
/
肌を投げ売るきせつのこども わたしたちは いつそこを出たのかしら 皮膚を ....
去年から始めたガーデニング
油断すると
ぼうぼうに生えて
せっかく植えた
マリーゴールドや
ガーベラを
押し退けて
弱らせてしまう雑草
その生命力に圧倒されて
手指が痛い
雑草 ....
僕はペペロンチーノが大好きなんだ
と、彼は言ったけど
まさか自分がペペロンチーノになるなんて
Gee,rubs you,yeah,yeah,yeah
自慰 rubs you,yeah,yeah,yeah
爺 rubs you,yeah,yeah,yeah,yeah
カアちゃん女じゃ ....
泣いたり喚いたりすることに
何の浄化作用があるのだろうか
僕の愛する人は
涙も見せず
痛いとも言わず
ただ静かに窓の外を見詰めて
もうすぐ春だね、と微笑んでいた
少し早い誕生日ケ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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