空を見上げると
コバルト色の
澄んだ空気
誰の上にも
そそがれている
皆平等なんだ。
皆同じ価値なんだ。
皆違っていいんだ。
幻の平均値に
ならなくて
いいんだ
人が言っ ....
なつかしい
昔歩いた
あの並木道
あの頃
みんな
とても
とても
輝いてた
通った
懐かしい
あの
並木道
今は
思い出すだけ
もう
行くこともない
あ ....
「生きたい」って
思うのはいつだろう
死ぬまぎわとか
病気にかかった時とか
自殺しようとした時
それくらいなのかな
「もっとはやく思えばよかった」
なんて
思わないのかな
人 ....
チカラ
なんて
あっても
ひとりぼっちじゃ
意味ナイじゃない
余計に
孤独を
知るだけだもの
守るべきモノがないと
チカラさえ使えないし
そんなの
要らないね
つまんないだいは、やめてくれ。
つまるだいって どんなの?
まあ乗りたくなる奴、だ。
199 ....
かっこ もなんだかね
だから 点丸なんだよ
まあ これは
ぼくのこだわりだけど ....
てんてん だけは
我慢できないんだよね
確かにあれは失敗だったなあ
と思ってる ....
ちょと あんた最近お腹出てるわよ
みっともないったらありゃしない
なんとかしなさいよね さもなきゃおこづかい減らすわよ
と妊娠中のもうじき34歳になる妻が言うものですから
ここは一発奮起してダ ....
机の前に座っていると
私の耳に聴こえるのは
静寂の中
静かに通り過ぎるそよ風の行進曲
そろそろ
私にも
旅立ちのための
どす黒い片道切符が配られるのだろう
気がつけば
....
消防局に教えられた通りの番号に電話をかけた
うちでは診察出来ません
診療科目が違います
何かのクイズか?
それとも誰かがコッソリと
あたしが地べたに這いつ ....
時計の音 右に
あなたは 左に
私の心は振り子のよう
ねじの切れた
今夜あなたの見る
夢の中には
遠い空 太陽は雲に消えた
それでも見上げてる
あなたは行くと言う
忘れればいいの ....
森の中に横たわる
女がなぜ裸体なのかと思いつつ
絵画の前で円弧を描く
切り離された肉体と虐げられた精神は
発光した光の中から産卵し
やがてマンタの核にしきつめられる
....
マイケル ジャクソンが
大きなトレーラーで
家の前に現れた
えっ?
トレーラーいっぱいの
彼の衣装や雑貨類を
売って欲しいという
全部 チャリティーに
するそうだ
世界の ....
街を歩いていく体は、手にさせられるものすらなく、電車の訪れるべき道へと、一直線に歩いてきただけ。川縁にあった道は昨夜に着いた雨でひとしきり、アスファルトとして染みついている。買ったばかりだったスニーカ ....
触り心地、なんて
求められても困るのよ
今日も私はきみの手に
小さな小さな傷をつける
いたい、と小さく泣いた声
そっぽを向いて
聞こえないふりをした
うさぎさんの所で ....
夕焼けの教室を
赤く染めて
冷たい海水を
青く染める
最後の瞬間まで荷物を集める私は
美しさを奪っているのだろう
Eu sou amavel uma pessoa distan ....
並走するそれぞれの年齢のわたし
あるわたしは五月にひざをつき
あるわたしは夏にグールドを繰りかえし聴き
あるわたしは秋に同じ言葉にとらわれる
並走するそれぞれの年齢のわたし
あるわたしは ....
まだまだ冷たい春風のなか
緑は空を探しはじめる
それがやがては
海のように満ちてゆくのを
なぜだかわたしは知っていて
そのことが
解く必要のない不可思議であることも
なぜだか ....
的外れ
期待外れ
とんだアバズレ
ブラックホールの向こう側へ
行き先は中国
ウォーアイニー
バスキアが叫んでる
俺だっ
ピカソが言ってる
僕だっ
北斎が洩らす
私だっ
....
街の明かりも消え
セブンイレブンの明かりだけが目立つ
私は腹が減って
カップ焼きそば
大盛りUFOを
買いにやってきた
本当にUFOでもやってくればおもしろいのに
地球に人間が住んでいる ....
塞ぎの虫が騒ぐ
中空さらに燃える皮膚
林檎のアップリケにより
枯草ズボンは繋がっていた
くちびるを切ったわけは
大きい風と擦れたから
{ルビ暈=ハロー}に粘糸下がり
七夕の短冊が揺れ ....
気づいたら6畳の部屋に紫陽花が咲いていた
足の踏み場もないくらい無数に
通常よりも小さめの
紫や青が溢れてゆれる
足に触れる先から、ほろほろとくずれ
空中にふわりと浮かぶ
....
顔の半分があつい
まだ冷たい机に頭をのせて
流れる雲を見る
まぶしい
顔の半分があつい
窓を少しあけて朝の風をあびる
まぶしい
おはよう
おはよう
りんごをむいてゆくと
白のりんごになって
赤のりんごはぺらぺらの
シートにかわった
僕は白いりんごに驚いてしまって
赤のシートに名残惜しそうに
名前をかいた
りんご ....
高台には屋敷が立ち並び
たっぷりとした敷地の中に
余裕ある構えの家
庭も広く松、竹、欅と
幾つもの樹木を植え
その敷地を俗世と断ち切るべく
高い壁がとり ....
灼熱の片隅で
擦れ合う声とこえ
喧噪が
水のように
ふたりを追いかけてくる
ことばが
喧噪に濡れながら
絡みつく薄い皮膜
喧噪が証明する
わたしたちは一人という事実
けれど ....
女は男に従うべきだ
角を出してはいけない。
女は愚かで弱いものである。
家庭が丸く治まらない。
女は法にしがみつく
法は人の為にあるもので
人が法の為にあるのではない。
法は破るため ....
一匹の猫が毛をくわえてなめながら
道路端で毛づくろいをしている
通り過ぎる車の行き先をどこかしれっと見つめているようで
彼の行き先は誰も知らない
道端で死骸となった小動物をいく度も見て ....
あんこあんこあんこあんこあんこ
あんこあんこあんこあんこあんこ
ぼくは何故あんこを5回ずつ
計10回もあんこと唱えているかわかるかい?
それはだね、尻尾まであんこたっぷりのたい焼きを
....
好きになれないことが
かなしくて さびしくて
人に恋をした
一方通行でもかまわない
恋に恋してるだけ? 上等さ
何でもいいから
あなたを愛させて
3382 3383 3384 3385 3386 3387 3388 3389 3390 3391 3392 3393 3394 3395 3396 3397 3398 3399 3400 3401 3402 3403 3404 3405 3406 3407 3408 3409 3410 3411 3412 3413 3414 3415 3416 3417 3418 3419 3420 3421 3422
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