顔を上げたらそこにいて
手を伸ばしたら触れることが出来て
正しいことをしたときには
えらいねと言ってほしかったのです
どんなときにも たのしみを

これが あたしの
ポリシーだ

たのしくなけりゃ 人生
おくっている 意味がない

にんげん たのしむ
ために 生まれてきたんだ

たとえば くるし ....
庭に出る
土蔵に這う蔦
蔦に絡まる男
死をまとった男が動き
辺りに美を放つ

扉を開く
路上に咲く貴婦人
貴婦人の厚化粧
紅が滴り落ち
鳩と同化する

一本の直線
石灰で描か ....
強い光の中では

目が眩んで見えなくなる

暗闇の中じゃ

己ずと知れたこと

そんな程度の視野から見るものを

どうして信ずる事が出来る

全てを見る事の出来ぬ目 ....
疾風夜

薔薇の鎖 風を閉じ込めた部屋
揺れる群青の窓辺で僕は、白い羽根を広げる
静かに散る、金色の唄 か細い息で、世界地図を描く
指先に砕けた、きみの肖像 土と血の味が、にじむ
歪んだ外 ....
ここは
自由の国
掟も
常識もない

極楽だけの場所
そう
ここは
楽園なのだ

長生きしたものが
魂を
永遠に葬る場所

ここは
亡くなった者たちの
極楽の場所なのだ ....
夢への旅が
今始まった

ここからは
自分との戦い

自分への
新しい人生への
旅立ちでもある

夢への
終着駅までは
まだまだ遠い

必ず
手にしよう
夢という名の切 ....
長く
生きたものたちよ
ここは
お前たちの魂を葬る
天の世界だ

何も
苦しむこともなく
悲しむこともなく
滅んだ魂を
休ませるがいい

安らかに
眠れ
亡者たちよ

 ....
めぇだば
いたやんどこさの
おんちゃだべさねぇ

すんばらぐ
めなんだら
よぐさもはぁ
おがったもんだでなぁ

まんだ
ごんじょぱって
おどっさ
おがちゃのえごとも
あちゃむ ....
海の青さが
 空を染めるのか
空の青さが
 海を染めるのか
議論する
 青虫たちは
次々に蛹になって
 議題のことは忘れて
空を飛び海に沈んだ
アブラムシ襲来!
来たれ てんとうむしの勇者たちよ
瀕死の 我がハーブ園を救ってくれ

グレン・グールドのバッハが聴こえてくる
5月の昼下がり
晴天
 吉岡実が彼の下痢のことを書くと
 それがちゃんと
 詩だってことになんのに
 僕が彼女の下痢のことを書くと
 それじゃやっぱ
 詩だってことになんない
 どうしてですかね

 それは ....
  とおい七月の或る日、
  失踪してしまったひとがいる。
  ぼくの知らない
  東京の女の子。もしかしたら、
  新聞で読んだことがあるかもしれない。



  漫画を読んでい ....
おれは
生きる


首を吊った馬鹿者や
身投げした愚か者や
そんなやつらに
用はない


死という
ひどく現実離れした
その事象だけが
他者に悲哀を強いるだけであって ....

からだじゅうの隙間という隙間に
硝子の欠片を
ぎりぎりと押し込まれているような気がして
目が覚めた
いつの季節でも
朝の光は鋭く皮膚を切り裂いてくる
光が当たって切れてしまったところ ....
正しい心
純粋な心
素直な心

心はいつも三拍子
心はいつも揺り篭
心はいつも右回り

笑って
明るく
楽しく
スーツケースが届いた

近々 海外へ行くためのものだ

中くらいのものを買ったのに
その大きさにおどろく

と 共にあたしに目には
旅支度をしている自分ではなく

家を出る 準備を ....
水面に映る世界を眺めている
しかし
水面より下から眺めている
浅く緩やかな水の底から
O嬢は
東へ流れ行く雲を
光をさえぎる緑を
群生する植物の悪意を
水面越しに眺めている

時に ....
私の中の音楽達は皆
荷を詰め込んだトランクをもって出ていきました
だから今は
産まれたてのように静かです

ただ目に映る春をのぞいては
モモ、
去るなら
痕跡を置いていかないで

モモ、
居るなら
私のことをかんがえて

モモ、モモ

モモ、
許して
忘れるのがこわい

モモ、
許して
忘れられない ....
崖があり
陸はそこで終わり
振り子運動の仕掛けとして
ボールがひとつ手元にあり
結わかれた紐のもう一方は
斜め上空の
実在しない高さにまで
続いているのだという
手を放すとボールは
 ....
考えもしないまま外に出かけると、軒先にそのまま戻ってきた。私だけが孤独な人間なのかも知れないと思った。ああ楽しめることなどないのだろう。憂鬱なのだと思いこまされている道を仰げば、日曜日は人が行き交って .... 私はいつも考える
夕闇として読み進む 私は
私は私を読み進めさせられていたのかもしれない
言葉を 私は 本の 主人公として

誰一人知らない 日記を
私が読むとき 君は元気で暮らしていたの ....
F1モナコグランプリを見つめている

レースが始まると一斉に

相似のコースどりをうねらせて

バトルの河がながれだす

胸のつかえをとるには

F1の精密なバトルを見つめるに限る ....
 
 
スーパーにいくと
果物ばかり買ってくる

もう一人
いるみたいに

声はしないのに
それはたしかに

+

骨をのこして
魚はいってしまった

これが最後です
 ....
黒紅色の空が
私に重たく圧し掛かるのだよ

ああ
誰か、誰でも良いんだよ

小さい針穴でも開けてはくれないかい

もう私は
手足さえ動かせない

動けば絡み付くようなタール
 ....
待つことは得意で
この部屋に漂うちいさな粒たちを見つめている

名も知らぬ六等星のような
ささやかな薫りでこの額を満たし
右足の小指が凍り付く夜には
息を吸う度に、
わたしの声帯を傷付け ....
買いたい物はもうない
必要なものはもう全て揃ってる

マンションはワンルーム
冬の寒さに震えることもない

車は国産の軽自動車
ちゃんと走る

携帯、パソコン、デジカメ、冷蔵庫
テ ....
もの憂いのには もう飽きた

あかるいうたを 謳いたい






夜明けのまえが なお暗い

とはいえ わたしは しっている

こごったような 濃紺の

ぴちりとパ ....
下降していくカラスが
田んぼの土手を
はいあがる虫を食べている

田植えの前に掘りおこされ
苗が植わるように綺麗にならされる土

地中から 土と共に掘り起こされた虫が
待ち構え ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あなた瀬崎 虎彦510/5/17 18:21
どんなときにも たのしみを森の猫2*10/5/17 17:47
アンビバレンス小川麻由美3*10/5/17 17:37
知覚蒲生万寿0+*10/5/17 17:30
疾風夜岡崎師210/5/17 17:14
楽園そよ風さん2*10/5/17 15:15
2*10/5/17 15:12
わが身は永遠に3*10/5/17 15:09
あんずましぐねまるばばえんた板谷みきょう3*10/5/17 14:16
議題國朗0+*10/5/17 13:41
急募てんとうむし様冬野 凪1*10/5/17 12:33
ムーンドロップ藪木二郎010/5/17 11:30
七月草野春心010/5/17 10:13
生きる寒雪110/5/17 8:56
モーニング・モーニング吉田ぐんじょ...1010/5/17 6:50
大切な命だからペポパンプ3*10/5/17 5:37
スーツケース森の猫1*10/5/17 4:20
オフィーリア瀬崎 虎彦210/5/17 2:59
代謝瑠王7*10/5/17 2:15
モモはるな010/5/17 1:53
ながいき砧 和日410/5/17 1:41
夏の現実番田 010/5/17 0:14
本と私110/5/17 0:13
新しい象徴吉岡ペペロ610/5/17 0:01
呼び名小川 葉4*10/5/16 23:51
黒紅色のいのせんと010/5/16 23:46
明星あぐり5*10/5/16 23:11
資本主義の終焉ネット詩の悪...410/5/16 23:04
意志を表明する笠原 ちひろ11*10/5/16 22:57
土と虫砂木15*10/5/16 22:49

Home 戻る 最新へ 次へ
3372 3373 3374 3375 3376 3377 3378 3379 3380 3381 3382 3383 3384 3385 3386 3387 3388 3389 3390 3391 3392 3393 3394 3395 3396 3397 3398 3399 3400 3401 3402 3403 3404 3405 3406 3407 3408 3409 3410 3411 3412 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.58sec.