人生なんて冗談でしかないって
お偉い先生が言っている。
そんなことは地平線まで見える丘に立ちすくんでいる下々の者である僕らにはとんと実感がありません。
大きく言えば 人生って 今生きているこ ....
小さい頃に
知的障害者の姉に
あほ って言えた自分がすきだ
叩きあいのけんかをした時の
自分の涙がすきだ
背負っている気がした
重かった
それは違うと諭されて
歩いていた道が消えた ....
人は血を流せば
死ぬ!
仮想現実が廃墟と化した
人々の精神から出現し
延髄をなで切りにして
呼吸を止めてしまう
友よ
おれは決して
悪魔と契約を交わしたわけじゃ ....
からだは正直なのに
わたしはことばを
つかうせいでうまくいえない
声の高い低いで
感情を伝えられたら
もっと楽なのに
バスルームから走り出て
受話器を取り上げた
声を聞くだけで ....
人を顔だけで判断するのならば
心の綺麗な人は
極僅かしかいないだろう。
人を髪だけで判断するのならば
信念の一本、真っ直ぐ通った人はあまりいないだろう。
人を手だけで ....
妄想の残骸と 覚醒の余韻の 間で 猟銃を構え 隠れ
祈るように 待つんだ
弱々しくても 灰色や黒色でも やがて射す
光の意味合いを 希望と 呼べるように
狙うんだ
....
夢は明日見たもので、
昨日見た夢はすでに
水引草の風が立つ丘に
順々に並ぶ透明な太刀魚のように
明日に向かって発射されていく
こわいこわい全てに向けて
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幽霊坂という名前の坂は、東京都内にいくつも点在、
していて、神田淡路町、目白台、三田、田端など、に
ある。これらの幽霊坂は昼なお薄暗く幽霊でも、出 ....
私は透明人間だ
世界に 立ち続けさせられた
そう 私は透明人間なのだろう 世界に
体を探し続けた 私として
反射した 光を探させられた
光は 体を 躊躇した
私ではない きらめきを 立 ....
ひとり窓を見つめて立ちつくしていると、雨風が吹りしきっていた。緑色をしている雲なのかもしれないと思えた。青色をしているところは、港の方からの色だったのかもしれない。曲がり角を曲がりながら、道を探してス ....
若葉 舐める
冷ややかな朝露
春の青空の下 ささやかな背徳
私の左腕のように
彼の肌は傷付いていた
固まってしまった体液があり
それが彼の悲しみだと知った
悲しみには悲しみで応えよ ....
抱きしめた彼女が
いいにおい
もったいなくって
息吸いっぱなしで
胸がぷかぷか膨らんだ
苦しいのだ
彼女がここにいるから
悲しいのだ
嗅覚の記憶は
抱きしめた彼女 ....
あなたは生きるために日本を出ていった
ポストカードはいつも滞在地の言葉だった
ワールドカップはどこでみるの?
私は日本語で返事を書く
ここがSFの世界なら
あなたはもうこの星にさえい ....
つかれた夜に
化粧を落とす
丁寧に泡立てて顔を洗う
せっけんのにおい
シャンプーを流すときに目を閉じて見える色
鼻歌
そして、熱唱
バスタオルに顔をうずめる
パンツ ....
朝焼けの練色が射し込む砂丘に
一人立ち尽くすと僕は日時計になるのです
河口の方向に伸びる長さで季節を知ると
はき出す息の色が
まっくろな海のうえに
浮かぶのです
明日、がどこかではない ....
血を吸う代わりに
命を懸ける
ただで
いただく
訳ではない
俺の命は安くないぜ
たかが蚊といえど
命を燃やす
己の命を
翅に乗せ
人間の掌を
かいくぐる
運が悪けりゃ
手 ....
伝わらない言葉でしか
想いを表せないことに
気付いた夜
意見の違いを
言い争えず黙る
気まずさ
だいじょうぶ まだまだ いける
やわらかに しみこみ
やわらかに とけゆく
これでも いい もっと もっと
それでも いい だいじょうぶ
だいじょうぶ
はるの ほんのすこ ....
ゆだんをしていると
ついらくなほうへ
ついらくのほうへ
ゆだんをしていると
つらいくのほうへ
ついらくのほうへ
ゆだんをしていると
つくろいのほうへ
ついらくのほうへ
ゆ ....
耽美派の教師になる
ロシア・アヴァンギャルドの為にレーニンの死を憐れむ
マレービッチの黄色い無限の彼方を目指す
フォンタナのようにキャンバスをナイフで裂き3次元にする
マン・レ ....
鍵がないことに気が付いて
ドアノブに手をかけると
抵抗もなくドアは開いた
一度振り返ってから中に入る
靴は脱ぐべきだと思いながら
リビングにつながるドアを開けると
見たことのない女が水 ....
命が終わるの言葉
死後の世界を信じていても
私がそこに行けるとは思えない
家まで歩いて帰ると
2階の窓からきみが外を見ていた
私は今まで何を求めてたのだろうか?
誰に憧れ
何を求めてたのだろう…
何も求めず
ただ時が過ぎ
風化した記憶を
寂しい眼差しで眺めていたい
それだけのはずなの ....
お前自由を愛して
羽根をもがれるのは嫌だとか訳分かんない理屈で
あの娘を捨てたんだろう
....
この黄金の下に集え
薫る風の導きに従い
歓びの羽音を轟かせよ
帝国の女王たちよ
その初子たる娘たちよ
この聖奠にあずかるがいい
光の結晶であるこの聖体をもって
そなたらは御国の世継ぎであ ....
忘れてはならないものらしい
愛した男の名前と
その男を奪った女の名前
そして事の顛末一切合切と発せられた言葉の一字一句まで
こんな近くに勤めているとは思わなかった
東神田の交差点を右 ....
夜遅く、ひとりで湯に浸かっていると 突然、ふぐりにヌメッとしたものが触れたので あれ、おかしいな 何かいるのかなと俯いて湯の中を見ても これが何もいない 気のせいか このところ出張ばかりで俺 ....
落ちていくスピード
愛する気持ちは何ものからも自由だと
いっていたくせに(いっていたくせに)
重力にからめとられて
顔を上げたらそこにいて
手を伸ばしたら触れることが出来て
正しいことをしたときには
えらいねと言ってほしかったのです
どんなときにも たのしみを
これが あたしの
ポリシーだ
たのしくなけりゃ 人生
おくっている 意味がない
にんげん たのしむ
ために 生まれてきたんだ
たとえば くるし ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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