ふわふわの雲の上を
歩いて
ふわふわの心に
着地する。
くるくる風車は
回り
くるくる目玉は
回る。
欲しいものを1つ上げよう
と言われても
私のような者には
勿体無いお ....
きのうなくしたのは
かげふみしたきおく
なしくずしのあした
いつまでもこうして
でぐちをみないふり
ひからびたどうこう
らくになったつもり
かすかなしょうどう
なにもないからっぽ
....
うすももいろの花びらが
いちまい その色のまま おちる
その ひとひらは かるすぎて
ことばも おちる
初夏の陽射しに刺し貫かれ
薄片(はくへん)は
くものまの 空に吸われ
いちまい ....
<上>
暗中模索のキッチンで
夜食を見つけて意気揚揚
紆余曲折のビール腹
逆三角の栄枯盛衰
横行闊歩の食欲を
抑えられない艱難辛苦
気宇壮大の体脂肪
Gパン入らず苦心惨澹
....
ぶらあん ぶらあん ぶらあん
ハイッ!
「ぶらあん ぶらあん ぶらあん」
ヨシッ!
ぶらあん ぶらあん ぶらあん
ハイッ!
「ぶらあん ぶらあん ぶらあん」
ヨシッ! ....
あいつらはもしかしたら
きみが鳥に見えたのかもしれないよ。
とてもあの日きみは自由だったから。
あたらしい世界は
きみがまぶしそうに太陽を覗く指の
すきまから生まれたんだ。
....
綿毛布 包まれしばし まどろむ
真夜中に目覚める度に愛猫じゃれつき
考え込むと眠くなるそれだけの器の人
のびた髪 娘の輪ゴムでおだんご頭に
レンアイと寂しさはボ ....
{引用=
身近に抱き合えば体ひとつ
こんなにも大きなあなたは
またわたしよりも遥かに
小さなものだと思う
腕におさまらない広い肩は
狭くこごまってわたしに甘え
触れる肌は当たり前 ....
悲しみと
同居する心は
未だ渇きが取れず
潤いの水を
求めていた
渇きを
癒すため
荒れた土地を
さ迷う
此処には
潤してくれる
水なんて無いのに
見当違いの
場所に ....
がんばることは
大切なこと
でも
そのことで
頭がいっぱいになってしまうことがある
何を
急いでいるのかな
何を
あわてているのかな
がんばりすぎるのは
あまり
いいもの ....
この世に
生まれてきた
私に
ありがとう
何事もなく
今まで
生きてきた私に
ありがとう
わがままだろうと
そうでなかろうと
あたたかく
自分を
優しく見守った私に
....
私の夢が破裂して
遠い所にあるのを知った
私に黙ってわたしは
探しにゆこうとするだろう
私は私が欠けたことに気づいて
わたしに戻れと泣くだろう
早く戻れと泣くだろう
夕闇が
....
昼間の月はあんなに高く
路上の吐血はあんなに紅く
廃墟のバラはあんなに脆く
朽ち果てた大聖堂で
福音は
悪魔の口から洩れ聞こえる
23時45分発の列車に乗って
窓から零れ ....
時が満ちて時が下る
泣いたり笑ったりする間に
スカイツリーが完成して
僕は誕生日を迎える
見失うことを恐れて
見出すことが出来ない
ヘッドフォンから流れる音楽
目の前で見過ごしている ....
ことばが
わたしのように
かがやくとき
んだべがな
とおもっている
んだべ
とだけおもえば
いいものを
がなが
じゃまをしている
がなはまもの
が ....
君はもう忘れてしまっただろう
私ももう忘れてしまったから
ランドセルを投げ出して
入り込んだあの家は
もう今じゃ見つかりっこないね
大きくなるにつれて
何でもできるようになると思っ ....
青く繁る
高い木の枝から
飛び降りた
木漏れ日に
初夏の
水面が見えたのだ
水面に届くまで
永遠に続く
夏の思い出が
いま一瞬の
出来事のように
落ち ....
産声が「こわしてください」だったら救われただろうかとか考える若い午後
台所で僕はカフェオレを飲んでいる、また何か考えている、言葉が疲弊していくのもしかたない、今までもだいぶ酷使してきた、リビングにあ ....
真顔で最高のジョーダン言うヤツには勝てねえよ
だってサイコーだもんな
夜が好きなヤツはたいてい月を夢見てる
だってこのシチュエーションから見る月ったらサイコーだもんな
なあ ....
私は歩く
歩く体として
私は私の思いでなくさせられた
ああ 私は夢だ
空として 走る
走る 真っ白だよ
そうさ 灰色だから私は 殺す
私でいたい あんたへと
あいするのは
とても体力のいることですから
あいそうと
力まなくても
いいとおもいます
あいして
あいされなかったときに
それでもいいや
と
おもえる余裕が
自分にないうちは
....
いったいどうやって忘れたらいいだろう?
すべてはたしかにここにあったのに
いったいどうやって忘れたらいいだろう?
空白は暴力で
暴力は痛みだ
痛みは実体としてここにあり
ここにあるもの ....
頭を胸のなかにいれて
ただしい頭蓋骨のかたちをおぼえる
そのあいだじゅうあなたはずっと息をひそめていた
かるいからだを持ち上げて
ただしい体温のおもみをおぼえる
そのあいだじゅうあなたは ....
僕に惚れてくれてたら
良かったのにね
カントリーガール
でも何度も性懲りもなく
あの手の奴らに惚れて
泣いて
もう僕に惚れてくれたって
君を幸せに
な ....
い きながら えて
いきながらえ る
いき ながらえ て
いきながらえ る
いきな がら えて
いきながらえ る
いきながら えて
いきながらえ る
ぼくは残念ながら男性なので
女性の身体のことはわからない
まして妊娠や出産のことなどなおさらわからない
数日前から妊娠中の妻が
お腹の中で なにかが動いているのがわかる
まるで魚が跳ねて ....
汚れた染みを
拭き取りたいと
手にしてしまうは
濡れたティッシュ
引っ張れたのは
切れ端だけで
ちりぢりになる
紙片がまた
染み入るために
また汚れてく
卵に言葉を教えた
教えた言葉を
卵はすべて覚えたけれど
口がなかったので
話をすることはなかった
雲が形を変えながら
夏の空に消えていく
わたしが生まれてから
何度も見たそ ....
わたしのむねのおくをのぞいて
ひとよりすぐれているといふ
じぶんをみつけてぞっとした
つくえのひきだしがちゃがちゃで
だいじなノオトがみつからない
いいこといっぱいかいてたの
それはひ ....
死んでしまいそうで
誰か助けてくんないか
....
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